ぞくせい村のアイマイ事件簿

なみっち

1. まいんとぞくせい村(脚本)

ぞくせい村のアイマイ事件簿

なみっち

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〇住宅街
  ここは、ぞくせいタウン
  人間と属性人間が共存して
  暮らしている町だ
  そんな町に、一人の少女が
  お散歩していた
まいん「るんるんる~ん!」
まいん「あたしはまいん! アイ、マイ、まいん!」
まいん「この町の、名探偵~・・・」
まいん「いったぁーい!」
あい「もう、どこ見て歩いてるのよー!」
まいん「ご・・・ごめん・・・」
あい「・・・っていうか、 あなたは誰なの?」
まいん「まいん・・・です」
あい「まいんちゃんかぁ~!」
あい「あたしはあい!よろしくね!」
まいん「あいちゃん、こちらこそ よろしくね」
あい「てへっ!」
あい「ねぇ、せっかくだから 友達にならない?」
まいん「え・・・、友達・・・?」
あい「友達になると、いいことが たくさんあるよ!」
あい「ねぇ、なってなってー!」
まいん「もう、しょうがないなぁ 今日から友達だよ!」
あい「やったぁ!まいんちゃんと 今日から友達だー!」
まいん(えへへ・・・)
「えっ・・・!? 今の、何・・・!?」

〇住宅街
まいん「空が薄暗くなっちゃったよ!」
あい「何が起こるの・・・?」
  きゃーっ!
まいん「あいちゃーん!」
まいん「どこ・・・行っちゃったの・・・」
  そこの人間よ・・・
  ぞくせい村へ行け・・・
まいん「今の声・・・、誰なの?」
まいん「ま、いいや・・・ ぞくせい村に向かってみよう」

〇駅のホーム
  まもなく~、ぞくせいタウン駅~、
  ぞくせいタウン駅~
まいん「あっ、電車が来た!」
まいん「すいませーん、駅員さん」
まいん「ぞくせい村までお願いしまーす」
ティキ「了解したぞい!」
  行き先は~、ぞくせい村~、
  ぞくせい村~
  出発いたしまぁ~す

〇電車の中
まいん「・・・・・・・・・」
ティキ「お客さん、電車に乗るのは 初めてかのう?」
まいん「うん・・・」
まいん「・・・・・・・・・」
ティキ「お主、名前はなんて言うんじゃ?」
まいん「まいん・・・です」
ティキ「ほうほう・・・、まいんくんか」
ティキ「・・・まいんくんよ」
まいん「何?」
ティキ「実は、この電車はな、 乗る人が全くいなくて、」
ティキ「近いうちに廃線になって しまうのじゃ」
まいん「廃線って・・・!」
ティキ「だからのう、わしも・・・」
ティキ「駅員の仕事をやめる時が 来たのじゃな・・・とな」
ティキ「しぶしぶ思ってのう」
まいん「そ・・・、そうなんだ・・・」
ティキ「だから、もし・・・ どこかでわしを見つけたら、」
ティキ「『久しぶり』って 言ってくれないかのう?」
まいん「・・・はいっ!」
まいん「ところで・・・、名前を教えて くれないかな?」
ティキ「わしは、ティキじゃ」
まいん「ティキね、分かったよ」
ティキ「・・・さて、仕事に戻るかのう」
まいん「・・・・・・・・・」
  まもなく~、ぞくせい村~、
  ぞくせい村~
まいん(・・・降りる準備、しよっと)

〇田舎の役場
  ぞくせい村にて
「ラブリンさん、おはよう ございま~す!」
ラブリン「おはようございまぁ~す!」
ラブリン「今日は、あいさんが この村へ来るので、」
ラブリン「みんなで歓迎しちゃいましょー!」
「はーい!」
テル「あいちゃんの歓迎、見た~い!」
フージャ「楽しみですね!」
ほむら「ラブリンちゃん! 早く村の旗、上げて~!」
ティナ「せっかちね・・・」
ラブリン「それでは、村長!」
ラブリン「村の旗上げ、 よろしくお願いしまーす!」
ノルル「それじゃ、旗を上げるぞい」
  ノルルが紐を引っ張ると、
  旗はすいすい上がっていった
  旗は、頂点のポールに届いた
サラ「後は、あいちゃんが来るのを 待つだけだね!」
ティナ「あい・・・、 早く来ないかしら~!」
(なんで照れるの・・・)
  おーい!みんなぁー!
フージャ「みなさん、来ましたよ!」
テル「待ってたよー・・・って、」
テル「えぇーっ!?」
まいん「あいちゃん、知りませんかー? ・・・って、」
まいん「なんでみんな、 ぽかーんとしてるの・・・?」
テル「あいちゃんじゃない子が ここに来ちゃったら、」
テル「そりゃ、ぽかーんとするよ」
フージャ「あいさんじゃなくて、 あなたがここに来るなんて・・・、」
フージャ「ちょっと残念です・・・」
まいん「えぇーっ!? あたし、いらなかったー!?」
ラブリン「いやだなぁ~、 そんな訳ないじゃん」
ラブリン「むしろ、あなたが来たって事は、 つまり、」
ラブリン「あいさんの代わりに来たって 事になる・・・んだよね?」
まいん「う・・・、うん」
ラブリン「だったら、大歓迎っ!」
ラブリン「さっそく、役場の中で 話し合いましょー!」
ラブリン「ささっ、入って入ってー!」
まいん「うわわわわ!」
「・・・・・・・・・」
サラ「・・・ボクたちも入る?」
ティナ「・・・そうね」
フージャ「・・・私たちも 解散しましょうか」
テル「・・・うん」
ほむら「・・・・・・・・・」

〇個別オフィス
ラブリン「さて・・・と」
ラブリン「あなたの名前、教えて下さーい!」
まいん「あたし、まいん・・・」
ラブリン「まいんさんだね? よろしくね!」
まいん「えっと・・・、あたし・・・、」
ラブリン「ぞくせいタウンから 電車で来たんでしょ?」
ラブリン「大変だったねー!」
まいん「大変だったっていうか・・・ 違うっていうか・・・」
ラブリン「全然違くないよ!」
ラブリン「町に飽きて、この村へ ふらふら~って来たんでしょ?」
ラブリン「で、村に住みたいって 思ったんでしょ?」
まいん「いや、違うって・・・」
サラ「ラブリン!もういいよ!」
ラブリン「サラ・・・」
サラ「そんなに質問したら、 まいんちゃんが倒れちゃうよ!」
サラ「まいんちゃんは、『村に住みたい』 なんて、」
サラ「一言も言ってないじゃないか!」
ティナ「そうよ! ただ、ラブリンが」
ティナ「まいんの自由を奪ってる 程度にしか話してないわ!」
ラブリン「あたしが・・・、まいんの 自由を奪ってる・・・?」
ティナ「ラブリン・・・、お願い」
ティナ「まいんを自由にしてあげて?」
ラブリン「・・・・・・・・・」
ラブリン「分かった! 自由にしてあげる!」
まいん「ほんと!?やったー!」
サラ「まいんちゃん、よかったね!」
まいん「えへへ・・・、しばらく この村でお世話になるね」
まいん「えっ、何!?今の声!?」
ティナ「役場の外で、何かあったんだわ!」
まいん「・・・ラブリン、 あたし、行ってくる!」
ラブリン「気を付けてね~・・・」
サラ「・・・・・・・・・」
サラ「ボクたちも外に行くっ!」
サラ「ティナ、行こう!」
ティナ「うん、行きましょ!」
ラブリン「サラたちまで・・・」

〇田舎の役場
テル「あ・・・、あ・・・、」
まいん「悲鳴を上げたの、あなた!?」
テル「うん・・・ 役場の旗が・・・」
テル「いつの間にか 焦げてしまったのよ!」
まいん「な、何だってー!」
まいん「ねぇ、あなた! 手がかりとかないの!?」
フージャ「手がかり・・・ですか」
フージャ「焦げた石ころなら、 そこにありますけど・・・」
まいん「・・・・・・・・・」
  あたしは、焦げた石ころを
  拾って、それを眺めた
まいん「・・・違和感がある」
テル「違和感?」
まいん「まず、石ころは焦げないはず」
まいん「焦げないって事は、石ころ自体が 火に強いって事」
まいん「でも、それが『焦げた』・・・ おかしくない?」
テル「ねぇ、その石ころを触らせて! 何か分かるかも!」
  あたしは、石ころを渡した
テル「あー! これ、石ころに似た紙だー!」
テル「ほら、見て! 中身が空洞になってる!」
まいん「だました・・・、 あたしたちをだました・・・」
まいん「紙で作った石ころで、 村の旗を燃やすなんて・・・、」
ほむら「どうしたの~?」
まいん「あっ、聞いてよ!」
まいん「村の旗が焦げて、そこに 石ころに似た紙が落ちてたの!」
まいん「しかも、どうやって旗を燃やした のか、分からないのよ!」
ほむら「あの~・・・、」
ほむら「誰かが火をつけて、紙を 燃やした・・・とか?」
まいん「・・・・・・・・・」
まいん「・・・はっ!」
まいん「ひらめき、きらめきっ!」
フージャ「・・・どうしましたか?」
まいん「どうやら、探偵まいんの 出番が来たみたいね!」
フージャ「探偵・・・ですか!?」
テル「信じられなーい!」
まいん「推理時空、展開っ!」
テル「推理時空!?」

〇ポリゴン
まいん「役場の旗燃やし事件、発生! 推理タイム、スタート!」
テル「石ころが紙で出来てたなんて、 あたし、びっくりだよ」
まいん「一体、誰が作ったんだろう?」
テル「紙で出来た石ころって、 投げたら軽いよね」
まいん「軽いけど・・・、それが 役場の旗まで届いたんだよね?」
テル「うん」
まいん「でも、紙を燃やしたまま 投げるって危険すぎるね」
まいん「誰かが火の能力を持ってる・・・ とか?」
まいん「ごめん、みんな ちょっと手を貸して!」
まいん「・・・・・・・・・」
まいん「あなたは・・・違う」
まいん「あなたも・・・違う」
まいん「あなたも・・・ん?」
ほむら「・・・どうしたの? まさか・・・」
ほむら「あたしの手、そんなに 熱かったの?」
まいん「ふっふっふ・・・」
まいん「どうやら、事件の核心に 近づいてきたみたいね!」
まいん「犯人は・・・あなたよ!」
ほむら「えぇーっ!?あたし!?」

〇田舎の役場
フージャ「なぜ・・・ほむらさんが 犯人なのですか?」
まいん「手が熱いって事は、発火する 確率が高いって事よ!」
まいん「紙の石ころを持ってて、偶然 燃やしていた・・・んでしょ!?」
ほむら「す・・・、 全て話すの~!」
ほむら「あたし、まいんたちが いなくなってから、」
ほむら「『ひまだから、役場の旗に 石ころでも投げよう』かなって」
ほむら「思ったけど、そこにあった 石ころが重くてっ・・・!」
まいん「ほむらには石ころが 重すぎたのね・・・」
ほむら「あたしはポケットに入っていた くしゃくしゃの紙を、」
ほむら「石ころに被せて、形を整えたの!」
ほむら「で、投げようとしたら、 紙が燃えてたの!」
ほむら「地面に捨てちゃうと、 ぼやを起こしちゃうから・・・、」
ほむら「もう、そのまま旗に投げる しかなかったのー!」
ほむら「あたし、旗を燃やしてしまって 『申し訳ない』って、」
ほむら「内心、ひたすら謝ってたのー!」
ほむら「ラブリンたちに弁償したく なかったのー!」
ほむら「だって、あたし、 お金を全然持ってなくて・・・!」
まいん「・・・もういいよ」
ほむら「・・・え?」
まいん「弁償は、あたしが何とかする! で、いいでしょ?」
ほむら「いいの・・・?」
まいん「いいんだよ!」
テル「ほむらちゃん、もう石ころは 投げないでよね!」
ほむら「はいなの・・・」
まいん「ほむらも反省したみたいだね!」
まいん「みんなも気づいて、アラモード?」

〇田舎の役場
サラ「まいんちゃーん!」
ティナ「あまりにも遅いから、 来ちゃったわ!」
まいん「えへへ・・・」
サラ「・・・まいんちゃん?」
まいん「あたしね・・・、探偵なの」
テル「まいんちゃんの推理、 とっても楽しかったよ!」
テル「ぱっ!と犯人を当てたもん!」
「そ・・・、そうなんだ・・・」
まいん「あたし、決めたの!」
まいん「あいちゃんを助けるまで、 この村で過ごす!」
まいん「今はあいちゃんの手がかりは ないんだけど・・・、」
まいん「そのうち手がかりが見つかるよ!」
ティナ「まいんらしい答えね」
ティナ「・・・で、どこで過ごすの? まさか・・・、役場?」
まいん「・・・って、 役場で過ごさないよっ!」
ティナ「・・・でしょうね」
ティナ「ラブリンともう一回話して、 住む家を用意してもらったらどう?」
まいん「・・・そうだね!」
  その後、ラブリンはあたしの
  家を用意してくれた
  明日から、あたしの新しい一日が
  始まるんだー!
  続きはネクスト、またアゲイン!

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