奴と俺

F君(Silver Capricorn)

エピソード2(脚本)

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〇シックな玄関
  奴が学校から帰ってきた。
斉藤壮太「只今、誰も居ないのか?」

〇クリスマス仕様のリビング
蓮「ワンワンワン、グウー、グゥーグウー」
  奴をこの家から追い出す勢いで吠えてみることにした。
斉藤壮太「おお、俺が帰ってきてそんなに嬉しいのか? よしよし、いい子にしてたか?」
  奴は、俺が怒っている事に気がつかなかった。
  だから、次に奴の足を噛む事にした。
斉藤壮太「ちぇ、痛いな」
斉藤壮太「あ、もしかして、蓮は腹が減ったからグウーって言ったり、足を噛んだらしたのか・・・」
斉藤壮太「今から餌作るから待ってろよ」
蓮「わん(餌だって!!)」
斉藤壮太「その前に卵ボ●ロをあげるよ」
蓮「わん(なんだこれは、美味しすぎる。昨日の事を許してやるか)」
  そう思った時
斉藤壮太「うわ、犬の餌ってこんなに臭いのかよ これから毎日、朝と夜やるとか勘弁だわ〜」
蓮「わんわん、(全言撤回)」
  奴に対する怒りが頂点に達した時、お母さんが帰ってきた。

〇シックな玄関
斉藤ゆいか「只今、」
  俺は、真っ先に玄関に行き尻尾を振りながら出迎えた。
蓮「キャンキャンキャン」
斉藤ゆいか「あら、凄く寂しかったみたいだね」
蓮「ワォーん」
斉藤ゆいか「着替えてくるから、蓮ちゃんの餌を作っといて散歩は私が行くから・・・」
斉藤壮太「ごめーん、蓮ちゃんの餌がめっちゃ臭くて、ここから動かせない。ゲロゲロゲロ」
斉藤ゆいか「もう、仕方ないわねぇー」
  こうして、お母さんと、一緒にラブラブで楽しい散歩に行く事になった。

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