球~行き着く先は、世界の端~

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8 襲い来る猫人(脚本)

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〇城門沿い
  突然現れた、猫人の少女
  手にはハンマーを携えている
ハラン「来い!ミムレット」
ミムレット「え?!おい!待て」

〇城門の下
ミムレット「ビックリした...じゃなくて」
ミムレット「なぜ逃げる?!」
  走りながら、ハランに問うミムレット
ハラン「あの子とは争うな」
ミムレット「私なら負けない!ハランだって勝てるだろ?」
ハラン「ダメだ。手を出すな」
ハラン「私が制圧する」
猫人の少女「ぇいやっ!」

〇荒廃した市街地
  街を突き進むと、空が夕焼けに変わった
ミムレット「ハラン!夕方になった!」
ハラン「この区域の思い出が、「夕方」の印象なんだろう」
ハラン「「球」に時刻の概念はない」
ハラン「油断するな、ミムレット。彼女は手強いぞ」
ミムレット「あいつ、何でこんなに必死なんだ?」
猫人の少女「エイヤッ」

〇中東の街
ミムレット「うわっ、晴れた」
ハラン「なるほど、感受性豊かな「街の主」だな」
ミムレット「それって、アタシの感受性が悪かったってこと?」
ハラン「いや、あの子は空の移ろいを楽しんでいたんだろう」
ミムレット「あー、アタシは空なんてどうでもいい」
ミムレット「雨風がなければそれで──」
ミムレット「あいつ!物陰から攻撃してきた!」
ハラン「器用だな。この街をよく知っている」
猫人の少女「出ていけ!!」
ハラン「こちらだよ」
  ハランはあっという間に少女の背後を取ると、地面に組み伏せた
猫人の少女「放せっ、放して!」
  少女は、薄茶色の髪を逆立てて、唸り声を上げた
ハラン「話をしよう」
  ミムレットは、ハランの後ろで大きく伸びをした。
ミムレット「ほら!やっぱりアタシ達の方が強い!」
ミムレット「ん?」
  ハランと、猫人の少女のそばから、魔物が飛び出してきた
ミムレット「危ない!!」
  倒れたモンスターに、目を見開いた少女。
ミムレット「危なかったな──」
  泡のように分裂して地面に吸い込まれる様を、ただただ見つめていた
猫人の少女「どうして」
猫人の少女「どうして殺したの!!!!」
ミムレット「えっ?」

次のエピソード:9 諍いという罪、消え去る罰

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