天狗は何を見る!?異世界からの転生!!剣を握るは男の子。印つけたるば誰と問う(脚本)
〇青(ディープ)
絶対は絶対にない
それをどうにかするのが人間
織田信長の名言
〇炎
織田信長「是が非でも死ぬわけにはいかなくなった。ケサランパサラン手を貸してくれんかのう」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
織田信長「駄目なんだのう」
織田信長「うわぁぁぁ」
その他「──」
織田信長「お前は・・・」
〇SHIBUYA109
切り裂き魔だ~
〇渋谷駅前
──・・・将来。各地で犯罪・災害が起きる──
着ぐるみÂ「切り裂き魔さん──」
着ぐるみ「逃げられないからね。こちとらバイトの途中何だから」
着ぐるみ「気を付けろ」
田辺誠アナウンサー「この様にお助け隊が救助に入り助ける始末。警察は何をしているか不思議でたまりません」
弥生時代アナウンサー「遺憾ですね」
田辺誠アナウンサー「いや笑い事じゃありませんから」
〇ダイニング
上徳 辰「さすがお母さんの料理はひと味も違うな」
お母さん「二味はいわないのね 肉野菜炒めキャベツ芯が少し硬いけど」
上徳 辰「物騒な世の中」
お母さん「あら、弥生時代さんだわ。ふふっ」
〇空
令和4年7月7日
午後5時
別例 丑三つ時
物の怪は実は人間の姿だって知ってた・・・
式神が現れたら、天災が起こり天才が生まれ始まる時・・・。
〇神社の本殿
天空 翔「血の匂いがする」
ミケ「みゅ〜」
天狗「──」
天空 翔「これで大丈夫」
ミケ「・・・」
翔「ジーッ」
キョロキョロ
上徳 辰「今の何!?」
〇平屋の一戸建て
〇白いバスルーム
上徳 辰「はぁ。気持ちいい」
上徳 辰「ぷかぷか」
〇神社の本殿
コソッ
謎の女のコ「やっと姿を現せたわ〜。この姿はめだつからな」
謎の女のコ「これ、美味しいな」
くろ「食べ過ぎ」
〇ダイニング
お母さん「お風呂気持ちよかった?湯ノ花、綺麗だったでしょう」
上徳 辰「うん」
上徳 辰「ねぇ。今日、何かあった?」
お母さん「別になにもないわよ・・・」
上徳 辰「・・・」
〇教室の教壇
キーンコーンカーンコーン
田森「今日から新しい副担任を紹介する。入ってきて」
天空 翔「天空翔。宜しくおねがいします」
天空 翔「霧島は薙刀がすごいと聞きます。俺はもっぱらの殺陣だけど気にしないで欲しいです──」
上徳 辰「殺人!目があった──」
〇空
〇ダイニング
上徳 辰「でさ急に殺人何て言うんだよ。怖いよ」
お母さん「バカね。それは殺人じゃなくて殺陣よ。居合いみたいなものよ」
上徳 辰「知らなかった。でもさ刀を持っているって事でしょ?大丈夫かな・・・」
〇学生の一人部屋
上徳 辰「ドキドキして寝れない──」
上徳 辰「スヤスヤ。 月の光が眩しい」
〇電脳空間
ペッピ「駄目だ。映像の中に入られた」
童子「とりあえず進め・・・」
童子「爆発・・・エラー?はっ映像か。あの時代ではイクサか始まったみたいだな」
童子「何かキナ臭いな」
童子「まあとりあえず」
童子「うまい」
ペッピ「何食べてんだよ。 うぇ〜すっぺ〜」
モウ「からすぎだょぅ」
〇草原の道
ラグ「ぷはー」
ラブ「おい、水飲んでる場合か」
。「全くだ」
ラグ「くるぞ」
武士1「ぐあ。やるな」
武士1「俺達三兄弟舐めるなよ」
ラグ「どいつをやっつける?」
ラブ「日本語おかしいだろ」
。「全くだ」
──
〇空
〇ダイニング
上徳 辰「おはよう」
お母さん「あら、おはよう」
上徳 辰「え、天空先生。何で──」
天空 翔「今日から家が見つかるまで世話になる宜しく」
上徳 辰「エ──っ」
天空 翔「・・・」
お母さん「言わなくてゴメンネ。テヘペロ」
〇神社の本殿
上徳 辰「え。何?」
天空 翔「持て・・・」
上徳 辰「あ、あっ。ぱしっ」
天空 翔「薙刀とまではいかないけど今刀がないから木刀で、ちょっと練習相手になってほしくて」
天空 翔「行くぞ!!」
上徳 辰「わわっ。やっ」
天空 翔「とぅ」
上徳 辰「とぅ」
上徳 辰「わっ カラン」
天空 翔「まあまあだな」
ミケ「みゃ〜」
上徳 辰「あれ、そのネコ」
翔「ん、何だ?」
・・・
〇神社の本殿
天空 翔「血の匂いがする」
ミケ「みゅ〜」
天狗「──」
天空 翔「これで大丈夫」
ミケ「・・・」
〇神社の本殿
上徳 辰「あ、あのトキノ・・・」
天空 翔「霧島の山も噴火凄いな。あ、おい」
上徳 辰「パタン」
天空 翔「あや── バレッチッタカナ」
〇空
「・・・」
「・・・」
上徳 辰「・・・うわあああああ」
〇東京全景
天狗「どうだここから見える景色は」
上徳 辰「え・・・テンクウ?」
天狗「枯れ木に花を咲かせましょう」
上徳 辰「なになに」
〇渋谷のスクランブル交差点
ただの人「98円だから」
ただの人「だめ」
その他「何か落ちてる百円か ふん ぽい」
「何だ?」
女の人「さくら、夜桜? きれいね」
〇東京全景
天狗「・・・景観、景観」
〇東京全景
上徳 辰「ばけもの〜」
天狗「ぼりぼり」
天狗「金平糖美味しい」
上徳 辰「旨い」
天狗「景気付けにやるか」
上徳 辰「まだ呑めないよ」
上徳 辰「こくこく 旨い うぃ〜」
天狗「ただの甘酒なのに、情けない」
天狗「いいトコいくか。ぐふふ」
〇神社の本殿
上徳 辰(何だ今の。先生・・・何者だ!?)
脳裏に焼き付く映像
上徳 辰(やばい、どうしよ。アイツラ・・・)
天狗(ほんとにコイツは知らんのか?無意識で飼ってるのか?)
謎の女のコ「ちょっと寒いのう。 一句。 あたたかな 光浴びるも 寂しかな」
くろ「ウケる。ケケケ」
〇神社の本殿
謎の女のコ「・・・見えん。やっぱり見えなくなった。レーダーあれば何か変わったのにな」
謎の女のコ「中々上手くいかない今の世の中。どうにかなるさ」
のう、辰
みゃ
〇田園風景
天狗「匂いがするか 昔はもっといい匂いだったのにな 水さえも薫りがした・・・」
天狗「ふっ。寝てるからわからないか」
天狗「これは・・・毛玉?」
〇きのこ料理の店
静かに穏やかに過ごしている人達がいる
その他「カツオのたたきウメエ。やっぱ甘いな」
その他「鳥の刺身もな」
〇海辺の街
ここは鹿児島
桜島がある諸国
「やっぱり鹿児島の米は甘いな」
これから人生が変わるみんな、みんな
覚悟するように・・・
〇神社の本殿
俺が寝床に着いた頃、外では雨が降り出してた
つづく
少年、先生…それ以外にもなかなか個性豊かな人物も多く登場するみたいですね。先の展開は全く読めませんか、予測不能なところが楽しみでもあります。
発想が斬新で楽しかったです、今いる場所が現実なのかそれとも違うところなのか、境目がうまくずらされていて不思議な感覚に陥りました。
現実と空想のあいまいな境界。色々とおもわせぶりなキャラクターたち。テング先生と少年のこれからに期待ですね。