怪異のご相談お待ちしております

巫女

1.〈賑わしの勿忘〉(脚本)

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〇小劇場の舞台
光「お姉ちゃん!見て!あれすごいよ!」
涼香「そうだね」
光「ねぇ、お姉ちゃん」
涼香「なあに?」
光「あそこ、端っこの方に何もしてない人がいるよ」
涼香「えぇ?そんな人いるかなぁ?」
涼香「、、、」
涼香「こうくん、あれは、、、」
涼香「、、、もうここから出よう」
光「なんで、、?」
涼香「いいから、早く」
光「うん、、」
  あれは、恐ろしい、、何かだった
  なぜかはわからないが、あれ以上見てはいけないと、本能が告げていた
  なぜここに来てしまったんだろう
  〈怪異〉の市〈界依市〉に

〇おしゃれな居間
有酒 紅夜「しょちょー、全然仕事こないですけど、、」
有酒 紅夜「ここ潰れません?」
九結 暗影「はぁ、、まぁこの辺〈怪異〉そこまで出ないしな~、、」
九結 暗影「あ、」
九結 暗影「依頼来たぞ」
天風 狗真「まじですか!」
天風 狗真「どんな依頼ですか!」
九結 暗影「ん-と、、「サーカスを見ていたら幽霊がいたので解決してください」」
星守 妖「サーカス?どこの?」
有酒 紅夜「あ、サーカスって最近噂の〈夢のサーカス団〉っすか!?」
九結 暗影「あぁ、それだな」
星守 妖「楽しそうじゃん!」
天風 狗真「はいっはいっ私行きまーす!」
九結 暗影「うーん、そうしたら、、、」
九結 暗影「今回の依頼は」
「星守、天風行ってこい」
星守 妖「りょーかい」
天風 狗真「はいはーい!」

〇田舎の公園
天風 狗真「この辺でしたっけ、依頼人が指定した場所」
星守 妖「うん、そうだね」
星守 妖「そろそろ来るはずだよ」
涼香「すみません、えっと、」
涼香「怪異解決事務所の人たちですか?」
星守 妖「あぁ、そうだよ」
涼香「依頼をした、〈涼香〉と言います」
星守 妖「では、その当時の事を教えてくれるかな?」
天風 狗真「どっどうなの!?どんな〈怪異〉が出たの!?」
涼香「えっえっと、、」
星守 妖「天風、あまり目を輝かせるんじゃないよ」
星守 妖「涼香さんにとっては怖かったことなんだから」
天風 狗真「そっ、そっか。そうだよね、、、」
天風 狗真「すみません!」
涼香「はい、」
涼香「当時の状況、、そうですね、、」
涼香「あの日、私は弟と一緒に噂のサーカスを見に行っていたんです」
涼香「最初は、普通のサーカスだな、と思ったんですが、、」
涼香「途中から、なぜか目が離せなくなって、」
涼香「さっきまで普通だったものが」
涼香「だんだんこれまで見たことがないほどすごいものに見えて」
涼香「ステージの端っこなんて見てすらいなかったんです」
涼香「でも、弟は見てしまったんです」
涼香「恐ろしい、何かを」
涼香「姿、形、何も覚えていないのですが、すごく怖いものだった、」
涼香「ということだけは覚えています」
星守 妖「ほう、姿は覚えていない、、、」
星守 妖「ちょっと待ってね」
天風 狗真「何してるんです?スマホ触って」
星守 妖「僕、あまり〈怪異〉とかに詳しくなくてね」
星守 妖「詳しいやつに聞いてんのさ」
天風 狗真「誰なんですか?」
星守 妖「所長だよ、九結所長」
天風 狗真「あぁ!そういえば所長って物知りですもんね」
星守 妖「うん」
星守 妖「えーっと、、その〈怪異〉はねぇ、、」
星守 妖「〈賑わしの勿忘〉」
涼香「勿忘?」
星守 妖「たぶん勿忘草からとってるんじゃないかな」
涼香「あぁ、」
星守 妖「〈賑わしの勿忘〉」
星守 妖「各地の面白くない、つまらない普通な場所に出現し、それを面白くしてくれる〈怪異〉」
星守 妖「しかしその見た目は誰からも覚えられず、記憶されない」
星守 妖「名前通りの〈怪異〉だね」
天風 狗真「それじゃあ早速そのサーカスに行ってみましょう!」
星守 妖「まぁそうだね、実物を見ないことにはなにも解決できない」
涼香「え、っと」
星守 妖「あぁ、大丈夫さ」
星守 妖「ボクたちだけで行ってくるから」
星守 妖「必ず解決してみせるよ」
涼香「あ、ありがとうございます」
星守 妖「それじゃ、解決したら連絡するから」
涼香「はい、頑張ってください」

〇小劇場の舞台
天風 狗真「ここがサーカスをしているところですね」
星守 妖「うん、」
星守 妖「予想通り、サーカス自体はあまり面白くないね」
天風 狗真「ちょっと楽しみにしてたのに、、」
星守 妖「その感覚、忘れちゃだめだよ」
星守 妖「このサーカスはつまらない、覚えといて」
天風 狗真「なんで?」
星守 妖「まぁいいや、この〈護符〉つけといてね」
天風 狗真「ちょっと不気味、、可愛くないし」
星守 妖「とにかくつけときな」
天風 狗真「はいはーい」

〇小劇場の舞台
天風 狗真「なにも起きないし、つまらないし、」
天風 狗真「そろそろ飽きてきました」
星守 妖「うーん、、」
星守 妖「お、いた」
天風 狗真「どこです?」
星守 妖「あそこ、、ほら右端っこに」
天風 狗真「あれですか!」
天風 狗真「あれ、なんだか頭いたい」
星守 妖「〈護符〉つけててもそこまで、、」
星守 妖「キミ、この仕事向いてないんじゃ、、、」
天風 狗真「いえ、だっ大丈夫ですよ!」
星守 妖「それならいいけど、、」
星守 妖「終わったようだね」
星守 妖「あの〈怪異〉を追いかけてみよう」
天風 狗真「はい」

〇郊外の道路
星守 妖「この辺かな、、」
星守 妖「〈サーチ〉」
星守 妖「うん、この辺だね」
怪異「わ、、を、、て、、ル?」
天風 狗真「え?」
怪異「ワタシ、ヲ、シッテル?」
星守 妖「、、!?」
星守 妖「狗真!避けっ」
天風 狗真「、、!」
天風 狗真「先輩っ!」
星守 妖「、、!分かってる」
星守 妖「〈浄化〉!」
怪異「うぐっ!?」
天風 狗真「倒せ、ましたね」
星守 妖「狗真ちゃん、ごめん」
天風 狗真「あ、いえいえ」
天風 狗真「先輩の〈護符〉のおかげで見た目より痛くないんで」
星守 妖「それならいいけど、、」
星守 妖「、、それじゃ」
星守 妖「〈怪異〉の様子見なきゃね」
天風 狗真「えぇ、もちろん!」

〇郊外の道路
天風 狗真「消えかかってる?」
星守 妖「〈浄化〉したからかな」
星守 妖「怪異系は〈浄化〉すると弱るし」
天風 狗真「この〈怪異〉どうするんですか?」
星守 妖「本部に連絡して連れてってもらうよ」
星守 妖「本部には収容施設があるんだ」
怪異「だ、メ、、」
天風 狗真「え?」
怪異「まダ、楽しんデもらっテなイ」
天風 狗真「そういうことなら、」
天風 狗真「連れていかれる前に、サーカスの人たちに面白さを伝授したらどう?」
怪異「あ、あ、」
星守 妖「どこか行っちゃった」
天風 狗真「きっと用が済んだら戻ってきますよ」
星守 妖「そっか」

〇おしゃれな居間
  数日後
九結 暗影「星守、天風!この前の依頼のサーカス、ニュースに出てるぞ!」
天風 狗真「まじ!」
天風 狗真「本当だ!ちゃんと面白くなってるじゃん!」
星守 妖「そうだねぇ」
九結 暗影「これで解決、だな」

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