ミラクルマジカルガール

どんぐり

ドキドキ!緊迫の参観日(脚本)

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〇魔王城の部屋
クライ「とちったのか、クルエル!」
クルエル「申し訳ございません。新しい戦士が出るという、予想外の事件が起こったのですから」
バッド「じゃあ俺が行こう」
クライ「健闘を祈るぞ」
クルエル(汚名返上せねば!)

〇教室
榎木麻衣「皆さん、おはようございます」
  おはようございます!
榎木麻衣「ゴールデンウィークが終わりました。皆さん、今日からまたいつも通りの一日です。気を引き締めて頑張りましょう」
夏木藍衣「私はゴールデンウィークは、イギリスにいる両親や、去年結婚した姉さんとテレビ電話でやり取りしたの」
冬元茜音「私はあことウサギの世話をしたりして過ごしたわ」
秋月萌黄「私は家族で沖縄に行ったわ。団体ツアー、楽しかったわ」
夏木藍衣「ウサギはどうしたの?」
秋月萌黄「お姉様のお友達が面倒見てくれたわ」
春野桃子「私は、樹君の家に泊まりに行ったわ」
大久保樹「桃子の家に泊まりに行ったこともあったけどさ、俺桃子のこと応援するようになったよ」
春野桃子「ありがとうね、樹君」
榎木麻衣「みんな充実したお休みを過ごせたようですね。先生はですね、同窓会に行きました」
山下俊樹「どこの同窓会ですか?」
榎木麻衣「保育園でしたね。20年ぶりの同窓会だったので、先生の友達の中に、子供ができたりしてびっくりしました」
春野桃子「私も樹君も同じ保育園だったね」
大久保樹「そうだな」
榎木麻衣「お世話になった先生も元気そうでした」
江口充「そのお世話になった先生には、手紙は書いてますか?」
榎木麻衣「今でも時々連絡してますよ」
春野桃子「なるほど!」
榎木麻衣「皆さんも、友達や先生、家族は大切にしましょうね」
  わかりました!
榎木麻衣「それと、来週月曜日には参観日がございます。皆さんのゴールデンウィークの宿題として書いてもらった作文を発表します」
春野桃子「樹君の家に泊まったことを書いてよかった!」
榎木麻衣「これとは別に、参観日には自分の家族に関する作文を発表させていただきます。これを宿題にしますね」
大久保樹「作文、また書くのか!?」
春野桃子「元気出してよ。私も応援するから!」
大久保樹「ありがとう、桃子」

〇シックなリビング
春野桃子「参観日、行けそう?」
春野正幹「僕はその日仕事だからねぇ」
春野雫「パパ、私が行こうか?」
春野桃子「よかった」
春野雫「でも、みっともないことはしないこと。わかったわね?」
春野桃子「わかったわ」

〇おしゃれなリビングダイニング
夏木藍衣「兄さん、参観日、仕事あるんでしょ?」
夏木翼「どうかなぁ。後で勤務スケジュール確認してみるよ」
夏木藍衣「行けそうもないなら、おじいちゃん、おばあちゃんに頼んでみるね」

〇おしゃれな居間
秋月萌黄「参観日の日、お姉様とお兄様は学校でしょ?」
秋月響「そうよ。それに、来月初旬には中間試験があるの。2期生の学校だから」
秋月雄二「俺のところは今月末に中間試験だよ」
秋月輝子「うさぎ、どうしよう?」
秋月俊「じゃあ、僕が行くよ。うさぎの面倒、見てくれるかい?」
秋月輝子「オッケー、私に任せて」

〇綺麗なダイニング
冬元茜音「授業参観、お父さん、行けそう?」
冬元紀彦「何とか、有給使って参観日に行くよ」
冬元あこ「よかった!ウサギの世話、お母さん安心してできるわね!」
冬元莉子「そうね」
冬元紀彦「最初は、あこのクラスに行き、その次は茜音のクラスに行く予定だよ」
冬元茜音「いいところ、ちゃんと見せるからね」

〇教室
  参観日当日。
冬元紀彦(頑張れよ、あこ)
森月正彦「今のお話を見て、何か感じたことはありますか?」
冬元あこ「自分のことだけでなく、相手のことも考えるのは、大変だけど大切だということを学びました」
森月正彦「さすが冬元さんですね」
宮田あきら「僕は、自分やほかの人と違うからと言って仲間外れにせず、受け入れることを学びました」
森月正彦「さすがですね」
冬元紀彦(あこもすっかり変わったな)
  その次の時間では、家族をテーマにした作文と、ゴールデンウィークの思い出の作文の発表があった。
森月正彦「冬元さん、なかなかの出来栄えでしたよ」
冬元あこ(やったぁ!)

〇教室
榎木麻衣「それではこれより、この前の作文を朗読してもらいます」
  生徒たちは、すらすら朗読していった。
榎木麻衣「はい、なかなかの出来栄えでしたね、皆さん」
  6時間目になった。
榎木麻衣「では、これから国語の授業を始めるとします」
春野雫(桃子、ママとの約束、守ってね)
榎木麻衣「では、11ページで出てきた新しい漢字を、春野さんに書いてもらいます」
春野桃子「わかりました」
  私はその漢字を黒板に書いた。
春野桃子「これは、「骨」という字です」
榎木麻衣「正解」
榎木麻衣「では次は、この漢字を夏木さんに書いてもらいます」
夏木翼(今日が非番でよかった。藍衣、頼むぞ)
夏木藍衣「はい」
  藍衣ちゃんもすごい。
夏木藍衣「これは、「仁」という文字です」
榎木麻衣「お見事。次は、この漢字を、秋月さんに書いてもらいます」
秋月俊(萌黄、いつもの調子でね)
秋月萌黄(オッケー、お父様)
秋月萌黄「これは、「陛」という字です。「陛下」という言葉は聞いたことあります」
榎木麻衣「さすが秋月さん。それでは、次はこの漢字を、冬元さんに書いてもらいます」
冬元紀彦(頼むぞ、茜音)
冬元茜音「はい。これは、「傷」という文字です」
榎木麻衣「さすがね。それでは、今の漢字を使った文章を一人ひとつずつ発表してください」
大久保樹「はい!」
大久保美来(頼むわよ)
大久保樹「「骨髄で血は作られる。」です」
榎木麻衣「なるほど。確かにそうですね」
  こうして、授業は滞りなく進んだ。

〇学校の校舎
江口美香「充、今回は大活躍だったわね」
江口充「そうかなぁ」
山下俊樹「僕だって頑張ったもんね」
山下舞「そうね」
三村泰「今日は来てくれてうれしいよ」
三村純一「ああ」
三村里香「有給とってよかったわね、あなた」
春野桃子「三村君って、両親が共働きなんだ!」
春野雫「びっくりね」
三村泰「昼間は家にいないんだ。だから、僕はかぎっ子だよ。今日のために、休暇取ってくれてよかったよ」
三村まこと「お兄ちゃーん!」
三村泰「まことじゃないか!待ってたのか?」
春野桃子「妹さん?」
三村泰「ピンポーン!僕の妹だよ。こいつは、4年2組にいるんだ」
三村まこと「へへへ、初めまして。あんまり話したことなかったかな?三村まことです」
春野桃子「まことちゃんね。私は春野桃子よ。よろしくね」
春野桃子(あんな妹、欲しいなぁ)
冬元紀彦「茜音、あこ、今日はよく頑張ったね」
冬元茜音「お父さん、来てくれてうれしかったわ」
冬元あこ「ありがとね!」
秋月俊「萌黄、今日はお疲れ様」
秋月萌黄「お父様、私の活躍はどうだった?」
秋月俊「なかなかだったよ」
夏木翼「藍衣、お疲れさま。この後僕夜勤だから、先に帰っててね」
夏木藍衣「わかったわ」
春野雫「桃子、帰ったらおやつにしましょう」
春野桃子「そうだね」
  その時だった!
バッド「へーっへっへっへ!こんな楽しい時間なんぞしょせん下らん!闇の世界に染めてやる!」
春野桃子「ダークランド!」

〇商店街
グレートフル「あれは!」
ジョイフル「どうした?」
グレートフル「間違いない!またあの小学校から変な気配を感じるんだ!」
ジョイフル「急がなきゃ!」
ファイン「店番は私たちに任せて!」
グレートフル「できるのかい?」
「私たちが変身して店を切り盛りするから!」
「ほらね!」
グレートフル「なるほど!考えたな!」
ジョイフル「店番も安心だな!頼むぞ!」
「私たちに任せてね!」
ジョイフル「じゃあ行ってくる!」
グレートフル「頑張れよ」
「はい!」
男性客「すみませ~ん、新しい雑貨品が手に入ったって聞いたけど、何かあるかしら~ん?」
「こちらになります!」

〇学校の校舎
バッド「この世界を闇と悲しみに染めてやる!出て来い、ディザスター!」
ディザスター「ディザスター!」
バッド「あいつにとりつけ!」
ディザスター「ディザスター!」
春野桃子「キャーッ!」
大久保樹「危なーい!」
ディザスター「ディザスター!」
春野桃子「樹君!」
春野桃子「よくもやってくれたわね!」
グレートフル「遅かったか!」
春野桃子「ねえ、ファインとジョインは?」
ジョイフル「店番してる。とにかく、あいつをやっつけろ!」
春野桃子「うん!待っててね、樹君!今助けてあげる!」
「私達も変身よ!」
「ミラクルマジカルチェーンジ!」
「ミラクルマジカルチェーンジ!」
チアフルスマイル「チアフルスマイル、可愛く登場!」
チアフルシック「チアフルシック、可憐に登場!」
チアフルポップ「チアフルポップ、元気に登場!」
チアフルエレガント「チアフルエレガント、美しく登場!」
「私達、ミラクルマジカルガール!」
チアフルスマイル「みんなの笑顔と幸せ、守ってみせる!」
バッド「やっとお出ましか。やっちまえ、ディザスター!」
「ディザスター!」
チアフルスマイル「みんな、行くよ!」
「オッケー!」
  私達は必死になってディザスターの攻撃をかわしながら反撃のチャンスを窺った。
チアフルスマイル「こっちよー!」
チアフルスマイル「敵は怯んだわ!」
「みんな、今だ!」
チアフルスマイル「オッケー!チアフルスマイルアターック!」
チアフルシック「チアフルシックアターック!」
チアフルポップ「チアフルポップアターック!」
チアフルエレガント「チアフルエレガントアターック!」
「ミンナハッピー.....」
「みんな明るく、」
チアフルスマイル「笑顔♪」
バッド「おのれ、ミラクルマジカルガール!次はそうはいかんぞ!」
春野桃子「樹君、しっかりして!私よ!桃子よ!わかる?」
大久保樹「あれ、俺何やってたんだ?」
春野桃子「無事でよかった!」
大久保樹「おい、抱きつくなよ、桃子!くすぐったいじゃないか!」
  私達は、笑いあった。
夏木藍衣「無事でよかったわね」
秋月萌黄「にしても、春野さんって、大久保君のことが好きなのね」
冬元茜音「そうね。この前の時も抱き合ってたしね。距離、縮まってきた感じもするわね」
大久保美来「桃子ちゃん、すっかり樹君といい感じね」
春野桃子「おばさん!ところで、ウサギはどうしたんですか?」
大久保美来「主人が有給休暇を取って面倒見てるの。桃子ちゃん、ゴールデンウィークの間、ウサギの面倒見てくれてありがとう」
春野桃子「こちらこそ楽しかったですよ!」
大久保美来「ありがとう。樹をこれからもよろしくね」
春野桃子「はい!」

〇商店街
  数日後。
「いらっしゃいませ!」
春野桃子「どちら様ですか?」
城之内花江「ファインよ」
城之内珠璃「ジョインよ」
「びっくり!」
春野桃子「私も最初は誰なのか思ってたよ!」
ジョイフル「実はこいつら、店の助っ人もやってんだよ」
グレートフル「そうなんだ」
春野桃子「なるほど!」
ジョイフル「これで安心して仕事ができるし、交代でやりくりできるからな」
グレートフル「そうだね」
  彼らは笑いあった。

次のエピソード:クラブ活動! ドキドキワクワクのチャレンジ!

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