錆と煙のブリリアント 〜エイティーシックス・カフェの再始動〜(脚本)
〇コックピット
かつて狂気の轟音を響かせたコックピットは今、
香ばしい珈琲の豆を挽く音に包まれている。
ブリリアント「お待たせ。これがうちの看板メニュー、エイティーシックス・レッドよ」
差し出されたのは、不気味なほど美しく、深い深紅に透き通った珈琲。
若手レーサー「・・・赤い珈琲? なんだこれ、熱いのに、アンビリバボーに落ち着く(無)・・・」
ブリリアント「それと、エイティーシックスの余熱で焼いた、黄金のアップルパイもどうぞ」
サクサクの生地から溢れる、情熱的なリンゴのコンポート
ブリリアント「自分を証明するために走る(ノイズ)のは、もうおしまい」
ブリリアント「ここは、ありのままの自分に戻れる『巨大な安心感(掌握)』の場所よ」
〇美しい草原
レールのない草原に、どっしりと腰を据えた赤い鉄道
そこから漏れる明かりは、灰色の住人たちを導く、銀河の灯台のように輝いていた。


