ミラクルマジカルガール

どんぐり

大好きだよ!樹君の誕生日(脚本)

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〇魔王城の部屋
クライ「まったく、失敗なんぞして!」
ドクター・フィアー「どうもすみません。奇襲にあったのですから」
クライ「そこは臨機応変に対処すべきだろう!」
ドクター・フィアー「昆虫だと見くびってました。「一寸の虫にも五分の魂」ですな」
マリシャス「私が行くかね」
クライ「いいだろう」
マリシャス「この手で絶対仕留めてやる!」
ダークプリンセス「私にも出番を」
クライ「近々な」

〇リサイクルショップの中
  水曜日の午後。
城之内珠璃「話は聞いたけど、まさかドクター・フィアーが襲撃するとはね」
冬元茜音「この前のメランコリーといい、災難だったわ」
城之内花江「私達も対策を考えないとね」
城之内珠璃「そうよね。デライト様とハートフル様も助けたいしね」
ジョイフル「二人を救えなかったことが無念だよ」
グレートフル「兄さん、泣くんじゃないよ。こんなことをしてる合間にも、ダークランドがまた出るよ」
ジョイフル「お前の言う通りだな、グレートフル」
秋月萌黄「それはとにかく、この前先生の結婚式があったの」
城之内珠璃「どうだった?」
春野桃子「先生の晴れ姿、きれいだったよ!ブーケトスでは、私、ブーケゲットしちゃったの!」
夏木藍衣「余興も凄かった!先生がハーモニカ演奏してたし、演歌も凄かった!」
城之内花江「凄かったわね!ご馳走も出たんでしょ?」
秋月萌黄「もちろん!レストランで食べる食事は格別だったわ!」
城之内花江「よかったわね」
春野桃子「6月といえば、梅雨だけど、プールも間もなく始まるし、来週には修学旅行!」
冬元茜音「でも、ダークランドに対する警戒は緩めないこと!」
春野桃子「わかったわ!」

〇体育館の中
  今日は、全校朝礼の日。
代々木宏「皆さん、いよいよ来週からプール開きです。しっかり体調管理をして臨みましょうね」
  はーい!
代々木宏「なお、6年生は来週から修学旅行です。鎌倉、江ノ島に2泊3日で行きます。ルールとマナーを守って楽しい修学旅行にしましょう」

〇教室
榎木麻衣「という訳なので、皆さん、来週からプールが始まりますし、修学旅行があります。体調管理に気を付けましょうね」
大久保樹「楽しみだね」
春野桃子「そうね」
榎木麻衣「それでは、この前完成した、修学旅行のしおりと、今回のプール開始に関するプリントを配布します」
榎木麻衣「おうちの人に必ず見せるようにしましょう」
  はーい!
夏木藍衣「修学旅行の着替えとかは、ちゃんと用意しとかないと!」
秋月萌黄「プールと修学旅行、楽しみ!」
冬元茜音「あこもそういえば、来週からプール開きだったわね」

〇シックなリビング
  その夜。
春野桃子「というわけ。今週末、修学旅行の準備しておかないといけないの。来週からプールも始まるし、もうすぐ樹君の誕生日だもん!」
春野雫「樹君へのプレゼントは、決まったの?」
春野桃子「手作りぬいぐるみ。手芸クラブで作ったの。先生、ほめてくれたよ」
春野正幹「きっと喜ぶね」
春野雫「週末、買い物に行きましょう」
春野桃子「やったぁ!」

〇綺麗なリビング
大久保昭雄「いよいよ金曜日だな、樹の誕生日」
大久保樹「プレゼント、楽しみだよ」
大久保美来「その日の夜は、レストランでバースデーディナーにしましょう。樹の誕生日なんだし、好きなもの頼んでいいわよ!」
大久保樹「やったぁ!楽しみだよー!」
大久保昭雄「うさぎはどうする?」
大久保樹「桃子に面倒見てもらうよ」
大久保昭雄「だな」

〇教室
  そして、金曜日になった。
榎木麻衣「今日は、大久保樹さんの誕生日です!」
  ハッピーバースデー!
冬元茜音「これ、みんなで作った寄せ書きよ!」
大久保樹「ありがとう!帰ってからゆっくり見るぜ!」
山下俊樹「これは僕から」
大久保樹「サンキューな!」
春野桃子「これは私から」
大久保樹「俺のぬいぐるみ!ありがとうな!」
  その時だった!
マリシャス「ひーっひっひっひっひ、ここを不幸と悲しみに染めてやる!」
春野桃子「あなたには関係ないわ!」
マリシャス「出でよ、ディザスター!不幸と悲しみに染めるのだ!」
ディザスター「ディザスター!」
マリシャス「あいつにとりつけ!」
三村泰「うわーっ!」
ディザスター「ディザスター!」
春野桃子「よくもやってくれたわね!」
  その時、ミラクルマジカルウォッチが鳴った。
城之内花江「大丈夫?」
春野桃子「今、ダークランドが来たのよ!友達がディザスターにされたの!」
城之内珠璃「やっぱりね!今すぐ変身して!」
春野桃子「オッケー!」
「私たちも、変身するわ!」
春野桃子「ミラクルマジカルチェーンジ!」
「ミラクルマジカルチェーンジ!」
チアフルスマイル「チアフルスマイル、可愛く登場!」
チアフルシック「チアフルシック、可憐に登場!」
チアフルポップ「チアフルポップ、元気に登場!」
チアフルエレガント「チアフルエレガント、美しく登場!」
「私達、ミラクルマジカルガール!」
チアフルスマイル「みんなの笑顔と幸せ、守ってみせる!」
マリシャス「やっとお出ましか。ディザスター、やっちまいな!」
ディザスター「ディザスター!」
チアフルスマイル「タァーッ!」
マリシャス「うまくいくかな?」
チアフルスマイル「信じられない!パワーアップしてるわ!」
ディザスター「ディザスター!!」
チアフルスマイル「嘘!?」
マリシャス「いつでも勝てると思ってたのかい?」
チアフルシック「こうなったら、えい!」
マリシャス「無駄だ!」
チアフルシック「嘘!?」
チアフルポップ「はぁぁぁぁーっ!!」
マリシャス「無駄だと言ってるだろうが!」
チアフルポップ「どうしよう!ちっとも勝ち目がないわ!」
チアフルエレガント「何とか、突破口を見つけないと!」
「大丈夫、みんな!?」
チアフルエレガント「ファイン、ジョイン!」
チアフルポップ「お店は?」
「話は後!今どんな状況?」
チアフルシック「ちっとも手も足も出ないの!」
チアフルスマイル「絶体絶命だよ!」
  キャーッ!!
マリシャス「もうこれで勝ったも同然!」
(どうか、スマイルたちを助けて....!!!!)
  その時だった!
「?」
「何かしら?」
ブライト妃「このハートパワーニードルを、ミラクルマジカルステッキにつけて差し上げなさい。きっと強力な力が出ますよ」
「はい!」
「4人とも、これを受け取って!」
チアフルスマイル「どうするの?」
ジョイン「このハートパワーニードルをミラクルマジカルステッキにセットして!」
ファイン「パワーアップできるはずよ!」
チアフルスマイル「オッケー!ハートパワーニードル、セット!」
「ハートパワーニードル、セット!」
マリシャス「いくらやっても同じだ!」
「ディザスター!」
チアフルスマイル「私はどんな状況でも、最後まであきらめない!」
  私は、ハートをステッキで描いた。すると、そのハートはたちまち大きくなった!
チアフルスマイル「それっ!」
  それを、思いっきりディザスターたちに目掛けた!
マリシャス「こんなバカな!」
チアフルシック「あきらめず、最後まで頑張るのが私たちなの!それっ!」
チアフルポップ「みんながいるから、私がいるの!それっ!」
チアフルエレガント「だから、あなたなんかに負けない!チアフルキングダムを、救って見せるんだから!えいっ!」
「凄い!パワーアップしてるじゃない!今よ!」
チアフルスマイル「オッケー!チアフルスマイルアターック!」
チアフルシック「チアフルシックアターック!」
チアフルポップ「チアフルポップアターック!」
チアフルエレガント「チアフルエレガントアターック!」
「ミンナハッピー.....」
「みんな明るく、」
チアフルスマイル「笑顔♪」
マリシャス「おのれ、今度会うときはそうはいかんぞ!」
三村泰「僕はいったい何してたんだろうか?」
大久保樹「俺も正直覚えてないや」
三村泰「そうだ、これを君に」
大久保樹「ありがとうな」
春野桃子「一件落着ね」

〇綺麗なリビング
大久保樹「ほら、早く行こうよ」
大久保美来「そんなに焦らなくてもレストランは逃げないわよ」
大久保昭雄「ウサギは、正幹に預けるよ。桃子ちゃんも招待するんだろう?」
大久保樹「そりゃ、あいつとはかけがえのない絆があるしな」

〇白い玄関
大久保昭雄「じゃあ、ウサギよろしく」
春野正幹「任せてくれ」
春野雫「桃子、よかったわね。大好きな樹君と一緒にご飯食べられて。のんびり楽しんでね」
春野桃子「うん。行ってきます」
大久保樹「桃子、行こうぜ!」
春野桃子「うん!」
  樹君、大好きだよ!

次のエピソード:ワクワク!楽しいプール開き!

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