キュンキュン911(脚本)
〇ゆめかわ
イケメン「君が好きだ!」
〇雷
ヒロイン「おっオッヒョぉぉぉ!」
〇黒
やってしまった
いきなり告白するんだもん
〇黒
世の中には不思議な事があるもので
〇ゆめかわ
とりわけ一番謎なのは
世間一般で言うイケメン君が
私を好きだと言う
この状況である
〇水たまり
いやいや待て待て
〇ゆめかわ
この顔は
〇ハート
フツーこうでない?
※あくまでもヒロインの主観です
〇雷
ハッ!
これはいわゆる
どれだけモテるかのやつでは?
〇炎
そうね!
ハーレムはダメ絶対!
〇keep out
ヒロイン「何人目の告白ですか?」
〇ゆめかわ
イケメン「君が、初めてなんだけどな」
〇落下する隕石
〇パチパチ
いやいや無い無い
それはない
〇ゆめかわ
この顔よ!
ッッちょまっ
ええっ!?
〇個別オフィス
ヒロイン「理由を伺っても?」
〇ゆめかわ
イケメン「一緒にいると楽しいから」
〇数字
〇遊園地の広場
「楽しい・・」
〇明るいリビング
父さんのオナラで
ネコが
ぎぃやぁぁって
叫んだ話とか?
いや、これは違うな
〇個別オフィス
ヒロイン「えーと? 思い着かないんだけど?」
〇ゆめかわ
イケメン「そう? いつも面白いけど 例えば・・・ (あっ、歯キレイ♪ )」
〇一戸建て
イケメン「新聞でーす!」
〇一戸建て
ヒロイン「いよっ!勤労青年! 彼女へのプレゼントかい? ニクいね!このこのっ!」
〇一戸建て
〇パチパチ
ヒロイン「それ? てかアタシ近所のおばちゃんか!」
〇ゆめかわ
イケメン「それとかお父さんとネコの話とか」
〇空
父さぁん!!
ヒロイン「その・・・お気に召しましたか?」
〇ゆめかわ
イケメン「大分ねっ」
〇月夜
ヒロイン「どうもです ん? じゃあ、仕事は何の為に?」
〇ゆめかわ
イケメン「いやー、父子家庭なんで 弟にプレゼント 買ってあげたくてさ」
〇ゆめかわ
ヒロイン「父子家庭・・・ (母性が!)」
〇パチパチ
ヒロイン「ってちょっと待てい!! その服と首飾りはどしたん!?」
〇ゆめかわ
イケメン「モライモノです」
〇雷
ヒロイン「そんなんくれるヒトはおらん お姉さんに見せてみ」
〇ゆめかわ
イケメン「この人だよ。 父さんの仕事仲間」
〇モヤモヤ
どれどれ・・・
〇ゆめかわ
あっ・・・うん、何か・・・ごめんネ
〇個別オフィス
ヒロイン「お父様は何を?」
〇ゆめかわ
イケメン「土建屋っても 良く旗振りとかしてる 見る?」
〇水玉2
ヒロイン「ぜっ、ぜしとも (噛むなわたしー)」
〇寂れたドライブイン
どっ
〇ゆめかわ
どぅえぇえ!!??
〇ゆめかわ
イケメン「びっくりしたでしょ? 似てないよね けど 毎日働いて 気付いたら真っ黒のツルツルって訳」
〇寂れたドライブイン
分かる
あの仕事大変そう
〇巨大なビル
でも、なる?ここまで
外国の守衛さんだよ
〇モヤモヤ
って
待って
持ってれば
見たくなるよね
アドレス帳っと
〇ゆめかわ
イケメン「えっ、ちょっ!」
〇黒
三郎
〇個別オフィス
ヒロイン「見つけましたよ!ワトソン君! 偽名っぽいの RRRっと」
〇水中
イケメンフレンド三郎「ん~どした~? 告白は上手くいった?」
〇教室
マイっ クラスっ メイツ !!
〇数字
女の名前が有るはず
有った
これよ!!
〇美しい草原
由美「どうしたの? 告白は上手く行った?」
〇教室
友達のよしみー!
〇ソーダ
ヒロイン「ごめんなさい、ケータイ勝手に 見たりして」
〇水玉2
ヒロイン「でも、友人に愛されてるわね! コノコノ!( ´∀`)σ」
〇ゆめかわ
イケメン「愛されたいのは君だけどね」
〇ハート
〇水玉2
ヒロイン「そ、そう言うことさらっと言わないっ」
〇ゆめかわ
イケメン「おっと、電話だ ゴメン、今行くよ」
〇ゆめかわ
ヒロイン「おっ?第一妻かっ?」
〇ゆめかわ
イケメン「違うよ!弟だよ! ほらっ、弟!」
〇ゆめかわ
ヒロイン「どれどれ (兄だけ美形かも)」
〇水玉2
〇ハート
ヒロイン「よし! 合格!!」
〇ゆめかわ
イケメン「有り難う?」
〇水玉2
イケメン「これから弟迎えに行くんだけど せっかくだから一緒に来ない? 父さんも居るしウチでお茶でも出すよ」
〇雷
〇keep out
ヒロイン「その・・・ とって食べられたりは・・・」
〇水玉2
イケメン「しません! 信用して欲しいな、 時間も無いし行くよっ」
〇幼稚園の教室
イケボーイ「おにーたーん!」
〇水玉2
ヒロイン「たん て・・・」
〇幼稚園の教室
イケメン「待たせたなー イイ子にしてたか?」
〇幼稚園の教室
イケボーイ「うんっ!」
〇幼稚園の教室
がしっ!
〇幼稚園の教室
イケボーイ「こんにちはー 仲良くしてねっ!」
〇ハート
いきなりは反則やろー
〇幼稚園の教室
イケメン「こらっダメだろ」
〇幼稚園の教室
イケメン「ゴメンね?」
〇幼稚園の教室
ヒロイン「いえいえこちらこそ ごちそうさまと言うか なんと言うか・・・」
〇幼稚園の教室
イケメン「そう?なら行こうか」
〇市街地の交差点
3人で歩いていると
親子ってこんなものかしらと
母性がこみ上げて来るのを感じた
〇草原の一軒家
ヒロイン「この家って」
〇草原の一軒家
イケメン「良く言われるよ あのエンディングの家みたいって」
〇草原の一軒家
ヒロイン「ふふっ♪ お邪魔します」
〇古いアパートの部屋
お父様「ウェルカム!」
〇古いアパートの部屋
ヒロイン「は、ハロー?」
〇古いアパートの部屋
お父様「HAHAHA、こう見えて日本人だぞぅ?」
〇古いアパートの部屋
イケメン「父さん! いつもこうなんだから・・・」
〇古いアパートの部屋
いつもこうなんだ・・・
〇古いアパートの部屋
イケメン「取り敢えずあがってあがって! 母さんにもあって欲しいしね・・・」
〇古いアパートの部屋
ヒロイン「でも、お母さんって・・・」
〇古いアパートの部屋
イケメン「まぁ、ちょっと来てみて」
〇和風
〇雷
ヒロイン「わたしー?」
〇雷
ヒロイン「マザコンズ?」
〇古いアパートの部屋
ヒロイン「この子もーってそれはないか」
〇水中
イケメン「やっぱり・・・そう・・・思うよね うん、当然だと思う だけど、聞いて欲しい」
〇ゆめかわ
ヒロイン「はっ、ハイっ (何か緊張する)」
〇教室
イケメン「正直びっくりした、 母さんの生き写しみたいな君に・・・ 視線は自然と向いたんだ」
〇教室
でも、君は母さんとは違った
どこまでも明るくて
クラスの中心に居て
オレの事も
良く輪に入れてくれて
〇教室
イケメン「貧乏でつらい事の多かったオレも 良く笑うようになって・・・」
〇古いアパートの部屋
そんな君の事を話すと
家族があったかくなるのを感じたんだ
〇教室
それを話したら
恋じゃね?って言われて』
〇教室
イケメン「意識したら止まらなくて と言う訳さ」
〇古いアパートの部屋
イケメン「恥ずかしい話だけど 本気なんだ 付き合って欲しい」
〇古いアパートの部屋
ヒロイン「な、成る程、そんなに愛されてたとは」
〇古いアパートの部屋
ヒロイン「断る理由も無いし わたしもやぶさかではないし こちらこそよろしくお願いします」
〇古いアパートの部屋
〇古いアパートの部屋
イケメン「何で父さんが泣いてんだよっ でも、有り難う これから宜しくっ」
〇水たまり
ヒロイン「ん」
〇古いアパートの部屋
ヒロイン「よーし、話も纏まったし 弟君のプレゼントの為に 明日から2人で笑いを取りに いくわよー! 目指せ!てっぺん!!」
〇古いアパートの部屋
イケメン「え~っ! そっち? ちょっと待ってよー」
〇古いアパートの部屋
ヒロイン「やだよーっだ! くやしかったら 捕まえてごらんなさーい」
〇古いアパートの部屋
〇古いアパートの部屋
〇古いアパートの部屋
世の中には不思議な事が有るもので
その理由が分かっても
未来は分からない訳で
〇草原の一軒家
それでもそれぞれが心の向くままに
進むのが
多分正解なんだと私は思います。
あなたも多分
それを望んでるのでしょう
〇水玉2
ヒロイン「おまかせあれ! 貴女の分まで このわたしが全力で挑みますぞ♪」
〇幻想2
イケメンの告白からのハッピーエンドまで、前作の影響で「オレ、借金持ちなんだ」とかとんでも設定があるのかとワクワクしながら(おい)読んでしまいました(^_^;)
お父さんが濃いめという、インパクト強めな方でしたが、みんないい人達で、よかったよかったε=( ´∀`)
冒頭の告白シーンで、色々と考える主人公が面白かったです!
最後は、みんなが笑顔でとても幸せな気持ちになれました!
素敵な作品ありがとうございます!
冒頭の告白シーンから引き込まれてしまい、最後まで夢中にタップしてました。
すごく面白かったです!