最強の女の弟として転生したら、それはチートなのか教えてくれ

イチ

第三話(脚本)

最強の女の弟として転生したら、それはチートなのか教えてくれ

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〇荒れた小屋
  新しく魔王ピイ(=P)を仲間に加え、ゼータ一行は、
  消し飛んだ街人の遺体を探す旅へと出かけることになった。
  ゼータが避けたせいで消し飛んだので。
ゼータ「いや、狙ってたわけじゃないからね!」
  一行は一度カイムの街に戻り
  お預けになっていた食事をとることにした。

〇荒れた小屋
ゼータ「ちょ、ブイ、飲み過ぎじゃね?」
ブイ「このくらいへーきへーき」
ブイ「うぃ」
ゼータ「ベロベロじゃん」
ゼータ「大丈夫かよ」
ブイ「心配してくれてうれひー」
ブイ「チュッ」
ゼータ「やめろやめろ!」
ブイ「ひひ」
ブイ「お花摘みにいきまーす」
ゼータ「黙って行って来い!」
「らるらー♪」
ゼータ「あいつ、大丈夫かよ」
P「お酒に弱いんですねぇ」
ゼータ「そーいや、お前、なんで街とか壊してたの?」
P「私は壊してませんよ」
ゼータ「だってデーヴァナガリーが街壊したって聞いたけど」
P「私はデーヴァナガリーじゃないですよ」
ゼータ「え?違うの!?」
P「私はただの魔王ですから」
ゼータ「ただの、って」
ゼータ「よく考えたら魔王ってなんなの?」
P「魔族の王です」
ゼータ「街壊したりしないんだ」
P「どちらかというと魔族の為に街作ってますよ」
ゼータ「え?じゃあデーヴァナガリーって誰?」
P「闇の王ですね」
ゼータ「闇?」
P「そうです」
P「正確には良く分かりませんが」
P「急激に闇の力を手にした怪物みたいですね」
P「魔族の一部も彼の元に行ったとか 吸収されたとか」
ゼータ「ふーん」
ゼータ「まぁ、俺には関係ねーからいいけど」
P「そーですね」
ゼータ「ん?」
ゼータ「ブイ遅くね?」
お店の人「お食事、口に合いましたか?」
ゼータ「あ、うん」
ゼータ「こっちのメシめっちゃ美味いわ!」
お店の人「こっちの?」
ゼータ「あ、いや、こっちの話」
お店の人「こっちの話?」
ゼータ「あ、いやいや気にしないで」
お店の人「追加のお食事は大丈夫ですか?」
ゼータ「もう腹一杯!」
お店の人「では、お勘定お願いしまーす」
お店の人「50000チェリーですねー」
ゼータ「あ、お金?」
ゼータ「俺、もってねーや」
ゼータ「P持ってる?」
P「いえ」
ゼータ「ごめん、今ないからちょっと待ってよ」
お店の人「はぁ〜!?」
お店の人「金持ってねぇーのに来たのかよ!」
P「ちょっとブイさん探して来ますね」
ゼータ「あ、P!?」
お店の人「あんた、逃げる気!?」
ゼータ「いやいや、もう1人連れがいるからそいつが持ってると思うんだけど・・・」
お店の人「もう閉店なんだけど!」
ゼータ「ど、どしたらいい?」
お店の人「じゃあ、仕事してもらうしかないね!」
ゼータ「し、仕事?」
ゼータ「皿洗いとか?」
お店の人「皿洗いなんかじゃ、半年くらいかかるわよ」
ゼータ「そんな高ぇのかよ!」
ゼータ「じゃあ、何すればいいんだよ」
お店の人「見たところアナタ、旅の戦士みたいだから」
お店の人「この辺にウロついてるクマを退治してくれたらチャラにしてあげるわよ」
ゼータ「クマ!?」
ゼータ「ブイがいれば簡単なんだけど──」
ブイ「たらいまー」
ゼータ「あ、ブイ!」
ブイ「はい」
ゼータ「ホントに花摘んできたのかよ!」
ゼータ「いや、お金持ってる?」
ブイ「にゃし!」
「はぁ〜!?」
ブイ「スヤスヤ」
ゼータ「寝ちゃった!?」
お店の人「じゃ、お願いね、クマ退治!」
ゼータ「い、今からー??」
  つづく

次のエピソード:第四話

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