女子を振ったらあざと可愛い後輩が家に俺を起こしに来た。

F君(Silver Capricorn)

遊園地デート(脚本)

女子を振ったらあざと可愛い後輩が家に俺を起こしに来た。

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〇遊園地の広場
  俺は今何故か遊園地にいる。
  遡る事昨日の朝

〇広い公園
金澤紘晟「デートが下手な奴って笑われるだろうし」
石田愛莉「それならいい方法がありますよ」
石田愛莉「明日は一緒に遊園地行きましょう」
金澤紘晟「お、おい待てよ」

〇遊園地の広場
金澤紘晟「それにしてもあいつ遅いな」
石田愛莉「すいません。遅くなりました」
金澤紘晟「超待ったわ〜」
石田愛莉「そこは、今きた所って言うべきじゃあないんですかね・・・」
金澤紘晟「調子に乗るな」
石田愛莉「イテェ」
金澤紘晟「後輩だからこの位で許してやるよ」
石田愛莉「先輩のケチンボ」
金澤紘晟「そんな事、どうでもいいから行くぞ」
石田愛莉「もう〜先輩がモテないのそう言う所ですよ」
金澤紘晟「うっせぇー」
金澤紘晟「それにこの前告白されたし モテない訳じゃないと思うぞ」
石田愛莉「眼鏡姿の先輩に告白するのって罰ゲームじゃないっすか」
金澤紘晟「おい、今なんて言った?」
石田愛莉「さぁ〜行きますよ・・・」

〇ジェットコースター
金澤紘晟「ひゃー、止めてくれ〜」
石田愛莉「あははは──」

〇メリーゴーランド
金澤紘晟「は、はずかしい」
石田愛莉「先輩、早く乗りますよー」
金澤紘晟「や、やめろ」

〇遊園地の広場
石田愛莉「最後あれ乗りません?」
金澤紘晟「ちょっと気持ち悪い 休ませてくれ」
石田愛莉「駄目でーす」
金澤紘晟「勘弁してくれ〜」

〇観覧車の乗り場
石田愛莉「これに乗りますよー」
「待ってくれ」

〇観覧車のゴンドラ
石田愛莉「先輩外の眺めめっちゃ綺麗ですよ」
金澤紘晟「だな」
  沈黙が続く
石田愛莉「先輩、こういう時こそ男がリードしないと駄目なんですよ」
金澤紘晟「そうなのか? でも、何を話せばいいんだ?」
石田愛莉「仕方ないですね〜」
金澤紘晟「あーあ、悪いな」
石田愛莉「先輩ジェットコースターの時にひゃーって言ってたじゃないですか」
石田愛莉「あれは、少し引きました」
金澤紘晟「ダメ出しかよ」
石田愛莉「こう言う風な話題でいいんですよ」
石田愛莉「無理して背伸びしなくていいんですよ。 先輩」
金澤紘晟「うん、ありがとう お前のお陰でデートの仕方が分かった気がするよ」
石田愛莉「分かればいいんですよ」
  観覧車が風で揺れる。
  電気が止まる。
金澤紘晟「大丈夫か?」
石田愛莉「先輩、何も見えなくて怖いです」
金澤紘晟「直ぐに電気がつくはずだから安心しろ」
石田愛莉「このまま、ずっと家に帰れかったらどうしょう」
石田愛莉「先輩の性ですよ」
金澤紘晟「それは、いくらなんでも理不尽だろ」
金澤紘晟「仕方ない。謝罪ならいくらでも後でする」
石田愛莉「え?先輩?」
管理人「大丈夫ですか?」
金澤紘晟「はい。大丈夫です」
金澤紘晟「もう、帰るか」
石田愛莉「はい」

〇電車の中
石田愛莉「先輩、今日は本当にありがとうございました」
石田愛莉「まさか、先輩があんな大胆な事をするとは思いもしなかったでしたけど、あれはあれでありです」
金澤紘晟「あ、もう忘れてくれ」
石田愛莉「忘れません。いや、忘れられませんよ。 あんな事されましたし付き合いますか?」
「心にない事を言うなよ」
「こっちは本気で言ったのに・・・」

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