読切(脚本)
〇マンションのエントランス
健太の夢の中
小学生『???』「実は、千葉県に引っ越す事になったの・・・ それで、健太君にこれを渡したくって」
健太「え、引っ越すの?どうして それと、これってこの前お前が作ってたビーズの指輪じゃん」
小学生『???』「親の仕事の関係上で・・・」
小学生『???』「後、今日は貴方に伝えたい事があるの。 私は健介の事が・・・」
健太「ああ、なるほどね。 その先は13年後俺から言いたいからそれまで待っててくれ」
「うん。待ってる」
〇部屋のベッド
健介は目を覚ます。
橋本健太「あーあ、夢か それにしてもあの日から今日で13年が過ぎたのか 早いもんだな・・」
テレビを付けると占い番組がやっていた。
中々俺の星座が出ないなあ〜と思いながらテレビを見ていると・・・
アナウンサー「御免なさい。 12位は山羊座の人です。 今日の貴方の周りには災難が立て続いて起きます」
「ラッキーアイテムは、大切な人から貰った指輪です。身につけていると最後にいい事があるかも!!」
健太はテレビを消す。
健太は指輪を探して持って行く
〇遊園地の全景
古谷「珍しく寝坊か?どうしたんだよ!」
橋本健太「悪い。小さい頃の夢をみて起きたら8:00だった」
古谷「そうか、じゃあ行くよ」
橋本健太「うん」
ジェットコースターに乗ると携帯を落とし、
パレードを見たら鳥の糞が落ちて来たりと色々な災難にあった。
古谷「大丈夫か?」
橋本健太「あーあ、飛んだ災難だよ。 そう言えば今日占いで山羊座が12位で災難が続くって言ってたんだよ」
古谷「占いって当たるんだね」
橋本健太「うん、でもラッキーアイテムを身に付けていると最後にいい事が起こるらしいんだ!!」
古谷「そっか」
〇遊園地の全景
橋本健太「今日はめっちゃ遊んだし、もう帰るか?」
「そうだな。俺は車があるからこっちから帰るわ〜」
橋本健太「気をつけって帰れよ」
橋本健太「俺も帰るか」
〇渋谷のスクランブル交差点
帰り途中女性にしつこく絡む男性達がいた。
A「ねえ、お姉さんアナウンサーをやってるんでしょ?一杯お酒飲みに行かない?」
B「いいでしょ?行こうよ」
アナウンサー「すいません。私、お酒が弱いので」
橋本健太「おい、そこのおじさんその子が怖がってるから辞めてやれよ」
彼氏持ちかよと言いながらAとBは逃げて行く。
アナウンサー「助けてくれてありがとうございます」
橋本健太「気にしなくていいぜ・・・ それよりニュース番組のアナウンサーじゃないか」
アナウンサー「はい。そうです」
アナウンサー「その指輪何処かで」
橋本健太「あーあ、これですか。 昔、結婚の約束をした女子がいて、その子に貰ったんです」
アナウンサー「へぇ、そうなんですね。私、そう言うロマンティックな話大好きなんですよ・・・」
橋本健太「でも、13年前なんで多分相手は覚えないと思うんですけどね。笑笑」
アナウンサー「13年前?」
橋本健太「はい」
アナウンサー「も、もしかして君って橋本健太君?」
橋本健太「はい。そうですけど・・・」
橋本健太「ん?」
橋本健太「もしかして、お前ってまり?」
アナウンサー「うん」
橋本健太「真剣な話があるだ、どこかの店に入ろう」
〇シックなバー
店内に入ってから無言が続く
アナウンサー「伝えたい事って何かな?」
マリはドキドキしながら健太を見つめる。
橋本健太「あの時の約束がまだ有効か分からないけど、俺は13年間お前だけを想って来た。それで俺は、お前の事が、、、」
照れる健太
橋本健太「ずっと好きだった。だから、俺と付き合ってくれないか?」
アナウンサー「ちなみに私のどこが好きなの?」
橋本健太「い、言わせんなよ。バカ」
アナウンサー「言ってくれないなら断ろうかな?」
橋本健太「おい、それ本気で言ってるのか?」
アナウンサー「本気だったらどうする?」
健太は照れながら私の好きな所を言った。
照れている姿を見て私はキュンとした。
橋本健太「それで返事はどうなんだよー?」
アナウンサー「うん、ずっと待ってた。私も貴方の事が好きだよ」
橋本健太「この指輪を受け取ってくれないか?」
アナウンサー「うん」
橋本健太「改めてもう一度言うけど、俺と付き合ってみないか?」
アナウンサー「はい。喜んで」
こうして二人は付き合う事になった。
13年越しの再会、お互いに約束を覚えている……何てロマンチックなんだろうと思いました!これから、二人が13年間分の思い出を埋めていってほしいです!
素敵な作品ありがとうございました!
子供の頃の約束を13年間も覚えていたなんて、お互いにとって素敵な思い出だったんでしょうね。
幼い頃に貰ったプレゼントが、2人を結び付けるラッキーアイテムになるのがロマンチックだなと思いました。
星座占いのラッキーアイテムをつけてると、本当に最後にいいことがありましたね!
13年間思いを持ち続けてたなんて、ロマンティックだなぁって思います。