天上美月《あまがみ　みづき》。
自称「超美人」の超能力探偵。
警視総監をユスって、諮問探偵の地位を得ている。
ひとの心を読み、わずか先の未来を視ることができる。

菊梁善意《きくばり　よしおき》。
N県警捜査一課の新人刑事。
名刑事を夢見るお調子者。
超ゴマすり体質が気に入られて、捜査一課入りできたというのが真相。

田滝上敬司《たたきあげ　けいじ》。
N県警捜査一課の叩き上げのベテラン刑事。

高天神鷹王《たかてんじん　たかおう》。
戦国時代から続く高天神家の当主。
高天神家は徳川幕府、明治新政府、そして戦後の日本政府において様々な謀略を担ってきたとの噂がある。

高天神多聞《たかてんじん　たもん》。
鷹王の第１子で長男。作曲家でピアニスト。
邸内の音楽堂にて、斬殺死体で発見される。

高天神梨香子《たかてんじん　りかこ》。
多聞の妻。元サーカス団員。
最近は夫の多聞とすれ違いの生活が続いており、夫婦仲は微妙。
曲芸師の仕事に復帰したいと考えているらしい。

高天神持国《たかてんじん　もちくに》。
鷹王の第２子で次男。IT企業社長。
落ち着きがなく、いろいろな事柄を同時並行でいくつも考え続けている、マルチタスク思考人間。

高天神真知子《たかてんじん　まちこ》。
持国の妻。おっとりしていて、穏やかな性格。思考が極端にゆっくりしている。

高天神吉祥子《たかてんじん　よしこ》。
鷹王の第３子で長女。
実質的な屋敷の主。聡明で怜悧な女性。通訳、翻訳家として活躍している。夫は貿易商で現在は海外に在住している。帰国は来年の予定。

高天神美音子《たかてんじん　みねこ》。
鷹王の第５子で、次女。
東日新聞で記者として働いている。
好奇心が強く活動的な性格で、歯に衣を着せない発言で周囲を振り回すこともある。高天神家の異端児。

高天神広目《たかてんじん　ひろめ》。
鷹王の第６子で四男。
過去には芸能関係の仕事に従事していたが、最近はフリーター状態だったらしい。
兄嫁の梨香子とは気が合う仲で親しくしていた。
音楽堂にて「墜落死」状態で発見される。

高天神護国《たかてんじん　もりくに》。
当主の鷹王の次男、持国の息子。鷹王の孫。
わんぱく盛りの小学生。
元サーカス団員である伯母の梨香子のことが好きで慕っている。

高天神翼《たかてんじん　つばさ》。
鷹王の弟、鷲王の次男。
極端に無口、なだけじゃなく、心も無風状態。
ま、何も考えてない、ってコトかな？

桐山利博《きりやま　としひろ》。
勤続20年となる高天神家の執事。
至って常識人であり、執事としての、厳格な行動規範に従って自身を律して生きている。いかなる事態に接しても、感情の動きや動揺がほとんどない。
ある意味、最も特異な人物。

外浦千里《とのうら　ちさと》。
高天神家の家政婦長。
温厚な人柄だが、仕事には厳しく、礼節を重んじる堅実な女性。

小野寺和明《おのでら　かずあき》。
高天神家で、執事の桐山をアシストする下僕。
若いが万事スマートでそつがない。

堀川早苗《ほりかわ　さなえ》。
高天神家の家政婦見習い。
素直で初々しさの残る娘。

副島隆一《そえじま　りゅういち》。
高天神家の専属運転手。
軽薄で小狡い男。

新発田信雄《しばた　のぶお》。
高天神家で、妻のみずほとともに住み込みで働いている料理人。
実直な性格だが、ギャンブルが趣味なのが欠点。

新発田みずほ《しばた　みずほ》。
高天神家で、夫の信雄とともに住み込みで働く料理人。
噂好きでおしゃべり。

大門平八《だいもん　へいはち》。
鷹王の元部下で、ダモクレス・セキュリティの社員。
高天神家の事件を知り、手助けするために来訪した。

正体不明の女。
事件に介入しようとする美月の命を狙っているらしい。
超能力者の可能性がある。