ミラクルマジカルガール

どんぐり

楽しい七夕祭り!夢、叶いますように!(脚本)

ミラクルマジカルガール

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〇教室
  7月最初の日。
榎木麻衣「さて、いよいよ7月が始まりました。夏休みも始まりますが、気を緩めないようにしてくださいね」
春野桃子「もうすぐ七夕ですね、先生」
榎木麻衣「そうですね。今年も学校で七夕飾りをして、金曜日に笹を飾ろうかと思います」
大久保樹「先生、笹運びを手伝ってもいいですか?」
榎木麻衣「構いませんよ。でも、ちゃんと指示に従ってくださいね」
夏木藍衣「そういえば、駅前商店街でも七夕イベントがあると言ってましたよ」
榎木麻衣「そうですね。先生も市の広報読んでますよ」
秋月萌黄「その日、晴れるといいですね」
冬元茜音「てるてる坊主、いっぱい作らないと!」

〇魔王城の部屋
クライ「またとちるとは。情けなくて怒る気にもなれない」
マッドネス「別に好きでとちってるわけじゃないです」
トラジディー「じゃあ、ぼくちゃんが行きますかね」
クライ「お前、できるのか、トラジディー?」
トラジディー「もちろんです」
クライ「じゃあ、お前に託そう」
トラジディー「それじゃ、行きますかね」
クライ「健闘を祈るぞ」

〇リサイクルショップの中
  放課後。
ジョイフル「珍しいね。月曜日なのに早いじゃないか」
春野桃子「今日は、先生たちの研修があって、午後の授業がなかったの」
グレートフル「なるほど。先生たちも大変なんだね」
ジョイン「桃子ちゃんたち、修学旅行はどうだった?」
春野桃子「3日間、楽しかったよ!お土産も大好評だった!」
夏木藍衣「神社でお参りもしたし、ヨット体験も楽しかったわ!」
秋月萌黄「旅館で見るテレビも悪くなかったわ!映画も音楽番組も楽しかった!」
冬元茜音「水族館も楽しかったわ!」
ファイン「お土産もありがとね!」
ジョイン「旅行って、楽しいわよね!」
冬元茜音「そういえばいよいよ七夕が近いわね!」
ジョイン「お願い事を短冊に書いてつるすって、素敵よね」
ファイン「七夕の夜、晴れないと彦星と織姫は会えないのが残念ね」
ジョイン「そうね」
グレートフル「兄さん、てるてる坊主作った方がいいな」
ジョイフル「晴れてくんなきゃ七夕じゃないもんな」
ジョイン「そうね。ところで、ほかには何かあった?」
夏木藍衣「この前は結婚式の前にジュニアバスケの試合があったの。結構頑張った分、勝ててよかったわ」
秋月萌黄「この前はうちのダンスクラブがこの前のコンテストで佳作に選出されたの。今後もブラッシュアップを目指すわ」
冬元茜音「私たちもこの調子でブラッシュアップしましょう!」
春野桃子「そうね!」

〇教室
  数日後。学校では七夕の行事が行われた。
榎木麻衣「さて、いよいよ七夕が近づきました。皆さん、どんなお願い事を書きましたか?」
春野桃子「私は、「手芸がもっと上達しますように」と書きました」
大久保樹「俺は「プログラマーになりたい」と書いたよ」
夏木藍衣「私は、「両親が帰ってきますように」と書きました」
秋月萌黄「私は、「ダンスがうまくなりますように」と書きました」
冬元茜音「私は、「料理がうまくなりますように」と書いたんですよ」

〇シックなリビング
  七夕まつり前日の金曜日の夜。
春野桃子「ママ、パパ、お休みなさい!」
春野正幹「おお、もうお風呂入ったのかい?」
春野雫「明日の七夕祭りが楽しみなんですって」
春野桃子「友達と行くんだよ!」
春野正幹「人が多いから、気を付けてね。何かあったら係の人に言うんだよ」
春野雫「私たちに忘れずに電話してね」

〇綺麗なリビング
大久保樹「じゃあ俺先風呂入るよ」
大久保昭雄「おや、どうしたんだい?」
大久保美来「なんでも、明日の七夕祭りが楽しみなんですって」
大久保樹「桃子たちと一緒に行くんだ!何かあったら連絡するね」
大久保昭雄「気を付けてね」
大久保美来「明日、晴れるといいわね」

〇おしゃれなリビングダイニング
夏木藍衣「じゃ、お休みなさい」
夏木翼「おやすみ、藍衣。今日は早くお風呂に入ったみたいじゃないか」
夏木佳子「明日の七夕祭りが楽しみなんですって」
夏木翼「なるほど」
夏木昭雄「明日、晴れることを期待しとるんじゃよ」
夏木翼「そういえば、てるてる坊主たくさん作ってたもんな」
夏木佳子「翼も早く寝なさい」
夏木翼「うん、お風呂入っちゃうね」

〇おしゃれな居間
秋月雄二「じゃあ、俺先風呂入ってくるわ」
秋月輝子「珍しいじゃない。どうしたの?」
秋月俊「明日の七夕祭りに3人で行くんだってさ」
秋月雄二「期末頑張った自分への御褒美で、姉さんと萌黄と3人で行くんだよ」
秋月俊「そうか。それなら、しっかり疲れをいやしてきなさい」
秋月雄二「わかった」
  その後。
秋月雄二「さっぱりした。じゃ、俺寝るわ。お休み、オヤジ、お袋」
「おやすみ、雄二」
秋月輝子「響、萌黄、お風呂入っちゃいなさい」
秋月萌黄「はーい!お姉様、お風呂から出たら、一緒にテレビ見たいわ」
秋月響「そうね」

〇清潔な浴室
秋月響「萌黄、すっきりしたでしょう?私が髪梳かしてあげるわ」
秋月萌黄「お姉様に髪を梳かしてもらうの、大好きよ」
  数分後。
秋月響「一緒に歯を磨こう、萌黄」
  萌黄と響は一緒に歯を磨いた。

〇おしゃれな居間
秋月輝子「響と萌黄、お風呂済ませたのね」
秋月響「歯磨きもしたし、そろそろ寝るわね」
秋月萌黄「おやすみなさい、お父様、お母様」
秋月輝子「おやすみなさい」

〇綺麗な部屋
  響の部屋。
秋月萌黄「そろそろ始まるわね」
秋月響「テレビつけるわね。リビングじゃお父さんとお母さんが映画見てるから。これ見たら一緒に寝ましょう」
秋月萌黄「お姉様と寝るのって、久しぶりだわ!」
  TVを付けると、ちょうどドラマがスタートしていた。
紅林舞「それで、何かわかったの?」
小原淳「ああ。ある秘密をつかんだ」
秋月響「このドラマも面白くなってきてるわね」
秋月萌黄「本当ね」
  ドラマを楽しむ姉妹だった。

〇綺麗なダイニング
冬元紀彦「おや、もうお風呂入るのかい」
冬元茜音「明日の七夕祭りにあこといっしょに行くから、一緒にお風呂入るのよ」
冬元莉子「二人とも、お風呂から出たら早く寝て明日に備えなさい」
「はーい!」

〇シックなリビング
  次の日。
春野桃子「よく晴れてよかったわ」
春野雫「そうね」
春野正幹「夕方には帰るんだよ。何かあったら、スタッフさんに言うんだよ」
春野桃子「何かあったら、パパやママに連絡するね」
春野桃子「判ったわ。行ってきまーす!」
春野雫「一応お金渡すけど、何に使ったか、ちゃんと記録してね」
春野桃子「判ったわ。ちゃんと記録しておくわね」

〇綺麗なリビング
大久保樹「おはよう」
「おはよう、樹」
大久保樹「朝食食べてしばらくしたら七夕祭りに行くよ」
大久保美来「桃子ちゃんと一緒でしょ?」
大久保樹「そうだよ」
大久保昭雄「何かあったらスタッフに言うんだよ」

〇おしゃれなリビングダイニング
夏木藍衣「おはよう、おじいちゃん、おばあちゃん」
夏木昭雄「おや、もう起きたのかい」
夏木佳子「今日が晴れでよかったわ」
夏木翼「一緒に行くよ。今日僕一日非番だから」
夏木昭雄「気をつけてな」
夏木佳子「その前に朝食を摂らないとね」
夏木藍衣「そうね」

〇おしゃれな居間
秋月雄二「おはよう。よく寝たぜ」
秋月輝子「雄二、おはよう。朝ごはん用意してあるわ」
秋月俊「あとは、萌黄と響だな」
  数分後。
「おはよう」
秋月雄二「いい天気でよかったな。3人で七夕祭りに行けるよ」
秋月響「七夕まつりって、商店街でのイベントでしょう?私も楽しみにしてたわ」
秋月萌黄「しかも今日は七夕!」
秋月響「夜も快晴だって言ってたわよ」
秋月雄二「彦星と織姫も会えるな」
秋月俊「そうだな」
秋月輝子「祈りが通じたわね」
秋月萌黄「朝ごはん食べたら行くわね。夕方には家に向かう予定よ」
秋月輝子「何かあったら連絡するのよ」
秋月俊「はぐれないようにするんだよ」

〇綺麗なダイニング
「おはよう」
冬元莉子「おはよう、二人とも。今日は晴れててよかったわね」
冬元紀彦「早く着替えて顔を洗っておいで。ご飯できてるよ」
「はーい!」
  数分後。
「お待たせ!」
冬元紀彦「しっかり食べてから行くんだよ。何かあったら連絡してね」
「はーい!」

〇リサイクルショップ(看板文字無し)
  七夕まつりは、非常ににぎわっていた。
グレートフル「兄さん、僕らも出店して正解だったね」
ジョイフル「そうだな」
城之内珠璃「しかも快晴!」
城之内花江「でも、油断禁物。ダークランドが容赦なく襲撃するのは変わらないわ」
グレートフル「そうだね」
城之内花江「あ、誰か来たわ!」
春野桃子「おはよう!今日は晴れてよかったわね!」
グレートフル「おはよう、桃子ちゃん!おや、君は?」
大久保樹「俺、大久保樹.... 桃子の幼馴染だよ」
グレートフル「話は桃子ちゃんから聞いていたよ、心配してくれてたって」
大久保樹「そうだったんだ。俺、桃子のこと、応援してるからね」
春野桃子「樹君ってば、もう!」
夏木藍衣「どんどん二人の距離が縮まってるわね」
夏木翼「ここが例のお店か」
夏木藍衣「で、これが私の兄さん」
城之内珠璃「凄いイケメンね!」
城之内花江「信じられないわ!」
夏木翼「初めまして、夏木翼です。僕、実は警察官なんです」
ジョイフル「これはびっくりですよ!」
夏木翼「今日は非番ですので」
城之内珠璃「なるほど。藍衣ちゃんも立派なお兄さんがいて幸せね」
秋月萌黄「ここが例のお店よ、お兄様、お姉様」
秋月雄二「なかなかいい雑貨店じゃないか」
秋月響「私もここの常連になろうかしら」
城之内花江「よく来たわね、萌黄ちゃん」
グレートフル「いらっしゃい。おや、その人たちは?」
秋月萌黄「お兄様とお姉様よ」
秋月雄二「どうも、初めまして。俺、萌黄の兄の雄二っす。こっちは姉っす」
秋月響「初めまして。妹がいつもお世話になってます。私は、萌黄の姉の響です」
グレートフル「萌黄ちゃんは、お兄さんとお姉さんがいて、幸せだね」
秋月萌黄「そうかなぁ.....」
城之内珠璃「素敵ね....!」
秋月響「私は演劇部員。公演は、いつも満員御礼。今度、見に来てほしいですわね」
城之内珠璃「絶対見に行きます!」
秋月雄二「姉さん、俺は英語部で結構英語ブラッシュアップしてるぜ。英検とかにも逐次トライする予定だ」
秋月響「英検やトエックといった資格は、きっと進路開拓に役立つわ」
秋月雄二「姉さんは、将来役者とか目指してるだろ?専門学校とかもあるぜ」
秋月響「検討してみるわ」
城之内花江「萌黄ちゃんも、いつかは立派なダンサーになれるわよ!」
秋月萌黄「私、いつかはお姉様やお兄様を超えるわ!」
秋月響「期待してるわよ!」
冬元あこ「ここがあのお店なの、お姉ちゃん」
冬元茜音「そうよ」
城之内花江「茜音ちゃん、いらっしゃい。あら、妹さんかしら?」
冬元あこ「初めまして、冬元あこです」
冬元茜音「私の妹で、同じ学校の1年生よ」
城之内花江「可愛い妹ね」
冬元あこ「私は、お姉ちゃんのこと、好きなんですよ」
冬元茜音「私だって、あこのことが好きよ」
  大いに盛り上がる店内だった。

〇ショッピングモールの一階
  駅前のショッピングモールも大盛況だった。
江口充「僕の兄さんを紹介するね」
江口智「初めまして。僕は、充の兄の智です」
春野桃子「初めまして、春野桃子です。誕生日、絵本ありがとうございました。お礼を言うのが遅くなってすみません」
夏木藍衣「初めまして、夏木藍衣です。こっちにいるのは兄の翼です」
夏木翼「よろしくお願いします」
大久保樹「俺もいるよ。大久保樹さ。桃子と俺は赤ちゃんの頃からの幼馴染でさ、家も隣同士なんだよ」
春野桃子「樹君ってば、もう!」
秋月萌黄「初めまして、秋月萌黄です。こっちは兄と姉です」
秋月雄二「萌黄の兄の雄二です」
秋月響「萌黄と雄二の姉の響です」
冬元茜音「冬元茜音です。江口君のお兄さんって、素敵ですね!ちなみにこっちは私の妹のあこ!」
冬元あこ「よろしくお願いします」
  江口兄弟と、すっかり打ち解けた桃子たちだった。
春野桃子「あそこの笹に短冊飾れるから、みんなでお願い事書かない?」
冬元茜音「いいわね!せっかくの七夕祭りですもの!」
大久保樹「そしたら昼食にしようよ!七夕そうめん食べなきゃ七夕じゃないし!」
  一行は、七夕に願い事を書いたのち、昼食にすることにした。

〇ショッピングモールのフードコート
  一行は、ショッピングモールの中で昼食を摂ることになり、七夕そうめんとてんぷらの盛り合わせを注文した。
春野桃子「七夕そうめんって、七夕の風物詩なのがうれしいわよね。今夜はママが七夕ちらし寿司作るから、楽しみよ」
大久保樹「よかったじゃないか」
春野桃子「私は、短冊に「手芸が上達しますように」と書いたの」
大久保樹「俺は「プログラマーになりたい」と書いたのさ」
夏木藍衣「私は、「両親が帰ってきますように」と書いたの。連絡してるから大丈夫よ」
夏木翼「藍衣、きっと両親は帰ってくるさ」
夏木藍衣「もし帰ってきたらその時は歓迎会しましょうよ」
夏木翼「そうだな。友達も誘うのも悪くないしね。ちなみに僕は、「昇進がうまくいきますように」と書いたんだ」
秋月萌黄「私は、「ダンスが上達しますように」と短冊に書いたわ」
秋月雄二「あの七夕飾りは誰でも願い事が書ける。俺は、「英語上達祈願」と書いた」
秋月響「私は、「女優志願」と書いたわ。演技の勉強をすべく、専門学校とかを検討してるわ。女優になって、有名になって見せるわ」
秋月雄二「夢、応援するぜ」
冬元あこ「私は、「泳ぎがもっとうまくなりたい」と書いたわ、お姉ちゃん」
冬元茜音「私は、「ずっとあこといられますように」と書いたの」
冬元あこ「恥ずかしいよ、お姉ちゃんってば!」
  大いに盛り上がる一同だった。

〇ショッピングモールの一階
  やがて午後になると、七夕まつりは大いに盛り上がっていた。
秋月雄二「及川!お前も来てたのか!」
及川茂「雄二!僕も来てたのさ!」
秋月萌黄「茂さんね。話はお兄様から聞いていたわ」
秋月雄二「ああ。同じ学校の同級生で、俺の幼馴染みだ」
秋月響「動物園でお父様が働いてるんでしょ?」
及川茂「ああ。隣町の動物園で働いてるんだよ、僕の父さん」
秋月萌黄「その動物園、遠足で行ったわ!」
及川茂「雄二、今回の期末大変だったな。手ごたえは?」
秋月雄二「何とかうまく行けた気もする。連立方程式に悪戦苦闘したけどな」
及川茂「もうすぐ夏休みだ。夏休みの宿題も早いうちに手をつけないと、大変なことになる。去年みたく、先にまとめて片付けるぞ!」
秋月雄二「そうだな。萌黄にも伝えておく」
秋月萌黄「お兄様、聞こえてるわよ」
及川茂「じゃ、月曜にまた学校で会おうよ」
秋月雄二「そうだな。じゃあな!」
妹尾里佳子「響!あなたも七夕祭りに来てたのね!」
秋月響「里佳子!あなたもいたのね!」
妹尾里佳子「これからちょっとコスメショップ行かない?このショッピングモールのコンビニのバイトのシフト、今日ないし」
秋月響「もちろん、行くわ。萌黄も行く?」
秋月萌黄「もちろんよ。たまにはお化粧も悪くないしね」
秋月雄二「じゃあ、俺、近くのベンチで休んでるわ」

〇大きいショッピングモール
トラジディー「いいですねぇ、七夕ってものは。これから僕ちゃんが恐怖の世界に染めて差し上げます。行きなさい、ディザスター!」
ディザスター「ディザスター!」
トラジディー「あれにとりつくのです!」
  ディザスターがとりついたのは、バッタだった!
ディザスター「ディザスター!」
  広場はパニックに陥った!

〇ショッピングモールの一階
春野桃子「あの音は!?」
夏木藍衣「ミラクルマジカルウォッチが鳴ってるわ!」
夏木藍衣「ダークランドが出たわね!」
春野桃子「すぐに行きましょう!」
大久保樹(桃子、頑張れよ!)
夏木翼「おい、どこ行くんだ、藍衣!」
夏木藍衣「話は後!そこで待ってて!」
秋月萌黄「お姉様たち、冬元あこちゃんをお願い!」
秋月雄二「どこ行くんだ、萌黄!」
秋月萌黄「今答えてる暇はないの!」
秋月響「あの子、大丈夫かしら?」
秋月雄二「とにかく、今は無事を祈るしかないな」
冬元茜音「あこ、萌黄の姉さんたちの言うことを聞くのよ」
冬元あこ「お姉ちゃん、一体どこへ行くの?」
冬元茜音「話は後よ。今はお兄さんとお姉さんの指示に従って」
冬元あこ「わかったわ」
  桃子たちは、ディザスターの発生場所へ向かった。

〇大きいショッピングモール
トラジディー「これは傑作!ディザスター、一気にパニックに陥れて下さい!」
春野桃子「やっぱりあなただったのね!」
トラジディー「いかにも。僕ちゃんはトラジディー。ボスのクライ様の忠誠なる部下。今日こそあなた方を倒して見せましょう!」
春野桃子「あなたの思い通りにさせないわ! みんな、変身しましょう!」
「オッケー!」
春野桃子「ミラクルマジカルチェーンジ!」
「ミラクルマジカルチェーンジ!」
チアフルスマイル「チアフルスマイル、可愛く登場!」
チアフルシック「チアフルシック、可憐に登場!」
チアフルポップ「チアフルポップ、元気に登場!」
チアフルエレガント「チアフルエレガント、美しく登場!」
「私達、ミラクルマジカルガール!」
チアフルスマイル「みんなの笑顔と幸せ、守ってみせる!!」
トラジディー「やっとお出ましですか、ミラクルマジカルガール。やっちゃいなさい!」
「ディザスター!」
チアフルスマイル「みんな、ハートパワーニードルをミラクルマジカルステッキにセットして!」
「オッケー!」
  4人は、ハートパワーニードルをミラクルマジカルステッキに装着した。そして、攻撃を開始した。
チアフルスマイル「たぁーっ!」
チアフルエレガント「それっ!」
ディザスター「ディザスター!」
チアフルシック「それっ!」
チアフルポップ「行くわよー!」
トラジディー「バカな!こんなにパワーアップしてるとは!」
チアフルスマイル「トドメよ!チアフルスマイルアターック!」
チアフルシック「チアフルシックアターック!」
チアフルポップ「チアフルポップアターック!」
チアフルエレガント「チアフルエレガントアターック!」
「ミンナハッピー.....」
「みんな明るく、」
チアフルスマイル「笑顔♪」
トラジディー「く~、ミラクルマジカルガール! 覚えてなさい!この次はそうはいきませんからね!」
春野桃子「さっきのディザスターは、バッタだったのね」
冬元茜音「それはとにかく、早く戻りましょう!」
  4人は急いでショッピングモールに戻った。

〇ショッピングモールの一階
夏木翼「まったくもう、どこ行ってたんだよ。心配したんだよ」
春野桃子「どうもすみません」
夏木藍衣「ちょっと事情があったのよ、兄さん」
大久保樹「藍衣の言うとおりですから、何とかわかってください」
夏木翼「しょうがないなぁ」
秋月萌黄「遅くなってごめんね、お兄様、お姉様」
秋月響「心配したのよ」
秋月雄二「まったくもう、俺なんかあこちゃんの相手するの必死だったんだからさ、急にいなくなるのはまずいよ」
冬元茜音「私からも謝るわ。あこ、心配かけてごめんね」
冬元あこ「お姉ちゃん、今度おいていったら承知しないからね!」
及川茂「いいじゃないか、雄二。萌黄ちゃんたちもいろいろあったんだし、許してやれよ」
秋月雄二「そうだな。お前の言うとおりかもしれないな、及川」
冬元茜音「あこ、あとで本当のことを話すからね」

〇一戸建ての庭先
  その夜。
春野桃子「満天の星空がきれいね!」
大久保樹「彦星と織姫、今頃何やってるだろう?」
春野桃子「きっと、1年越しの会話かもね」

〇魔王城の部屋
クライ「しくじるとは何事だ!」
トラジディー「はい、どうもすみません」
クライ「お前はしばらく引っ込んでろ!」
トラジディー「そんな!勘弁してくださいよ!」
メランコリー「笑っちまうな」
クライ「メランコリー、お前に汚名返上のチャンスをやる」
メランコリー「ありがとうございます」
ダークプリンセス「私も同伴させてくださいませ」
クライ「いいだろう」
  メランコリーとダークプリンセスは、ペアで奇襲をかけることにしたのだった。
  ミラクルマジカルガール、果たしてどう動くのか。

次のエピソード:ついに襲来!ダークプリンセス!

コメント

  • 人生の中で七夕の願い事が叶った覚えが無い様な気がします。←自虐

    次回はペアで奇襲ですか……。
    洗脳が解ければ優位になる事は間違いないですね。
    頑張れ、ミラクルマジカルガール達!

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