DetectiveAlchemist −錬金術師の推理−

在ミグ

EP3 ヘルメスとソフィアとイリス(脚本)

DetectiveAlchemist −錬金術師の推理−

在ミグ

今すぐ読む

DetectiveAlchemist −錬金術師の推理−
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇古い洋館
  狂信者の館
ソフィア「今日も宜しくね」
ヘルメス「すっかり定番の流れになってきたな」
ソフィア「良いじゃない。お仕事なんだし」
ソフィア「私とアンタの仲でしょ?」
ヘルメス「どんな仲だ・・・・・・」
ヘルメス「さ、仕事するぞ」
ソフィア「ええ〜・・・・・・ 素っ気ないなぁ・・・・・・」
ヘルメス「で、ここが現場か?」
ソフィア「何か書いてある・・・・・・」
  コノ館二入ル者一切ノ物理的攻撃ヲ凍結ス
ヘルメス「物理攻撃を凍結? 禁止するという事か?」
ソフィア「特殊なダンジョンの一種ね」
ヘルメス「冷静に考えたら、物理攻撃を禁止するって、当たり前なのだがな」
ソフィア「まあ暴力なんか振るったら、普通に法律違反よね」
ヘルメス「主が博愛主義とか、平和主義者なのか?」
ソフィア「らしいわ」
ソフィア「ナントカ教の教祖様なんだって」
ヘルメス「ナントカ教って・・・・・・」
ヘルメス「そこ結構重要な情報ではないのか?」
ソフィア「後でちゃんと調べるわよ・・・・・・」
ソフィア「今は捜査が優先」
ヘルメス「左様か」

〇洋館の廊下
ソフィア「わ。なに今の・・・・・・」
ヘルメス「恐らく、件の物理攻撃を禁止する結界なのだろう」
ヘルメス「儂も初めてだ」
ソフィア「違和感があるような、ないような・・・・・・」
ソフィア「攻撃禁止って、どんな感じなんだろ?」
ソフィア「試して良い?」
ヘルメス「たわけ。仕事するぞ」
ソフィア「うぅ〜・・・・・・」
ヘルメス「事件の概要は?」
ソフィア「事件発生は昨日、未明」
ソフィア「この館の主人が何者かによって殺害された」
ヘルメス「主とは? 例のナントカ教の?」
ソフィア「そ。アポカリピスさん」
ソフィア「全身を鋭利な刃物の様な物で、切り刻まれたらしいわ」
ヘルメス「鋭利な刃物で? 物理攻撃が禁止されているのにか?」
ソフィア「だから私達が調査するんでしょ?」
ヘルメス「成程・・・・・・」

〇洋館の玄関ホール
ヘルメス「ぬお。凄い所だな」
ヘルメス「状況はどうなっている?」
ソフィア「現場は勿論保存してあるわ」
ソフィア「時間が経っている事以外は、事件当日そのまま」
ヘルメス「容疑者は?」
ソフィア「3人ね。それぞれ空き部屋で待機してもらってる」
ヘルメス「ん。ではまず殺害現場から見るとしよう」
ソフィア「そうね・・・・・・」
ソフィア「い・・・・・・」
ヘルメス「い?」
ソフィア「いぃっきしっ!!!」
ソフィア「・・・・・・っあぁ〜」
ヘルメス「ソフィ・・・・・・ くしゃみをする時は、人に向けるものではない・・・・・・」
ソフィア「ごべん・・・・・・」
ソフィア「最初は結界に気を取られてたんだけど・・・・・・」
ソフィア「ここ寒くない?」
ヘルメス「儂は水属性だから何ともないが・・・・・・」
ヘルメス「大丈夫か?」
ソフィア「まあ動いてればそのうち温まるでしょ」

〇城の会議室
  部屋は酷く荒れている
  食事の最中だったのか、料理が散乱していた。
ソフィア「殺害されたのは、この館の主」
ソフィア「ウンディーネのアポカリピスさんよ」
ヘルメス「ウンディーネ・・・・・・ 水の精霊か」
ヘルメス「ははぁ、冷える原因はこれだな」
ソフィア「館の主が水の精霊じゃ寒い訳よね・・・・・・」
ソフィア「しかし酷いわね・・・・・・」
  遺体には無数の傷が付けられている
ヘルメス「致命傷がどれだか、わからんな」
ヘルメス「死後も傷つけられたのか・・・・・・」
ソフィア「でもどうやったのかしら?」
ソフィア「物理攻撃が禁止されている筈なのに・・・・・・」
ヘルメス「うむ。明らかに刀剣類、或いは斧を使った様な傷跡だな」
ソフィア「凶器が見当たらない・・・・・・」
ソフィア「魔法を使ったって事かしら?」
ソフィア「鋭利な刃物・・・・・・ 風属性の攻撃魔法とか・・・・・・」
ヘルメス「調べてみよう」
ソフィア「出た。ナントカ・パピルス」
ヘルメス「ゴニディオン・パピルスだ。魔紋を検出する・・・・・・」
ヘルメス「別に覚えなくて良いが・・・・・・」
ヘルメス「火属性!?」
ソフィア「どういう事?」
ソフィア「焼かれた様な痕はないのに・・・・・・」
ヘルメス「わからん・・・・・・」
ヘルメス「魔法剣でも使った痕跡か?」
ソフィア「いやいや。魔法剣だったとしても、どっちみち物理攻撃にならない?」
ヘルメス「なるな・・・・・・」
ソフィア「殺害方法は謎のままか・・・・・・」
ヘルメス「容疑者に話を聞いてみよう」

〇貴族の部屋
ソフィア「失礼します」
「信じて下さい!」
「僕は犯人じゃない!」
モブジロウ「って、あれ? 君達は・・・・・・」
モブジロウ「良かった! 助けて下さい」
モブジロウ「犯人と疑われて、困っていたんです」
モブジロウ「困った困った小マダンテなんですよ」
「・・・・・・」
ヘルメス「のう、ソフィや。お主の知り合いか?」
ソフィア「ううん。初対面だと思う」
モブジロウ「そんな! 酷い! 前の事件で会ったじゃないですか!?」
ヘルメス「何でも良い。兎に角話を聞こう」
モブジロウ「うう・・・・・・」
モブジロウ「昨夜の事です。僕はアポカリピスさんと食事を摂っていました・・・・・・」
ヘルメス「ふむ。それで?」
モブジロウ「それで・・・・・・ 気がつくと、アポカリピスさんが血塗れで倒れていたんです・・・・・・」
「・・・・・・」
ソフィア「え? それもう完全に貴方が犯人じゃないですか!」
モブジロウ「違うんです。気がついたらアポカリピスさんが倒れていたんです」
モブジロウ「僕はやっていない」
ヘルメス「いや、流石にもう少しマシな言い訳を考えたらどうだ?」
モブジロウ「だって違うんだもん」
ヘルメス「だってとか言うな」
ソフィア「ええっと、凶器が見つかってないので、貴方の剣を確認しても良いですか?」
モブジロウ「え? それは・・・・・・」
ソフィア「これですね・・・・・・」
ソフィア「逮捕しますね」
モブジロウ「違うんですって!」
ヘルメス「血液がべっとり付着している上に、火属性の剣・・・・・・」
ヘルメス「鎧の返り血は何とかしたが、剣までは手が回らなかった・・・・・・ というところか?」
ヘルメス「流石に言い逃れできんぞ」
モブジロウ「だから僕じゃないんですって!」
モブジロウ「大体、物理攻撃が出来ないのに、どうやって殺すっていうんですか!?」
モブジロウ「僕は攻撃魔法なんて使えない」
ヘルメス「まあ、確かに・・・・・・」
ソフィア「そのへんはなんやかんやで・・・・・・」
モブジロウ「なんやかんやで逮捕されてたまるか!」
モブジロウ「僕を逮捕するなら、謎を解いてからにして下さい!」

〇洋館の玄関ホール
ヘルメス「状況証拠だけなら、完全にあやつが犯人だな」
ソフィア「んー、でもあれだけ証拠が揃っていて認めないって事は・・・・・・」
ヘルメス「余程頭が悪いのか、本当に犯人ではないか、だ」
ソフィア「念の為、他の容疑者にも話を聞いてみましょう」
ソフィア「・・・・・・」
ソフィア「ぶえっくしょいっ!!」

〇西洋風の部屋
ソフィア「失礼します」
「うむ」
ひふみん「お初目に掛かる・・・・・・」
ひふみん「拙者、一二三四五六七八九十郎(ひふみ しごろくしちはちくじゅうろう)と申す」
ひふみん「長いので、ひふみん、とお呼び下さいで候」
ソフィア「ひ、ひふみんさん・・・・・・」
ヘルメス「見た所、サムライ・ファイターか?」
ひふみん「左様でござる。ついでにゴーレムで候」
ソフィア(ゴーレムって確か、人造人間の一種だっけ?)
ソフィア(キャラ濃すぎでしょ・・・・・・)
ひふみん「お二人が同心、岡っ引きでござるかな?」
ソフィア「同心・・・・・・ ああ、えっと、一応逮捕権を持った騎士です」
ひふみん「ふむ。お嬢さんはまだわかるが・・・・・・」
ひふみん「そこな女童も、か?」
ヘルメス「女でも童でもない」
ひふみん「なんと。それは失礼仕った」
ひふみん「そーりーでござる。許されよ」
ヘルメス「・・・・・・」
ヘルメス「それは、ムラマサ・ブレードか?」
ひふみん「左様でござる。しかし今は折れているで候」
ひふみん「なので、この館にあると言われているアイスソードを求めて参ったのでござる」
ヘルメス(ねんがんのアイスソードをてにいれ・・・・・・)
ヘルメス(殺害の動機になる・・・・・・ か?)
ソフィア「失礼。そのアイスソードというのは?」
ひふみん「この館、アイス教に伝わると言われている宝具でござる」
ヘルメス「アイス教というのは?」
ひふみん「館の主であるアポカリピス殿が啓いた教義でござる」
ひふみん「暴力を否定し、平和的ではっぴぃな世界を作るのが目標だそうでござる」
ヘルメス「暴力を否定しているのに、宝具が剣なのか・・・・・・」
ひふみん「敵を凍らせて戦闘不能にすれば、いたずらに命を奪う事もないでござろう?」
ひふみん「故に拙者はそこに感銘を受けたのでござる」
ソフィア(何だかしっくりこない教えねぇ・・・・・・)
ソフィア「事件当時はどちらに?」
ひふみん「この部屋で瞑想をしておったでござる」
ヘルメス「何か変わった事はなかったか?」
ひふみん「叫び声が聞こえ申した」
ひふみん「声のする方に行ってみると、騎士の男が血塗れで走って行ったでござる」
ひふみん「恐らくあれが下手人で間違いありますまい」
ソフィア(モブジロウさんの事ね・・・・・・)
ヘルメス(目撃者までいたのではやはり・・・・・・)
ヘルメス「時に、この館では物理攻撃が禁止されている様だが、」
ヘルメス「お主だったら、どうやって被害者を手に掛ける?」
ひふみん「ふむ・・・・・・ 難問でござるな」
ヘルメス「というより、具体的にどのように禁止されているのだ?」
ひふみん「嗚呼、成程。ならば実際にやってみるのがわかり易いでござる」
ひふみん「そこなお嬢さん、拙者に向かって剣を振ってみるが良いで候」
ソフィア「え? 私? でも・・・・・・」
ひふみん「ご心配召されるな」
ヘルメス「そうだ。もしもの事があっても、サムライ・ファイターならばシラハ・キャッチが出来る」
ソフィア「ん、なら・・・・・・」
ソフィア「ハァッ!!」
ソフィア「氷の・・・・・・ シールド?」
ひふみん「左様。この様に攻撃を防いでしまうでござる」
ヘルメス「成程。攻撃された方を守るのではなく、文字通り攻撃そのものを封じてしまう訳か」
ひふみん「下手人はあの騎士殿で間違いないでござろうが・・・・・・」
ひふみん「しかし殺害方法については皆目見当もつかんでござる」

〇可愛らしいホテルの一室
ソフィア「失礼します」
「どうぞ」
エアル「はじめまして。エアルと言います」
ヘルメス「シルフ?・・・・・・ 風の精霊か・・・・・・」
エアル「はい。そうです」
ソフィア(被害者は切り刻まれていた・・・・・・)
ソフィア(モブジロウさんが犯人でないなら、風の攻撃魔法で殺害したくらいしか思いつかないけど・・・・・・)
エアル「クラスは錬金術師です」
ヘルメス「ほう。同業者か」
エアル「まあ。貴方もですか」
エアル「錬金術師はアトリエに籠もってばかりだから、」
エアル「同業者に会えるのは嬉しいです」
ヘルメス「昨晩、事件当時は何をしていた?」
エアル「えぇっと、教祖様と食事をして・・・・・・」
エアル「その後は、この部屋で寝ていました」
ソフィア「食事というのは? 何人で?」
エアル「私と教祖様と、騎士と変なゴーレム? の4人ですね」
エアル「まあゴーレムは食事なんてしませんから、その場にいるだけでしたけど」
ヘルメス「お主だったら、あの教祖をどの様に殺害する?」
エアル「まあ、私が教祖様を殺すだなんて・・・・・・」
ヘルメス「例えば、の話だ」
エアル「無理ですよ。私にはそんなチカラはありません」
ヘルメス「魔法ならいざ知らず、魔導具を用いれば不可能ではないだろう」
エアル「そんな事言われても・・・・・・」
エアル「どうして私が教祖様を殺さなきゃいけないんですか? 動機がありません」
ソフィア「教祖、アポカリピスさんとは親しかったんですか?」
エアル「えぇっと・・・・・・ お付き合いは何年か前から・・・・・・」
エアル「アイテムを納品したのが切っ掛けで・・・・・・」
ヘルメス「アイテムというと?」
エアル「そんな昔の話、忘れちゃいましたよ」

〇洋館の玄関ホール
ヘルメス「一旦整理しよう」
ソフィア「状況的には完全にモブジロウさんがクロね」
ヘルメス「ああ。だがしかし殺害方法が不明瞭だし、動機がない」
ソフィア「ひふみんさんには、アイスソードを手に入れるという動機がある」
ヘルメス「しかし同じく殺害方法がわからん」
ソフィア「エアルさんなら、殺害自体は可能?」
ヘルメス「不可能ではないと思う」
ヘルメス「しかし動機がない」
ソフィア「もしかしてアポカリピスさんの自殺って可能性はない?」
ヘルメス「それこそ、方法も動機も不明だ」
ソフィア「う〜ん・・・・・・」
ヘルメス「何度か食事というキーワードが出てきたな」
ソフィア「迷ったら現場に戻る。捜査の鉄則ね」

〇城の会議室
ソフィア「さて、遺体は見たから、あと調べるとしたら料理ね」
ソフィア「もしかして毒殺?」
ヘルメス「それだとモブジロウもエアルも死んでしまう」
ヘルメス「第一アポカリピスの死因は毒殺ではないだろう」
ソフィア「そっか」
ソフィア「はっくしょいぃっ!!」
ヘルメス「いや、だから人に向けるなと言うのに・・・・・・」
ヘルメス「コレ、或る意味攻撃だろう。結界は反応せんのか・・・・・・」
ソフィア「ごめん、てば〜」
ソフィア「生理反応なんだからしょーがないでしょ?」
ヘルメス「それにしたって、顔の向きくらい・・・・・・」
ヘルメス「・・・・・・生理反応?」
ソフィア「なによぅ・・・・・・」
ヘルメス「反射・・・・・・ 無意識・・・・・・ もしかして・・・・・・」
ソフィア(出た。可愛くないワンコ)
ソフィア「何? どーすんの?」
ヘルメス「ほれ。料理の臭いを嗅いでくれ」
「っかーッ!!」
「こいつぁ上モノだ」
「ヒヨス、ベラドンナ、マンドラゴラ・・・・・・」
「間違いねぇ。こいつぁトぶクスリだぜぇ」
ソフィア「トぶ? え? ドラッグ?」
ヘルメス「そういう事だ」
ヘルメス「料理の中には薬品が混入していた」
ヘルメス「恐らく意識を奪う類の物だ」
ソフィア「意識を奪う?」
ヘルメス「そもそもアイスとはドラッグの隠語だ」
ヘルメス「バーサーカー。或いはベルセルク・・・・・・」
ソフィア「狂戦士・・・・・・」
ヘルメス「これなら辻褄が合う」
ヘルメス「昨晩出されていた料理にはドラッグが仕込まれていた」
ヘルメス「それと知らずに食べたモブジロウは、見事に狂乱状態、即ちバーサク状態に陥り、アポカリピスを殺害した」
ソフィア「気が付いたらアポカリピスさんが死んでいた、ってそういう事?」
ヘルメス「アポカリピスも同じ状態だったかも知れんが、意識のない状態での戦闘では、モブジロウに分があっただろう」
ヘルメス「詳しく検証してみんとわからんが、恐らく結界は反応しなかった」
ヘルメス「お主のくしゃみと同じく、意識して攻撃しなければ、結界は攻撃と認識しないのだろう」
ヘルメス「或いは、バーサク状態を魔法効果の一種として判断しているのか」
ソフィア「じゃあモブジロウさんが、アポカリピスさんの殺害犯なのは間違いないけど・・・・・・」
ヘルメス「ああ。黒幕が別にいる・・・・・・」
ソフィア「ひふみんさんはゴーレムだから食事はしない・・・・・・」
ヘルメス「あの女・・・・・・ とんだ食わせ者だ」
ヘルメス「エアル(AIRL)・・・・・・」
  A I R L
  
  L I A R
ヘルメス「ライアー(嘘つき)ではないか!」

〇洋館の玄関ホール
ソフィア「エアルッ!」
エアル「あっれぇ〜? もうバレちゃったぁ?」
ソフィア「それがアイスソード・・・・・・」
エアル「そ」
エアル「隠してあったの、やっ〜と見つけたの」
エアル「こうやって振るとぉ・・・・・・」
エアル「あら不思議。ハッピーな粉が出てきまぁす」
ヘルメス「そいつが数年前に納品したとかいうアイテムか?」
エアル「そ。スゴいでしょぉ?」
ヘルメス「成程。教団の形をした、違法薬物業者だった訳だ」
ヘルメス「道理で教義もいい加減な筈だ」
ソフィア「錬金術師エアル。アポカリピスさんへの殺人教唆、及び違法薬物の製造、所持により逮捕します!」
エアル「ん〜・・・・・・ それは無理かなぁ?」
ソフィア「無理じゃないわよ!」
エアル「だってぇ私エアルとかじゃ、じゃないもん」
「・・・・・・」
イリス「久しぶり・・・・・・」
ヘルメス「何故気が付かなかったのだろうな・・・・・・」
ソフィア「え? 知り合い?」
ヘルメス「普通、儂の姿を見れば女子供だと言う」
ソフィア「そう言えば・・・・・・」
ソフィア「同業者って言っても疑わなかったし・・・・・・」
ソフィア「いきなりヘルメスが質問しても、何の疑問も口にしなかった・・・・・・」
ヘルメス「はじめから知っておったのだ」
ヘルメス「相変わらず悪趣味が過ぎるぞ!」
ヘルメス「イリス!」
イリス「酷いなぁ・・・・・・」
イリス「お兄ちゃんってば❤」
ソフィア「・・・・・・」
ソフィア「お・・・・・・」
ソフィア「お兄ちゃんんんんんッ!?」
ヘルメス「ようやく見つけた・・・・・・」
ヘルメス「今日こそは逃さん!」
イリス「私に構ってていいの?」
ヘルメス「構ってちゃんが良く言う」
イリス「でも、あっちでパラディンの人が暴れてるよ?」
イリス「サムライのゴーレム壊しちゃうかも?」
ヘルメス「くっ! 焚き付けおったな!」
ソフィア「なんだか良くわかんないけど、拙いわ!」
ソフィア「これ以上、モブジロウさんに手を汚させるワケには・・・・・・」
イリス「遊んでくれてありがと」
イリス「またね」
ヘルメス「くそっ!!」
ソフィア「ヘルメス! 今はっ!」
ヘルメス「わかっている・・・・・・」

次のエピソード:EP4 ヘルメスの過去

コメント

  • モブジロウの出番はコレで終わりですか?
    良いキャラだと思っていたのですが😭
    バーサクなら減刑の世界…ではないか。
    そして、クシャミから事件が動くのが面白かったです。
    ヘルメスちゃんがホムンクルスなのを忘れていました。お兄ちゃん呼びにエエ〜ッ!?てなりました。
    まあ、それはそれでムフフなんですけどね♥

  • 『アイス』ソード☺️
    こういう、わからない人にはわからないであろうネタが自分には刺さったとき、何とも言えないニヤリとする心境になります!

  • アイスソード所有者は殺される定め……!
    そしてまさかのモブジロウさん悲しい。
    ひふみんさんのシラハキャッチが見てみたいです

コメントをもっと見る(7件)

成分キーワード

ページTOPへ