エスパー美少女麗ちゃんVS美肌管理人さんVS強運男子、リョウ

にゃむ

コードネームエスパー麗、リョウと出会う。(脚本)

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〇立ち食い蕎麦屋
鷹橋リョウ(25歳)「すみませ〜ん、山菜そばください・・・」
  フリーター鷹橋リョウ(25歳)の好物は、山菜そばだった。
鷹橋リョウ(25歳)「鞄、よいしょ」
  へーい、おまちどうさま〜

〇立ち食い蕎麦屋の店内
鷹橋リョウ(25歳)「これ、山菜うどんだ・・・」
  リョウは立ち食い蕎麦屋で、注文通り山菜そばが出てきたためしはない。なぜかいつも注文を間違えられる。
鷹橋リョウ(25歳)「山菜うどんも嫌いじゃないしな・・・これ食べよう」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「5000万でいかがかしら?まず前金100万円」
鷹橋リョウ(25歳)「はあ?オタクどなたですか?何言ってるんですか?あの・・・」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「ノンノンノン、そのままで」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「あなたは今こう考えている”アルバイト先に損害を与えちまった、俺抹殺される。逃げるか?それとも自殺するか?”違う?」
鷹橋リョウ(25歳)「なんの冗談ですか?」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「私はコードネーム、エスパー、冴姫夜魔麗(さきやまれい)鷹橋リョウくん」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「あなたのアルバイト先は産業スパイの派遣会社で、仕事に失敗したらそのポケットの毒薬で自殺する契約でしょ」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「死ねない場合は、アルバイト先のスナイパーに抹殺される」
鷹橋リョウ(25歳)「これは口臭予防ですよ、僕はしがない印刷屋の写植のはんこ彫りのアルバイトですよ」

〇大衆居酒屋
  その時、トイレの角からリョウを狙うスナイパーの姿が!
スナイパー「消えろ!鷹橋リョウ!!」

〇立ち食い蕎麦屋の店内
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「あんた、嘘が下手ねえ〜やっぱ三流スパイね〜きたよ、お客さん!」
鷹橋リョウ(25歳)「失礼な人だ、僕はこれで」
スナイパー「俺を無視するな!!」

〇血しぶき
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「しゃらくさい!!じゃますんな!!」
  麗の銃だんがスナイパーの胸に命中した!

〇立ち食い蕎麦屋の店内
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「やたっ!!しとめたりっ!!」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「この銃の弾は、私の愛の結晶!!当たっても死なない。ただ私のことを大好きになっちゃうだけ」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「あなたも試してみる?リョウくん」

〇立ち食い蕎麦屋の店内
鷹橋リョウ(25歳)「あの、僕終電が近いんで、これで・・・」

〇立ち食い蕎麦屋の店内
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「どのみち、命はないんでしょ、三流くん」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「だったら、その時給800円のゴミみたいな命、私が5000万で買取っるっていってるの」

〇立ち食い蕎麦屋の店内
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「はい、売約済み!!言うこと聞かないとその腕輪できつーく締め付けるわよ!」
鷹橋リョウ(25歳)「いたたたた、ゴミで結構ですから、この腕輪外してください!」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「あなたは確かにミッションに失敗した」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「そこでももっとやばいものをあなたは見つけてしまった」
鷹橋リョウ(25歳)「僕、明日朝から仕事なんで、これで失礼します!」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「逃げんな!!無責任3流!!誰のせいでこうなってると思うんだ!!」
スナイパー「俺たちを無視すんな!!」

〇立ち食い蕎麦屋の店内
スナイパー「俺は無視されるのが一番嫌いなんだ!!」

〇立ち食い蕎麦屋の店内
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「ちっ!!油断した!」

〇立ち食い蕎麦屋の店内
  その時、リョウが鞄を投げた!!
鷹橋リョウ(25歳)「うわー!!あっちいけ〜!!」

〇立ち食い蕎麦屋の店内
スナイパー「なんだっ!!」

〇ハート
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「好きアリっ!!」

〇ハート
スナイパー「やられたぁぁ〜!!!」

〇立ち食い蕎麦屋
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「さっきはありがと。3流撤回するわ!2流くん!!ほら逃げるぞ!!」
  麗は、リョウの手を握って、店の外に連れ出した。
鷹橋リョウ(25歳)「麗さんの、手、あったかい」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「変な感想いらん!!きもいんだよ!!」

〇改札口前
  阪急梅田駅、改札。
鷹橋リョウ(25歳)「やばい、終電遅れる!」
  アナウンス「ただいまホームに入りました列車は〜千里山いき普通〜本日最終列車になります〜」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「待っててよ!!いま切符買うから!」
鷹橋リョウ(25歳)「ついてこないでいいです!僕明日早いんで!!さようなら!」

〇改札口前
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「なんでこんな時に小銭が見つからないんだ!?仕方ない万札出すか??切符買うの面倒〜」

〇電車の中
鷹橋リョウ(25歳)「あ〜終電間に合った〜やばかった〜」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「あなたは今、こう考えている”面倒なことに巻き込まれてしまった”違う?」
鷹橋リョウ(25歳)「その通りです間違い無いです」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「人の心がわかるのよ。私エスパーだから」
鷹橋リョウ(25歳)「・・・・・・・・・」
  次は豊津〜豊津〜豊津〜

〇古いアパート
鷹橋リョウ(25歳)「ついてこないでください!これは立派なストーカーですよ!」
  鷹橋リョウの住む木造アパート、築70年の希望荘。
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「だったら、ただの生ゴミのなる前に私と契約しなさい、時給800円の3流のスパイくん」

〇安アパートの台所
  管理人さん、生山蘭子(いくやまらんこ)20歳が現れる。
生山蘭子(いくやまらんこ)(20歳)「あら〜鷹橋さん、お早いお帰りね〜」

〇安アパートの台所
鷹橋リョウ(25歳)「あ、あ、か、管理人さん!お、遅くなってごめんなさい!!」
生山蘭子(いくやまらんこ)(20歳)「あ〜ら、素敵な彼女ねえ〜」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「私、妹の麗です〜いつも兄がお世話になってます〜」
生山蘭子(いくやまらんこ)(20歳)「あ〜ら、妹さんなのね〜お行儀良い妹さんね〜」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「お兄ちゃん!早くお部屋に行こいう!」
鷹橋リョウ(25歳)「・・・・・・・・・」

〇古いアパートの部屋
鷹橋リョウ(25歳)「ああ〜管理人さん完全に誤解している〜」
  リョウの部屋。

〇古いアパートの部屋
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「鷹橋リョウ!早くこの契約書にサインしな!!」

〇古いアパートの部屋
鷹橋リョウ(25歳)「そんなわけわかんない書類にサインできないです」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「往生際の悪いやつだな!そのゴミみたいな命、いますぐジ・エンドでもいいんだぜ!」
  その時、ドアが開いて、蘭子が部屋に入ってきた。
生山蘭子(いくやまらんこ)(20歳)「鷹橋さん、おはぎでも食べませんか?」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「あら〜管理人さん〜」
生山蘭子(いくやまらんこ)(20歳)「妹さん、今からお料理??お兄ちゃん思いねえ〜」
鷹橋リョウ(25歳)「ぼ、ぼくお茶でも入れます」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「お兄ちゃんはいいよ!私、近くのコンビニまでお茶買いに行ってくるから!」

〇古いアパートの部屋
  麗が出ていき、部屋はリョウと蘭子だけになった。
生山蘭子(いくやまらんこ)(20歳)「鷹橋さん、遅くにごめんね、実は貴方に大切なお話があって、ご帰宅を待ってたの」
鷹橋リョウ(25歳)「なんですか?管理人さん、ご結婚でも?」
生山蘭子(いくやまらんこ)(20歳)「いいえ、このアパートなんだけど、行方不明の父が借りた借金の抵当に入っていて、借金の返済にとうとう差し出すことになったの」
生山蘭子(いくやまらんこ)(20歳)「で、貴方には明後日の日の出までに出て行ってほしいの」
鷹橋リョウ(25歳)「え、そんな急に、退居ですか?」
生山蘭子(いくやまらんこ)(20歳)「ごめんね、ほんとごめん、それじゃ、私は部屋に帰るわ」
生山蘭子(いくやまらんこ)(20歳)「さよなら、リョウくん、今まで有難う」
  蘭子は逃げるように、リョウの部屋を出た。

〇安アパートの台所
鷹橋リョウ(25歳)「ちょ、ちょっと待って管理人さん!」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「”またこの女が何かしたか”とリョウは考えている」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「でも違うよ。蘭子さんの思考が私の頭に流れ込んできたから、私は席を外しただけ」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「他人の思考が入ってくるのって、結構きついんだよ」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「はい、お茶」
鷹橋リョウ(25歳)「有難う」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「一つ言っとく。あんたの命はゴミじゃない」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「私は、人をゴミみたいに扱う奴らに腹を立ててるだけ」
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「以上!」
  リョウはペットボトルのお茶の蓋を開けた
鷹橋リョウ(25歳)「あたたかい・・・」

〇安アパートの台所
  気がつくと、夜が開け始めていた。
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「リョウ、迷惑かけたな、また出直してくるわ」
  麗は部屋を出ていった。

〇安アパートの台所
鷹橋リョウ(25歳)「ふあ〜いつの間にか朝かよ〜ねむ〜」
  リョウは手の腕輪を見つめた
鷹橋リョウ(25歳)「・・・・・・・・・・・・」

〇古いアパートの部屋
鷹橋リョウ(25歳)「変なやつだったな、さあ、一眠りするか」
  リョウは眠りに落ちた
鷹橋リョウ(25歳)「いててててて、腕輪閉まってくよ!!」
  が、寝れなかった!

〇古いアパートの部屋
  午前5時45分!
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「おはよー!!お兄ちゃん!!いつまでで寝ているの!!アルバイト遅刻するでしょ!!」
  そこには、冴姫夜魔麗がいた!!
冴姫夜魔麗(さきやまれい)(20歳)「朝食は、ご飯とパンとどっちがいい??」
  リョウは果たして強運なのか、不運なのか??
  お話は続きます。

次のエピソード:#2 ヨーロッパラウンド!エスパー美少女麗ちゃん!じごくのレッスンは恋の香り!?

コメント

  • 中々に熱いセリフの掛け合いの応酬ですね。築70年の70年というところに意味はあるのだろうか?

  • 勢いの凄さと展開の速さに圧倒されてしまいました。エスパー美少女の麗の存在、スナイパーの正体、謎が満載で今後の展開が楽しみになります。

  • 築70年ってすごいですね!今まで壊れなかったのが不思議なレベルで。
    麗ちゃんかわいくて、ちゃんとやることやってて好きです。
    腕輪の秘密が気になります。

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