週刊イケメン少女漫画

立坂雪花

第二話 波乱(1)(脚本)

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〇黒
  イケメン兄弟と一緒に暮らし始めて
  一週間後の事だった。

〇黒
  ──イケメン少女漫画──
  第二話

〇通学路
ありさ「もう、ついてこないでよー」
透「行く方向同じだから、仕方ねーだろ」
ありさ「一緒に登校して付き合ってるとか、変な誤解されたら嫌だわ!」
透(俺は、周りにそう思われてもいいけどな・・・)
透「はいはい、じゃあ五歩くらい後ろ歩きますよ!」
透「それにしても、ありさ、毎日遅刻ギリギリだったのに」
透「最近は早いよな!」
ありさ「ほへっ? 毎日って・・・クラス違うのに何で知ってるの?」
透「別に、ちゃんと学校無事についてるか、いつも確かめてるわけじゃないからなっ!!」
透(確かめてるけどな)
透(だってありさ、そそっかしいんだもん。心配・・・・・・)

〇大きな木のある校舎
ありさ(あら、もう着いた)
ありさ(確かに、一緒に暮らすようになってから着くの早いわ)
ありさ(透が朝、起こしてくれるおかげ?)
ありさ(ううん。先輩が朝、早いから私も自然と早くなってるだけよっ!)
透「何、ぼけっとしてるんだ。追い抜くぞ!」
ありさ「ぼーっとしてないもん。ってか真横にいるー」

〇大きな木のある校舎
……(・・・・・・)
……(あのふたり・・・・・・今日も・・・)

〇黒

次のエピソード:第二話 波乱(2)

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