The Justice Twins

どんぐり

ジャスティスツインズの苦悩(脚本)

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〇シックなリビング
  12月になった。
「おはよう」
「おはよう」
江川るり子「今日から12月ね」
江川和樹「そうだね。年賀状とか書いたり、大掃除しないとね」
江川和美「恩師とかに年賀状出すわ」
江川勝「こっちも大掃除のスケジュール、立てなくちゃね」
江川るり子「そうね。早いうちに取り掛かりましょう」
江川勝「じゃあ朝ごはん食べるか」
  メンバーは、朝食を摂り始めた。

〇教室
  いつもの教室。
江本美嘉「もう12月ね」
江川和樹「そろそろ終業式だね」
江川和美「年の瀬って感じね」
高橋瞬「12月といったら、クリスマスに年越しだ」
江川和樹「そのためにも今から正月の準備しなきゃ」
宇野武「だな」
  やがて先生が入ってきた。
山下紀夫「はい、おはようございます」
  ホームルームがスタートした。
山下紀夫「いよいよ12月です。年末なので気を引き締めていきましょう」

〇ハイテクな学校
  夕方。
江川和樹「すっかりクリスマスシーズンだね」
江川和美「町中、にぎわってたわね」
江川和樹「僕らもクリスマス、楽しみにしてたもんね」
江川和美「そうね」

〇クリスマス仕様のリビング
  二人が小さかった頃のクリスマスイブ。
「メリークリスマス!」
江川美代子「いらっしゃい!!」
江川智雄「いらっしゃい」
江川智雄「君たちは明日パーティー?」
江川和美(幼少期)「正解!」
江川和樹(幼少期)「明日は終業式だよ!」
江川美代子「そういえば今日は休日ね」
江川美代子「クリスマスのお菓子とプレゼント、渡すわね」
江川智雄「おじさんとおばさんで選んだんだ」
「ありがとう!」

〇ハイテクな学校
江川和樹「懐かしいね」
江川和美「本当ね」
  その時だった。
江川和樹「ウォッチが鳴ったぞ」
江川和美「確かめてみるわ」
江川和樹「この近くで事件だ!」
江川和美「行ってみましょう!」

〇ゆるやかな坂道
放火魔「ここだな。ここにいるのはわかってんだし、俺と一緒に死のう」
女性「やめてください!」
女性の交際相手「こいつの側から離れろ!」
  和樹と和美がかけつけた。
江川和樹「やめなよ!相手を道連れに火を放って死のうなんて、間違ってるよ!」
江川和美「そうよ!あなた、自分の立場をわきまえて!」
放火魔「黙れ!俺はあの女にフラれ、一緒に死のうと思ってた!こいつを巻き添えにしてな!」
江川和樹「言語道断だ!変身するよ!」
江川和美「オッケー!」

〇幻想空間
「行くよ!レッツ、ジャスティスチェンジ!」
江川和樹「イェイ!」
江川和美「ウフフッ♡」
江川和美「チュッ♡」
ジャスティスボーイ「ジャスティスボーイ、見参!」
ジャスティスガール「ジャスティスガール、見参!」
「ジャスティスツインズが今宵、悪を成敗する!」

〇ゆるやかな坂道
放火魔「正義の味方だかなんだかしらねぇが、お前らも道連れだ!」
  放火魔は、ライターと手にしていた一斗缶に入っていたガソリンを使った。
放火魔「おらよ!」
  一斗缶に入っていたガソリンを道路に撒き散らし、ライターで火をつける気だ!
ジャスティスボーイ「飛ぶぞ!」
ジャスティスガール「おっけー!」
  二人は巧みにジャンプして交わした。
ジャスティスボーイ「参ったな。このままじゃ奴の言いなりだ」
ジャスティスガール「あの2人を助け出さなきゃ!」
  塀の上に飛び移る二人。道路上は火の海になってしまう!
ジャスティスボーイ「そうだ!消火器を使おう!」
ジャスティスガール「電話ボックスの近くにあるわね」
放火魔「どうした?もうおしまいか?」
  そう言うと、男は火をつけたライターを投げつけてきた!
放火魔「もう俺は身体中にガソリン塗りまくった。あとはお前らさ!」
ジャスティスボーイ「させるか!」
放火魔「やべぇ!ライターが!」
  火のついたライターが放火魔めがけてきた!しかも強風まで吹いていた!
放火魔「しまった!」
放火魔「ギャーッ!」
  男は全身、火の海に包まれた!
女性の交際相手「逃げよう!」
女性「すぐ119番通報するわ!」
女性「火事です!すぐ来てください!」

〇地下駐車場
  連絡を受けた消防士たちはすぐさま現場へと向かう。
消防隊員「乗車!発進!」
救急救命士「出発!」
  救急車も現場へ向かう。

〇ゆるやかな坂道
ジャスティスボーイ「なんとか火を食い止めなきゃ!」
ジャスティスガール「そうね!」
  二人は消火器を使い、道路の火を消した。
ジャスティスガール「かなりの勢いね!」
ジャスティスボーイ「消防車がもうすぐ来る!それまでの辛抱だ!」
  やがて消防車が到着。
消防隊員「到着!」
消防官「ポンプ隊、集合!隊員は消火栓から給水!」
消防隊員「了解!」
消防官「隊員は、ホース2線、延長!」
消防官「了解!」
  消防隊はホースを消火栓に連結。
消防隊員「ホース結合!スピンドル、開放!放水、スタート!」
  隊員は手際よくホースを使っていく。警察官は交通整理に励む。
女性警察官「危険だから、これ以上近づかないでください!」
  やがて鎮火。ジャスティスツインズやストーカー被害者とその男性には怪我はなかった。
消防隊員「この原因は?」
女性「私を殺そうとした放火魔さんが火をつけたんです」
  やがてパトカーも来た。
女性警察官「ストーカー被害を受けてたんですね・・・」
女性「はい」
女性の交際相手「僕は彼女を守ろうと必死でした」

〇救急車の中
  ここは救急車の中。放火魔はかなりの重傷を負っていた。
救急隊員「かなりの火傷ですね」
医師「命に関わるわね」
救急救命士「まずは応急処置だ!」
  やがて救急車は病院に到着したが、放火魔は既に死亡が確認された。
医師「無念だわ」
救急隊員「はい・・・」
救急救命士「警察に伝えねば!」

〇ゆるやかな坂道
女性警察官「もう大丈夫です」
「ありがとうございました」
  被害者は無事保護された。
警察官「放火魔の死亡が確認されました」
女性警察官「それはショックね」
ジャスティスボーイ「事件は解決できたけど、無念でたまりません」
ジャスティスガール「お役に立てなかったのがショックです・・・」
警察官「お二人は悪くありません」
  ジャスティスツインズは、犯人をやっつけることができず、死なせてしまった。
ジャスティスボーイ(うまくいかなかったな・・・)
ジャスティスガール(私たち、何のために??)

〇シックなリビング
  その夜。
江川るり子「そういえばあなた達の通う学校の近くで放火事件があったわ」
江川勝「犯人はストーカーで、復縁を迫ってたらしいが、まさか死んじゃうとはね」
江川和美「そうね。道連れに死のうと言う考えが間違いよね」
江川和樹「僕もそう思うよ。ストーカー被害者や被害者の交際男性に怪我はなかったけどね」
江川和美「被害も小規模だったのが不幸中の幸いね」
江川るり子「でもまさか犯人が死んじゃうなんて思わなかったわ」
江川勝「虚しいね」

〇月夜
  その夜。
江川和樹「僕らのやってきたことって、間違っていたのかなぁ?」
江川和美「女神様、どうかお許しを・・・」
「和樹さん、和美さん」
「女神様!」
女神「お久しぶりですね」
江川和樹「あの、実は・・・」
江川和美「今日の夕方ストーカーが放火事件を起こしたので、変身して事件解決しようとしたんです」
江川和樹「だけど、犯人を死なせたんですよ」
江川和美「私たちのしてきたことは、無駄になったんでしょうか?」
女神「ですが、あなた方は果敢に戦いながら説得させようとしたんですよね?」
江川和樹「はい」
江川和美「私たちはこれまで、何してきたんでしょう?」
天使「いずれにせよあなた方はとても勇敢でした」
天使「ですが、犯人を死なせてしまった自責の念に駆られていたとは・・・」
天使「あなた方は正しいことをしたまでです。いつまでもそんなことでくよくよしないで下さい」
天使「そうですよ。落ち込んでるなんてあなた達らしくありません」
天使「ほら、元気を出してください」
江川和樹「ですよね」
江川和美「落ち込んでちゃ私たちらしくありませんし」
女神「ですね。それでこそあなた達ジャスティスツインズなのです」
「はい!」
女神「これからも、その名前に恥じないよう、頑張ってくださいね」
「わかりました」
江川和美「今日のことをばねにして引き続き奮闘します」
江川和樹「しっかり前を向きます」
女神「そうですね。またお会いしましょう」
「お休みなさい」
江川和樹「明日からまた、気を取り直して頑張っていこうね」
江川和美「そうね。いつまでもしょんぼりしてちゃ女神様に怒られるしね」
  元気を取り戻したジャスティスツインズ。これからも、負けないでくれ。
  次回へ続く。

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