最強の女の弟として転生したら、それはチートなのか教えてくれ

イチ

第二話(脚本)

最強の女の弟として転生したら、それはチートなのか教えてくれ

イチ

今すぐ読む

最強の女の弟として転生したら、それはチートなのか教えてくれ
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇荒廃した街
ゼータ「わちゃー、なんだよこの街」
ゼータ「ボロボロじゃん」
ブイ「ここもデーヴァナガリーに襲われたのね」
ゼータ「なんだよ、デーヴァナガリーって!?」
ブイ「ホントに何もかも忘れちゃったのね!?」
ゼータ「えっ、あー、うん」

〇森の中
  前回、ブイに助けられた後──
ブイ「ねー、ゼーター、お姉ちゃんって言ってよー」
ゼータ(これ、要求飲んだら底なしだろうな)
ゼータ「あいたたたたッ!」
ブイ「どしたの!?」
ゼータ「なんか、すげぇ頭打ったみたいッ! いつの間にかッ!」
ゼータ「で、なんか色々と記憶が飛んでるみたいだわッ!」
ブイ「えっ!?」
ブイ「もしかして、さっきの奴らにやられた時!?」
ゼータ「えっ? あっ、うん、そー、かな?」
ブイ「ゆるせない」
ゼータ「へっ?」
ブイ「あいつら、ゼータに後遺症まで残すなんて」
ブイ「あの一族が未来永劫、地獄の底で苦しみ続けるよう呪いをかけるわ!」
ブイ「出でよ!地獄の覇者、アディ・・・」
ゼータ「違う違う違うッ!」
ゼータ「あいつらじゃないからッ!」
ゼータ「途中で転んじゃったからかなッ!? 頭打ったの!」
ブイ「そっかー」
ゼータ(あぶねー)
ゼータ(あいつら俺を襲ったせいで、)
ゼータ(一族全滅させられた上、永久地獄行きになるところだぜ)
ゼータ(てか、なんで俺がフォローしないといけないわけ?)
ゼータ(いやいや、そーいや、なんかヤベー奴召喚しかけてなかった!?)
ゼータ(もう、こいつと関わるのやめよ)
ブイ「ホント、ゼータは転ぶのが得意ね!」
ブイ「カワイイ」
ゼータ(んっ?)
ゼータ(もしかして、戦闘の時の転ぶコマンドって俺の得意技なわけ?)
ゼータ(マジで最弱じゃねーか!)
ゼータ「てか、ブイは俺の言ってること信じてくれたわけ?」
ブイ「当たり前じゃない」
ブイ「ゼータが言うことは絶対なんだからー」
ブイ「もしも出来ないことがあっても」
ブイ「世界を捻じ曲げればいいのよー」
ゼータ「限界突破してんなー」
ゼータ「なんかもー、笑えてくるな」
ゼータ(どーにかして逃げないとヤバいなこりゃ)
ゼータ「あのさー、この辺に街とかないわけ?」
ブイ「どーしたの?」
ゼータ「えっ、いや、んーと」
ゼータ「あー、飯! めっちゃ腹減ったなーっと思って!」
ブイ「そっかー」
ブイ「じゃあ、近くの街まで移動しよっか」
ゼータ「うん、そーしよ、そーしよッ!」
ゼータ「えーっと、どれくらい距離あんの?」
ブイ「1番近くで、75000チェーンかな?」
ゼータ「なんだよ、その単位!」
ゼータ「ただ、めっちゃ遠そうだな」
ゼータ「時間はどんくらいかかるの?」
ブイ「んー」
ブイ「一瞬?」
ゼータ「はっ?」

〇荒廃した街
  そーして、ここにやってきたわけだ
ゼータ「で、なんだよ、デーヴァナガリーって!?」
ブイ「ホントに記憶がないのね」
ゼータ「だから、そーだって」
ブイ「・・・実は、私はあなたの姉じゃないの」
ゼータ「へっ?」
ブイ「あなたの恋人だったのれす」
ゼータ「なに言い出したッ!?」
ブイ「ホントなのれす」
ブイ「ホントのホントなのれす」
ゼータ「嘘すぎて舌回ってねーじゃねーか!」
ブイ「バレたか」
ゼータ(マジであぶねーな)
ゼータ(早く逃げよ)
街人「フォッフォッフォッ 旅の人とは珍しい」
街人「ここはカイムの街じゃ 何もないところじゃがゆっくりしておいき」
ゼータ「名前からして何もなさそうな街だな」
街人「何を言うかッ!」
街人「デーヴァナガリーに襲われるまでは、この街はシャルルのルーカスとまで言われた場所じゃぞ!」
ゼータ「どこの何なのか例えがサッパリなんだけど!」
ブイ「ホントに何も覚えてないのね 実は私は・・・」
ゼータ「無限ループ!?」
ゼータ「んっ? なにこれ?」
街人「デ、デ、デーヴァナーガリーじゃ!」
街人「ワシは一人で逃げるぞィ」
街人「ワシ一人だけ助かればいいのじゃからな」
ゼータ「おいおい、だから何なんだよ、デーヴァナガリーって?」
「ついに見つけたぞ、ブイ」
ゼータ「めっちゃこぇぇー声がするッ!」
「魔王ピイ様の晩飯にしてくれるわッ!」
ゼータ「えっ? なになに? ブイが目的なのか!?」
「ワハハーッ!!」
ゼータ「・・・」
ゼータ「・・・」
ゼータ「えっ?」
ゼータ「何も起きないけど?」
ゼータ「どゆこと?」
ブイ「私と間違えてさっきの老人が連れて行かれたみたいね」
ゼータ「マジか!?」
ゼータ「そーいや、若干の死亡フラグ立ってたわ」
ブイ「この街にご飯食べれるとこあるかしら」
ゼータ「いやいや、そーとークール!」

〇荒廃した街
ブイ「ご飯食べないのー?」
ゼータ「いや、さすがにあのじいさんそのままじゃ、後味悪すぎでしょ」
ブイ「そっかー 優しいゼータぁ」
ゼータ「でも、どうしたもんだろ」
ゼータ「どこ連れてかれたかも分かんないし」
ゼータ「なんか、魔王ピイみたいこと言ってたっけ?」
ブイ「じゃあ、とっととピイやっつけよっか」
ゼータ「いやいや、ブイでもさすがに魔王だぜ・・・」
ゼータ「レベル上げたり、装備整えたりして──」
ゼータ「そもそも、魔王の住む城だって遠いだろうし」
ブイ「そんなの、ここに呼んじゃえばいいのよ」
ゼータ「えっ?」
ブイ「召喚」
ゼータ「で、出たーッ!」
ピイ「うひひ、ブイよ、良いではないか 良いではないか」
ゼータ「なに中に召喚されたんだ、魔王!?」
ピイ「む、ここはどこだ」
ピイ「やや、こんなところにもブイ!? なぜだッ!?」
ゼータ「あのじいさんの事、ブイに見えてたのか? どんだけ目が悪いんだ、魔王」
ピイ「妖しい術を使うと聞くから、その類だな」
ピイ「ええい、何度でも連れ去ってくれるわッ!」
ピイ「ワープッ!」

〇闇の闘技場
ゼータ「いやいや、俺が連れ去られてんだけどッ!」
ピイ「ようこそ、我が城へ、ブイ」
ゼータ「俺がブイに見えてたのかよ!?」
ゼータ「目ぇ腐ってんじゃねえの!?」
ピイ「内臓もすべて腐ってるぞ」
ピイ「面白いこと言うな、ブイは」
ゼータ「だから、ブイじゃねーんだわッ!」
ピイ「なに!? じゃあ、貴様は一体、誰だ!」
ゼータ「うーん、一応、ブイの弟?」
ピイ「なにっ!? ブイの弟だと!?」
ピイ「ゆるさーんッ!」
ゼータ「声でけぇー!」
ピイ「よくも計画の邪魔をしてくれたな! 地獄の底で後悔するがいい!」
ゼータ「急にすげぇ、魔王っぽいセリフだな!」
  魔王ピイがあらわれた!
ゼータ「いや、結構前からあらわれてたけどね!」
ゼータ「こっから戦闘ってこと!? やべーじゃん!」
  ゼータの行動を選択してください
ゼータ「こんなの逃げる一択だろ」
  ゼータのコマンド
  ・転ぶ
  ・名前を叫ぶ
  ・逃げる←ボス戦のため選べません
ゼータ「嘘だと言ってくれ!」
ゼータ「ブイもいないし、「転ぶ」しかねーじゃん!?」
ゼータ「奇跡を起こってくれ!」
ゼータ「「転ぶ」!」
  ゼータは転んだ!
  しかし、なにも起こらなかった!
ゼータ「でしょーね!」
  魔王ピイの攻撃
ゼータ「はい、死んだー!」
  魔王ピイは最終究極魔法を唱えた!
ゼータ「容赦ねー!」
ピイ「Hfchjgfdrhjkjyfgujjbfdtyjbvdswetuknbczawryknbctujnv──」
ピイ「etgguhvftujbcswyujbcxsafjklkbvcfhkknbvxdhjnnjjgcfghjb──」
ゼータ「呪文なげぇーな!」
街人「フォッフォッフォッ 違うやつが襲われて命拾いしたわい」
ゼータ「あっ、じーさん生きてたのかよ」
街人「とにかく、 わしだけが生き残ればいいのじゃから。 他のやつはどうなってもいいのじゃから」
ゼータ「やばいやばい! 死亡フラグ連発してる!」
ピイ「ghdfukvfhjjcfhjjjk・・・ DOOON!!!!」
街人「ギャーッ!!」
  呪文は転んでいるゼータの上を通過して、
  街人にクリティカルヒットした!
ゼータ「最終究極魔法の上にクリティカルヒット!」
ゼータ「俺のせい!? 俺のせいなのか!?」
  ゼータの行動を選択してください
ゼータ「おいおい、どーすんだよ」
  ゼータのコマンド
  ・転ぶ
  ・名前を叫ぶ
  ・逃げる←ボス戦なので選べません絶対に
ゼータ「絶対にって言われても・・・」
ゼータ「やるしかねーだろ!」
ゼータ「「逃げる」!」
  ボス戦なので「逃げる」は選択でき・・・
  選択で、で、で、でき、で、で、
ゼータ「おいおい、なんかバグってねーか!?」
  ゼータは逃げ出した!
ゼータ「えっ!? 逃げれんじゃん!」
ゼータ「なんで??」
ブイ「ゼータが言うことは絶対だからね」
ゼータ「えっ??」
  ブイがあらわれた!
ゼータ「ちょ待って! ボス戦なのに逃げれたのって・・・」
ブイ「ちょっと世界を捻じ曲げてみましたー」
ゼータ「ムチャすんねッ!」
ピイ「逃がさんぞッ!」
  魔王ピイが追ってきた!
ゼータ「やべーッ! 追いつかれちまった!」
ピイ「むっ! 貴様は誰だッ!」
ゼータ「こいつがブイだろッ!」
ゼータ「探してたんじゃねーのかよッ!」
ピイ「なにッ!? ブイだとッ!?」
ピイ「フハハハッ! 飛んでタンポポ風に乗せ、とはこの事だッ!」
ゼータ「飛んで火に入る夏の虫ね! ステキな変換いらないから!」
ピイ「我が最終究極魔法の餌食となるがいいッ!」
ゼータ「やべぇ! さっきの超特大魔法が来るッ!」
  魔王ピイが最終究極魔法を唱えた!
ピイ「Hfchjgfdrhjkjyfgujjbfdtyjbvdswetuknbczawryknbctujnv──」
ゼータ「ブイ! この呪文なげぇから、 唱えてる間に逃げるぞ!」
ピイ「etgguhvftujbcswyujbcxsafjklkbvcfhkknbvxdhjnnjjgcfghjb──」
ブイ「貴様は、呪文じゃなくて念仏でも唱えてろ」
ピイ「ghdfukvfhjjcfhjjjk・・・」
ブイ「DOOON!!!!」
ピイ「ギャーッッッッッ!!!」
  ブイのエネルギー反射により、
  魔王ピイは最終究極魔法のクリティカルヒットの倍の倍、さらに倍のダメージを受けた!
ゼータ「クイズの最終問題みたいな跳ね上がり方!」

〇闇の闘技場
ゼータ「魔王、めっちゃダメージ食らったと思うけど」
ゼータ「えっ? これ生きてんのかな?」
ピイ「・・・」
ピイ「シーン」
ゼータ「生きてるな」
ピイ「すみませんでしたーッ! 謝りますーッ! なんでもしますーッ!」
ゼータ「泣くことねーだろ」
ブイ「ゼータを襲ったこと、許すワケにはいかぬ」
ゼータ「そこ厳しいのね!」
ゼータ「いやいや、ブイ。 俺も別にケガとかねーし。 ただ転んだだけ・・・」
ゼータ「あっ!!」
ゼータ「そーいや、あのじいさん大丈夫なのか!?」
ピイ「あの者は、大丈夫です」
ゼータ「そーなんだ、よかったわー 俺が避けたせいもあるからなー」
ピイ「あの者は、今ごろ天国におりますから」
ゼータ「死んでんじゃん! それ大丈夫って言わねーから!」
ゼータ「やべー 後味悪いわー」
ブイ「じゃあ、とりあえずこいつも処分しとく?」
ゼータ「処分て!」
ピイ「許してくださいー その代わり、生き返りの薬草を差し上げますのでー」
ゼータ「そんなんあるんじゃん」
ゼータ「それでいいよ ブイも許してやれよ」
ゼータ「で、その薬草どーすんの?」
ピイ「遺体に振りかけるだけで生き返りますー」
ゼータ「カンタンじゃん!」
ゼータ「えーっと・・・ あれ?じいさんの遺体は?」
ピイ「消し飛びましたー」
ゼータ「ダメじゃん!」
ゼータ「強すぎんだよ、最終究極魔法!」
ゼータ「んじゃどーすんだよ」
ピイ「消し飛んだ遺体が集まる場所がありますので そちらに行かれてみては?」
ゼータ「そんな場所あんのか!」
ゼータ「メンドくせーけど行くかー 俺のせいだもんなー」
ブイ「ゼータは悪くない」
ブイ「こいつが悪いのよ」
ブイ「すぐに消し飛ばすから待ってて」
ピイ「勘弁してくださいませぇぇぇぇー」
ゼータ「もう、あんまイジメんなよ」
ピイ「私めもお供いたしますのでぇぇぇー」
ゼータ「いやだよ!ついてくんなよ! こんなイカついやつ!」
ピイ「わ、わかりましたッ!」
ゼータ「なんだなんだ!?」
P「魔王ピイです」
ゼータ「めっちゃ可愛くなったな!」
P「この格好ならよろしいでしょうか?」
ゼータ「んー、場所もわかんねーから、仕方ねーか?」
ゼータ「ねぇ、ブイ?」
ブイ「貴様、今、ゼータに可愛いと言われたのか? 許せん!」
ゼータ「言ってない言ってない!」
ゼータ「かわいそう、って言ったと思う!」
ブイ「んじゃいいかー」
P「ホッ」
  新しくPが仲間に加わった!
ゼータ「魔王連れて、俺たち一体どこ行くんだ?」
ブイ「ねぇ、ゼータぁ 私にも可愛いって言って欲しいなぁ」
  ゼータの旅はまだ続きそう・・・なのか?

次のエピソード:第三話

コメント

  • 世界を捻じ曲げて、魔王を瞬殺するブラコン、、、存在がいろんな意味で恐ろしすぎます!しっかりしたストーリーと満載の小ネタが楽しすぎます!

成分キーワード

ページTOPへ