イチログ ータップノベルdeブログー

イチ

エピソード5(脚本)

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イチ

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〇電車の中
イチ「ども、イチです✌🏻」
イチ「今日はなにしよ」
イチ「もうすぐいなくなってしまうから」
イチ「今日もイケメン太郎君を呼びましょうか」
イチ「太郎くーん」
イチ「・・・」
イチ「来ない?」
イチ「仰せのままに、って言ってたじゃん!」
イチ「こんな別れ方嫌だ!」
イチ「おーい!」
イケメン三郎「呼んだ?」
イチ「誰だ、てめー!」
イケメン三郎「キャラクターからイケメン検索したら出てきたキャラ」
イチ「今日も無茶苦茶だな!」
イケメン三郎「でも、そろそろイケメン太郎ともお別れしないと、もう使えなくなるんだから」
イチ「うーん、そっか」
イケメン三郎「俺で作品作ってみ」
イチ「よし、やってみよう!」

〇闘技場
イケメン三郎「おらおらおらー!」
イケメン三郎「もう、俺に闘いを挑む奴はいねーのかー?」
ギザービーグ8世「貴様か、この神聖なるコロッサスを荒らしてるというのは」
イケメン三郎「神聖?」
イケメン三郎「はっ!笑わせんな!」
イケメン三郎「俺の妹を景品にした殺し合い場だろ!」
ギザービーグ8世「ほう」
ギザービーグ8世「貴様、あの女の兄なのか」
イケメン三郎「あの女じゃねぇ!」
イケメン三郎「シーナだ!」
ギザービーグ8世「ふん」
ギザービーグ8世「よろしい」
ギザービーグ8世「お前が勝ったら妹を返してやろう」
ギザービーグ8世「その代わりお前が負けたら」
ギザービーグ8世「一生、彼女作るなよ!」
イケメン三郎「なんだ、なんだ!それ!」
ギザービーグ8世「はは、怖気付いたか」
イケメン三郎「負けるわけねー、だろ」
ギザービーグ8世「この条件でいいな!」
イケメン三郎「負けるわけねー、けども!」
ギザービーグ8世「ビビってんな!」
イケメン三郎「一生って・・・マジ?」
ギザービーグ8世「ふははは」
ギザービーグ8世「この根性なしめ!」
イケメン三郎「や、やってやんよー!」
ギザービーグ8世「よし、では試合といくか」
イケメン三郎「お前なんかに負けるかよ!」
ギザービーグ8世「ん?誰が俺と闘うと言った?」
イケメン三郎「な、なにー?」
ギザービーグ8世「相手はこいつだ!」
イケメン三郎「な、なんだ!?」
ボトロ「ゴガガガ・・・」
イケメン三郎「なんだこいつ!」
ギザービーグ8世「ボトロ、行け!」
ボトロ「ウィー・・・ン」
イケメン三郎「ギャーッ!!」

〇黒
  ──
  こうして、俺は一生彼女が作れなくなった
  や、マジ。これ、マジなんだって。
  作ろうと思ったら、すぐ作れんだけど
  ちょ、何、その疑いの目?
  あの闘いがなかったらなー、うん。
  そ、だからね、今、彼女いないの
  え?じゃあ今日の合コン誘わないって?
  ちがうちがう、いや、ちがう、なんだろ
  これ、俺の話じゃなかったかも
  なんか、イチってやつが作った話だった気がする
  うん、そー、だから
  頼む!俺に初カノを作らせてくれ!

〇電車の中
イケメン三郎「なんだこの話!」
イチ「キミはイケメンだけど三枚目の雰囲気だから」
イチ「ヤ○チャ的な感じになっちゃったね」
イケメン三郎「狼牙風○拳でやってやろうか!」
イチ「じゃあ、次回はこの設定を使って太郎君でやってみようか」
イケメン三郎「ムリムリ、絶対ムリ!」
イケメン三郎「時代背景とか全然違うじゃん!」
イチ「ま、なんとかなんじゃん?」
イケメン三郎「なんねーよ!」
イチ「じゃあ、三郎に彼女出来る話にする?」
イケメン三郎「はぁ〜ッ?」
イケメン三郎「そうしてくれ」
イチ「んな感じで、また次回〜!」

次のエピソード:エピソード6

コメント

  • 相変わらずの会話のテンポと発想力ですね!それにしても、前回のコメント返しでイチ様の掌の上で弄ばれていたことを知り、枕を涙やらその他の汁やらで濡らしてしまいました。寝る時には汁まみれの枕になっていました……

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