愛天使世紀 ウェディングアップル

ウェディングアップル・シナリオ制作チーム

第65話 悪魔の血を持つ男たち②(脚本)

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〇洞窟の入口(看板無し)
苗場桜「マニフェスティション・オブ・フェイスフル・エンジェル・チェリー!」
雪代椿「桜さん、どこへ?」
チェリー「!」
チェリー「どこだっていいでしょ」
雪代椿「大門ダイキ、いいえ、 ダーブラックの所に行くのですわね」
チェリー「放っておいて」
雪代椿「ダーブラックを 元の人間に戻したいのでしょう?」
チェリー「あんたには関係ない!」
雪代椿「・・・わたくしだって、 エビーダを海老原カイに戻したいですわ」
雪代椿「わたくし、愛を信じますわ・・・ 戦いで愛は育ちませんもの」
雪代椿「マニフェステイション・オブ・ブレイブ・エンジェル・カミーリア!」

〇けもの道
  バビルンは飛び立っていく二人を
  物陰から眺めていた。
バビルン「大変だ・・・!」

〇岩穴の出口
バビルン「桜と椿が敵の本拠地、魔船に向かった!」
武笠蘭「え!?」
霧乃あやめ「そんな、無茶な・・・」
朝陽林檎「止めなくちゃ!」
  立ち上がった林檎は、
  深い傷に痛みを感じて膝をついた。
霧乃あやめ「林檎」
武笠蘭「無理するな」
朝陽林檎「うぅ・・・」
武笠蘭「バビルン、黙って見てたのか?」
バビルン「だ、だって・・・」
朝陽林檎「蘭、お願い、二人を連れ戻して」
武笠蘭「任せてくれ」
霧乃あやめ「私も行くわ」
武笠蘭「バビルン、お前も来い」
  蘭はバビルンを掴むと、
  あやめと一緒に洞窟を飛び出した。

〇洞窟の入口(看板無し)
霧乃あやめ「桜ちゃん、まだ大門ダイキって子に こだわっているようね」
霧乃あやめ「相手は悪魔なのに どうするつもりなのかしら?」
武笠蘭「椿さんもだ」
霧乃あやめ「とにかく急ぎましょう」
霧乃あやめ「マニフェステイション・オブ・ホープ・エンジェル・アイリス!」
武笠蘭「マニフェステイション・オブ・エモーション・エンジェル・オーキッド!」
オーキッド「バビルン、どっちだ?」
バビルン「あっちの方角だ!」

〇実験ルーム
  ビーモンは外部監視用のモニターで
  飛んでくるチェリーの姿を見つけた。
ビーモン「あの小娘は・・・」
ダーブラック「愛天使チェリー・・・」
ビーモン「何かとお前に戦いを挑む奴か」
ダーブラック「あの娘は・・・ボクが叩く!」
ビーモン「ダーブラック。弱い心は捨てろ。 徹底的にあの小娘を撃破しろ」
ビーモン「この船の位置をさとられぬよう、 迂回して叩き潰せ」
ダーブラック「分かった、兄さん!」

〇空
ダーブラック「愛天使チェリー、 今日こそ決着をつけてやる」
チェリー「ダーブラック!」
  ダーブラックは魔船から外れた空域へ
  チェリーを誘導する。
チェリー「待って、私の話を聞いて!」
チェリー「ウェディング・ベル!」
  リン、リン、リン!
チェリー「お願い。悪魔の血を消して」
チェリー「ダーブラック、いいえダイキ、 あんた、本当は優しい性格なのよ」
ダーブラック「うるさい、 僕の何を知ってるって言うんだ?」
チェリー「だって友達だもん。わかるよ」
ダーブラック「二度と小生意気な口を きけないようにしてやる!」
チェリー「こんなに頼んでもダメなの?」
ダーブラック「消えろ! 死ね、死ね!」
チェリー「どうして、分かってくれないの? 私達、友達になったのに・・・」
ダーブラック「友達なんかじゃない!」
チェリー「あんたは友達よ。 一緒に見た花火を思い出して!」
ダーブラック「花火だと?」

〇土手
苗場桜「綺麗・・・」
大門ダイキ「・・・・・・」
苗場桜「ん? なによ」
大門ダイキ「な、なんでもない」
大門ダイキ(なんだろう、こいつを見ているとなんか、ドキドキする)

〇空
ダーブラック「は、花火がなんだって言うんだ」

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