魔法少女ペッツ

小潟 健 (こがた けん)

エピソード1 『魔法少女覚醒トグロちゃん! 私が世界と神様を守護るんだ!!』(脚本)

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〇アパートの台所
塚井 宝馬「さ〜て、トグロちゃん」
塚井 宝馬「ご飯ですよ〜っと」
塚井 宝馬「何事ーーッ!?」
コナ「やっと見つけたわ! 魔法の戦士の卵!!」
塚井 宝馬「何だこのちっさいの? キンキン声でしゃべってる!?」
コナ「さあ、今こそ魔法の力で変身するのよ!!」
コナ「やった! 魔法の戦士が目覚めたわ!」
塚井 宝馬「ああっ! トグロちゃんのケージが!?」
塚井 宝馬「って──女の子!? いったい何処から?」
塚井 宝馬「食ったーーーー!?!?」
魔法少女トグロ「──ネズミは飲み物」
魔法少女トグロ「でも何だろう今日のネズミは──小さい?」
魔法少女トグロ「神よ、トグロちゃんは──おかわり求む」
塚井 宝馬「か、神? えっ!? トグロ──ちゃん?」

〇アパートの台所
魔法少女トグロ「──ネズミは喉越し」
塚井 宝馬「はぁ──魔法少女の深刻な成り手不足ねぇ」
コナ「オジさん向けのコンテンツにしたアンタら人間の責任なんだからね〜」
塚井 宝馬「もはや生物学上女なら何でも良いって事か」
塚井 宝馬「でもうちのトグロちゃんはいくら何でも無しでしょうよ」
塚井 宝馬「解凍マウスしか食べてないから、野生の闘争本能皆無だと思うよ」
コナ「うち(魔法界)としても初めての試みだから色んな娘で手当たり次第やってんのよ」
塚井 宝馬「何がアタリかハズレかも分からない感じ?」
コナ「そゆこと」
コナ「適当に連れ回して『アクトゥー』に遭ったら襲わせて、駄目そうなら逃げなさいな」
塚井 宝馬「襲わせる──◯ケモンバトルめいた感じ?」
コナ「そうよ、アクトゥーの死体は残らないから安心してね!」
塚井 宝馬「倫理観歪みそう」
塚井 宝馬「トグロちゃんの姿ってずっと魔法少女のままなの? お巡りさんに何て言い訳しよう?」
コナ「ソコは大丈夫──トグロちゃ〜ん」
「・・・・・・」
コナ「ヤロウ、俺をシカトするとは良い度胸していやがるぜ」
塚井 宝馬「爬虫類に哺乳類の反応を期待しても駄目さ」
塚井 宝馬「でも俺も一応呼んでみるか トグロちゃ〜ん」
魔法少女トグロ「神よ、トグロちゃんを呼んだか?」
コナ「お前爬虫類の神なの?」
塚井 宝馬「一般居住哺乳類のつもりなんだけどなぁ」
塚井 宝馬「トグロちゃん、俺って何で神なの?」
魔法少女トグロ「光と闇を操り、トグロちゃんに無限の食料を与えるから神」
コナ「お前電気を小まめに消すタイプなのな エラいぞ」

〇住宅街の道
塚井 宝馬「────」
塚井 宝馬「あれ?コッチの姿でもトグロちゃん連れて歩くのって問題じゃね」
塚井 宝馬「うぉ!? 何かヤバいのが居る アレがアクトゥーなのか?」
塚井 宝馬「そしてトグロちゃん──やる気みたいだね」
塚井 宝馬「よし! 行け、トグロちゃん!!」
魔法少女トグロ「しばく」
アクトゥー「グウ!? ギギギィッ!?!?」
塚井 宝馬「コレはまさかアブドミナル・ストレッチ!」
塚井 宝馬「つまり──コブラツイスト!!!!」
塚井 宝馬「魅せてくれるぜトグロちゃん!!」
アクトゥー「まむしッ!?!?!?」
塚井 宝馬「おお、いい感じに死体が消え──」
魔法少女キミコ「アクトゥーの気配が消えた?」
魔法少女キミコ「あ! もしかしてアナタ魔法少女? アナタがアクトゥーを退治してくれたの?」
塚井 宝馬「まさか君も魔法少女なのかい?」
魔法少女キミコ「はい! 私キミコです! よろしくお願いします!」
塚井 宝馬「コッチの子はトグロちゃん さぁ、ご挨拶をして」
魔法少女トグロ「────────」
魔法少女キミコ「あ?────え? 何──この────感覚?」
魔法少女トグロ「────じゅるり」

〇空
  いいいいやああああああッッ!!?!?!

〇住宅街の道
  ガクブルガクブル
塚井 宝馬「そうか──キミコちゃんはハムスターの魔法少女なんだね」
魔法少女キミコ「アババババババ」
塚井 宝馬「トグロちゃんに生き餌を与えていなくて良かったよ」
魔法少女トグロ「慣れ次第とみた」
塚井 宝馬「ここは俺が食い止めよう── さぁ、お家へお帰り」
魔法少女キミコ「ひぃぃ、失礼しました〜」
魔法少女トグロ「────」
塚井 宝馬「────」
ポリスメン「────」
「────────────」

〇空
  戦え魔法少女トグロちゃん
  負けるな魔法少女トグロちゃん
  しばき倒せトグロちゃん
  アクトゥーを根絶やすその日まで
  神に世界を献上するその日まで!
  完!

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