球~行き着く先は、世界の端~

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12 剣戟(けんげき)(脚本)

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〇魔界
  砂嵐の中、剣戟(けんげき)音が響く
シャラ「久しいな!ハラン!!」
ハラン「追ってきたのか」
シャラ「まさか、こんな道具の中に居たとは!」
シャラ「探しても見つからないはずだ」
ハラン「何をしに来た?」
シャラ「決まっている」
シャラ「お前と戦うためだよ!」
シャラ「お前のいない世界など、腑抜けて詰まらん」
シャラ「さっさとこんな場所から出てこい!ハラン」
ハラン「そして、お前と一戦交えろと?」
ハラン「馬鹿馬鹿しい」
シャラ「なら、その気にさせてやるまで」

〇魔界
シャラ「邪魔だ!」
  シャラは、ものの一太刀でモンスターを切り捨てていった。
シャラ「ハランは?」
シャラ「!?」

〇魔界
  雷鳴のような気を纏い、剣を構えるハラン
  シャラは、期待と興奮で身震いをした。
シャラ「本気か?」
シャラ「本気でやるのか?ハラン」
シャラ「そうだ、それでいい」
シャラ「来い!ハラン!!」
ハラン「・・・・・・」
  ハランは微かに剣の切っ先を下げた。
ハラン「フッ」
シャラ「!?なに──」

〇魔界
  あっという間の出来事だった。
  シャラは対処する間もなく、ハランが掲げた宝石に、吸い込まれた。
ハラン「さて」
  ハランは手にした宝石を、一瞥もくれずに岩場へ投げ捨てた。
ハラン「今はやりあってやる余裕はない」
ハラン「頭を冷やしてくれ」

〇魔界
  ミムレット達が避難していた岩穴へ、戻ってきたハラン
ミムレット「どこ行ってたんだよ!」
ハパルム「心配したんですよ?」
ハラン「すまない。道に迷った」
ミムレット「もー!!」
ハパルム「あ、そうだ」
ハパルム「街っぽい影を見つけたんです!」
ミムレット「早く行こう!ハラン」

〇魔界
  ハランが去った後──
  打ち捨てられた宝石からは、ひび割れるような音がしていた。

次のエピソード:13 明日立てるなら

コメント

  • 12話まで読了しました。
    突如襲いかかってきた戦闘狂シャラを宝石に封じたハラン。

    あの宝石と『球』。
    これは何か関係していそうですね。

    続きを楽しみにしてます!

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