Episode.0(脚本)
〇シックなカフェ
みくる「えっ、うそでしょ」
はな「アフッ」
ふたり、が驚く1週間前のことだ
〇シックなカフェ
はな「すぅー」
みくる「ふふっ、よーく寝てる」
みくる「今のうちに試作してみるか」
みくる「そろそろわたしの新作をつくりたいし」
みくる「えーと小麦粉は・・・あ!片栗粉しかない」
はな「・・・!」
はな「片栗粉でも代用できるぞい! 余分な経費を出すな!」
みくる「起きるのはやい!」
みくる「代用できるんだ」
みくる「すみませんね、またまだ知識不足でして」
はな「まあ、料理初心者には悩みどころじゃろ」
はな「大目に見てやるわい」
お客さん「フフフッ」
お客さん「またひとりでしゃべってるね、店員さん」
お客さん「わたしは"あなた"と会話してるから 変じゃないよね〜」
お客さん「あらら・・・変ってつい出ちゃった」
お客さん「あっ!蹴った!」
お客さん「店員さん!」
お客さん「タクシーか救急車を!産まれそうです!」
みくる「ええ!おめでとうございます!」
みくる「そうだ電話!電話!スマホどこ!」
〇シックなカフェ
みくる「ぶじにタクシーが来てよかった」
はな「一大事だったとはいえ、 これでお客様はいなくなったな」
みくる「いまのうちに明日の仕込み やっちゃいます!」
はな「ほお、気の利くことを自ら」
はな「日々成長じゃわ」
はな「むー?だれか来たな」
強盗「動くなーーー! ! !」
はな「アウウ・・・」
強盗「なんだこの店、犬しかいねえのかよ」
強盗「ちょろそうだな」
強盗「レジは、えーと・・・」
強盗「(お札を数えている)」
みくる「・・・っ」
みくる「すぅ──(息を吸い込み)」
みくる「GO!」
はな「アウウア!」
強盗「いでででぇ!」
強盗「はなせっ!はなせってこのっ!」
みくる「くっ!」
みくる「やああ!」
強盗「ぐぇっ!」
みくる「はあっ、はあっ、やっやりました!」
はな「でかした!」
はな「事なきを得たとはこのことじゃわい」
みくる「けっ警察にれんら・・・」
「よせ!」
強盗「警察には、その、呼ぶなっ!」
(いっ、石頭! ?)
みくる「なっなななっなら!」
みくる「レジを勝手に触らないと、約束! 約束してくれますか?」
はな「アウ!アウ!」
口元の犬歯が輝いていた
強盗「ぐぬぬぬ・・・」
強盗「・・・・・・負けた、レジには触らん」
強盗「交換条件だ!」
強盗「俺にもその犬歯を向けるな!わかったな」
はな「・・・」
〇シックなカフェ
はな「アウ!アウ!」
強盗「・・・っなんだよ」
みくる「なぜこんなことを?って言ってます」
強盗「ああ、そうなんだ」
強盗「って!」
強盗「お前、犬の言葉が分かるのか? !」
みくる「はっ、はい・・・」
強盗「どっ、どうなってんだこの店」
はな「お前こそ!どういう神経してんだ! 若造が!」
強盗「・・・俺が、この店にはいったのは──」


