君が照らした

ウサギ

第十九話[奴隷]過去編(サクラ)(脚本)

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〇西洋の市街地
  サクラの母
  『・・・サクラ・・・ごめんね・・・』
  サクラの父
  『・・・・・・・・・』
  サクラの両親は富民街でサクラを置き去りにした。
  生活に困らない程の金持ちに拾ってもらえることを願って。
  だが、現実はそんなに甘くはなかった。

〇木調
  サクラは手足を縛られ人身売買に利用されていた。
  ・・・ガタッ・・・ゴトッ・・・
  ・・・ガタッ・・・ゴトッ・・・
  『・・・ちょっと待て・・・』

〇城門沿い
  男の不審な振る舞いに兵が呼び止めたのだ。
  兵
  『・・・その木車の箱の中身を見せろ』
  売人
  『はい』
  兵
  『・・・・・・・・・』
  箱の中身は野菜が少しだけ入っていた。
  売人
  『今回の作物は不足だったんだ』
  兵
  『そ、そうだったのか・・・』
  兵
  『これは失礼・・・』
  兵は男を通した。

〇中東の街
  『・・・毎度あり』
  子供がまた一人と売られていった。
  逃げようとした子供もいた。
  その子供は売人に銃で撃たれた。
  『これ、本当に使えるんでしょうね?』
  通りかかった女がサクラに目をつけた。
  売人は女を接客しだした。
  売人
  『はい、何でも言うことを聞くんですよ』
  売人
  『ほら、・・・食べろ』
  サクラはゴミを口の中に入れた。
  『ふ〜ん、なら良いけど・・・』
  女は満足そうな顔をすると売人に金を払った。
  売人
  『・・・毎度あり』
  女はサクラに繋がれている縄を手に取ると怒鳴りだした。
  『ほら!さっさと歩きなさいよ!!』

〇小さな小屋
  女は早速命令した。
  『私が帰ってくるまでに綺麗にしておきなさい』
  ・・・サッ・・・サッ・・・
  サクラは箒を手に取ると掃除を始めた。
  ・・・サッ・・・サッ・・・
  ・・・サッ・・・サッ・・・
  サクラは腕を動かしながら過去のことを思い出していた。

〇暖炉のある小屋

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