学問ロボ 禁断の!奥村ペーターゼン

爆発屋そが

第三話 「マヌケの森」(脚本)

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〇ツタの絡まった倉庫
奥山ペーターゼン「フッ、これからお前たちを明風ドームまで連れて行くわけだが、ルートは2つある」
奥山ペーターゼン「1つ目は安全ルートだ」
奥山ペーターゼン「安全だが、遠回りをする。 入学式に間に合うかは微妙なところだ」
奥山ペーターゼン「2つ目は危険ルートだ」
奥山ペーターゼン「何事も起こらなければ入学式に間に合うだろう」
間宮景介「安全ルートでお願いします!」
奥山ペーターゼン「キサマ、正気か?」
間宮景介「えっ、だってここは無法地帯なんですよね?」
間宮景介「そんな場所で危険に飛び込む勇気は無いですよ」
間宮景介「ディーシャさんも安全ルートでいいですよね?」
ディーシャ・バジュランギ「ワはどっちでもいいよ」
間宮景介「安全ルートで決まりです!」
奥山ペーターゼン「フッ、つまらん男だ」
間宮景介「つまらなくても安全第一がいいんです。 急げばきっと入学式に間に合います」
奥山ペーターゼン「フッ、いくぞ、ついて来い」
間宮景介「ハイ、お願いします!」
ディーシャ・バジュランギ「しゅっぱーつ」

〇原っぱ
ディーシャ・バジュランギ「わあー、牛がいる。ステーキ食べたいなー」
奥山ペーターゼン「この辺は農学部のはぐれ学生を中心とした畜産銀河連合サークルのエリアだ」
間宮景介「奥地って広いですね・・・」
奥山ペーターゼン「フッ、今キサマが想像している広さの50倍は広い」
間宮景介「え・・・、僕たち入学式に間に合うんですか?」
奥山ペーターゼン「フッ、このペースでは無理だな」
間宮景介「それ早く言ってくださいよ、急がないと!」
ディーシャ・バジュランギ「ねえねえ、向こうに森が見えるよ」
奥山ペーターゼン「あの森を抜けていくのだ」
間宮景介「急ぎましょう!」

〇森の中
間宮景介「ペーターさん、森の中をだいぶ歩きましたけど、迷っているという事は無いですよね?」
奥山ペーターゼン「安心しろ、それはない」
間宮景介「うすくモヤがかかってきてる気がするんですけど・・・」
間宮景介「あれ、ディーシャさん何やってるんですか?」
ディーシャ・バジュランギ「愛と! 勇気と! 脂肪の名のもとに!」
ディーシャ・バジュランギ「マジカルダイエットガール・エクスプロージョーーン!」
間宮景介「⁇」
ディーシャ・バジュランギ「はーーーーーーーーーーーッ!」
間宮景介「え! ちょっと、ディーシャさん! どこ行くんですか!」
間宮景介「・・・走って森の中へ消えてしまった」
奥山ペーターゼン「放っておけ」
間宮景介「いや、そういうわけには・・・あれ?」
  景介がふと脇を見ると、向こうにおしゃれなロッジがある。
間宮景介(あんな建物、さっきまでは無かったような・・・)
  不思議思っていると、背後に人の気配がした。
イケてる感じの先輩「やあ!」
間宮景介「うわびっくりした!」
イケてる感じの先輩「君は新入生だね?」
間宮景介「そうですけど・・・」
イケてる感じの先輩「じゃあちょうど良かった」
イケてる感じの先輩「今、あそこのおしゃれなロッジで新入生の 歓迎パーティーをしているんだ」
イケてる感じの先輩「良かったら君もパーティーに参加しない?」
間宮景介「え!」
イケてる感じの先輩「女の子もたくさんいるし、楽しい連中ばかりだからきっと友達がたくさんできると思うよ!」
間宮景介「い、行きたいけど、僕なんかが行って本当にいいんですか?」
イケてる感じの先輩「もちのロンだよ! アハハ! さあさあ善は急げだ、さあ行こう!」
間宮景介「ペーターさん・・・、あれ? ペーターさんがいない」
イケてる感じの先輩「どうしたんだい? みんなが君を待っているよ!」
間宮景介「まあいいか・・・。お願いしまーす!」

〇森の中の小屋
間宮景介「ごくごくごくごく、プハーー!」
イケてる感じの先輩「きゃー景介きゅんすごい飲みっぷりいい! かっこいいー!」
間宮景介「ありがとうございます、先輩のおかげです!」
イケてる感じの先輩「景介くんどうだい? 楽しいだろう?」
間宮景介「はい、めちゃくちゃ楽しいです!」
間宮景介「僕、大学生になったら友達たくさん作って、こういう飲み会に参加するのが夢だったんです!」
間宮景介「もう夢が叶っちゃいました!」
イケてる感じの先輩「まだ叶えてない夢があるんじゃない?」
間宮景介「え⁇」
イケてる感じの先輩「カ・ノ・ジョ! カノジョ欲しいだろ!?」
間宮景介「カノジョ欲しいです!」
イケてる感じの先輩「ここにいる女の子はみーんな君に興味があるみたいだよ」
間宮景介「えー! そんな、僕、選べないですよ」
イケてる感じの先輩「大丈夫、まだ時間はたっぷりある!」
イケてる感じの先輩「たくさん楽しんで、ゆっくり決めればいい」
イケてる感じの先輩「さあ、音楽ガンガンかけて盛り上がろうー!」
間宮景介「イェーイ!」

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