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夏目心 KOKORONATSUME

11 良くある話その7(前編)(脚本)

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〇ファストフード店
  とあるお店。

〇ファミリーレストランの店内
梅島胡桃「どーもー!夏目高校に通う花の女子高生!梅島胡桃と!」
菊岡綾香「菊岡綾香です!今日は地元のファミレスに来ています!」
梅島胡桃「早速だけど、今日はここで昼食にしてから街に遊びに行きたいと思ってます!」
梅島胡桃「この後の予定は・・・」
店員「ちょっとちょっとお客様!騒がしいと思ったら何をしているんですか!?」
梅島胡桃「え?何って生放送ですよ?見て分かるでしょ?」
店員「見て分かるとかじゃありません!その様に騒がれては」
店員「他のお客様に迷惑が掛かります!そもそも店長から撮影の許可は取りましたか!?」
菊岡綾香「え?そんなのがあるんですか?」
店員「・・・あの、もしかして知らないんですか?書き込みは入り口の所にある筈ですが?」
梅島胡桃「あぁ!そう言えばありましたね!すみません気付きませんでした!」
店員「・・・ご理解頂けたなら直ぐにスマホを閉まって下さい・・・これ以上騒ぐなら、」
店員「直ぐに退店して頂きますので・・・」
菊岡綾香「分かりました・・・気を付けますね・・・」
梅島胡桃「あぁ、折角の生放送楽しんでたってのに・・・」
菊岡綾香「まぁまぁ!バレない様にすれば大丈夫だよ!気を取り直して行こうよ!」
梅島胡桃「・・・そうだね!それなら今度は声の音量下げて行こうか!」
梅島胡桃「それはそうと喉乾いちゃった・・・」
梅島胡桃「ん?何かこの水しょっぱいな?塩でも入ってたのかな?」
菊岡綾香「ってちょ!胡桃!あなた何持ってるの!?」
梅島胡桃「え?何ってお冷だけど・・・」
梅島胡桃「・・・・・・!?」
梅島胡桃「え?何これ?醤油?まさかあたしが飲んでたのって!?」
菊岡綾香「ううう嘘でしょ!?どうしてお冷と醤油間違えて飲んでるのよ!?」
梅島胡桃「い、いやいやいや!態とじゃ無いんだよ!?お冷取ろうとしたら」
梅島胡桃「何故かこうなってて・・・」
梅島胡桃「て!てかスマホは!?生放送切って無かったよね!?」
菊岡綾香「う・・・そ、それが・・・」
梅島胡桃「う、嘘でしょ!?今の全部映ってたって事だよね!?どうするのよこれ!?」
菊岡綾香「そ、そんなの私に聞かないでよ!」
梅島胡桃「あぁもう!とにかく直ぐに生放送辞めて動画も削除しよう!今はそれしか無い!」
菊岡綾香「そ、そうだね!」
梅島胡桃「良し!取り合えず削除完了!これなら大丈夫だよね?」
菊岡綾香「う、うん・・・何も起こらなきゃ良いんだけど・・・」

〇教室
  翌日。
菊岡綾香「胡桃!お早う!」
梅島胡桃「あ!綾香お早う!」
菊岡綾香「あ、あのさぁ・・・昨日遊んだ後何か起こったりした?」
梅島胡桃「え?あの後?特にこれと言った事は無いよ?」
菊岡綾香「そ、そっか!良かった!速攻で削除したから問題無かったよね!」
梅島胡桃「綾香!考え過ぎ!小さい事は忘れて、これからの事考えよう!」
梅島胡桃「剣道大会や進路の事だってあるしさ!」
菊岡綾香「・・・そっか、そうだよね!」
「お知らせ致します・・・3年1組、梅島胡桃さん、菊岡綾香さん、」
「至急、職員室までお越しください・・・繰り返します・・・至急職員室まで・・・」
梅島胡桃「ん?職員室に呼び出し?何だろう?」
菊岡綾香「何だか切羽詰まってたね?どうしたのかな?」
学生「なぁ、昨日のあれ見たか?」
学生「本当それだよ!あんな事するなんて信じられないよ!」
学生「同意です・・・愚か過ぎて言葉も出ません・・・」
菊岡綾香「え?え?何か皆私達の事で騒いでる?」
梅島胡桃「綾香、早く行こう・・・早くしないと授業も始まっちゃうし・・・」
菊岡綾香「・・・まぁ、そうね・・・」

〇散らかった職員室
菊岡綾香「すみません!菊岡と梅島、ただいま来させて頂きました!」
暗森敬一「やぁ君達、来てくれたね・・・」
梅島胡桃「あれ?高崎先生とあんもり先生?あたし達を呼んだのって?」
暗森敬一「僕はくらもりだ・・・」
梅島胡桃「え?どうしたんです?名前間違えたらいつも笑って訂正してたのに?」
高崎浩一「全く、お前ら良くそんなヘラヘラしてられるな・・・」
梅島胡桃「え?あの、一体何の話をしているんです?」
暗森敬一「昨日の昼頃、君達はどこで何をしていたんだい?」
菊岡綾香「え?昨日は胡桃と一緒にお昼食べに行ってそれから・・・」
高崎浩一「その昼時に、お前らとんでも無い事してくれたな・・・」
菊岡綾香「え?ま、まさか!?」
暗森敬一「そのまさかだ、これを見なさい・・・」

〇ファミリーレストランの店内
梅島胡桃「ん?何かこの水しょっぱいな?塩でも入ってたのかな?」
菊岡綾香「ってちょ!胡桃!あなた何持ってるの!?」
梅島胡桃「え?何ってお冷だけど・・・」
梅島胡桃「・・・・・・!?」

〇散らかった職員室
梅島胡桃「う、嘘でしょ!?これって!?」
菊岡綾香「そ、そんな!?あの時ちゃんと消した筈なのに!?」
高崎浩一「大方これを見た誰かに拡散されたって所だな・・・」
梅島胡桃「ど、どう言う事です!?」
高崎浩一「あのな、ネットやSNSはやってて確かに便利だし楽しいもんだ・・・」
高崎浩一「けどなぁ、それらのツールはどこの誰でも使えるもんだ・・・」
高崎浩一「いつ誰が見てるか分かったもんじゃねぇし、」
高崎浩一「一番厄介なのはネットに自分の個人情報を晒したら大変な事になるって事だ・・・」
高崎浩一「お前らはこの撮影で堂々と学校名まで明かしてやがる・・・」
高崎浩一「当時の出来事と合わさってクレームの嵐だ・・・」
女性教員「大変申し訳ございまさん!我々も今対応しておりますので!」
男性教員「はい・・・はい・・・後程必ず詳細を説明します!」
菊岡綾香「そ、そんな・・・こんな事になってるだなんて・・・」
暗森敬一「君達には失望したよ・・・剣道に携わる者なら、どんな相手にも敬意を示すべきだ・・・」
暗森敬一「君達がこんな事をすると言う事は、それだけ僕の指導が行き届いて」
暗森敬一「無かったって事だ・・・この事は大会実行委員にも知れ渡っている・・・」
梅島胡桃「え!?それじゃああたし達は!?」
暗森敬一「あぁ、出場停止だ・・・」
菊岡綾香「そ、そんな・・・」
高崎浩一「そう言う事だ・・・これは頭を下げて謝れば良いってもんじゃ無い・・・」
高崎浩一「義務教育で無くなったお前達には、それ相応の覚悟を」
高崎浩一「決めて貰わねぇといけねぇ訳だ・・・」
梅島胡桃「あ、あぁ!!」
高崎浩一「校長からは許可は貰っている・・・当面の間、自宅謹慎との事だ・・・」
菊岡綾香「・・・・・・」
菊岡綾香「・・・分かりました・・・何かあれば言ってください・・・」
高崎浩一「さて、これからどうしたもんか・・・」
暗森敬一「申し訳ありません高崎先生・・・僕がもっと確りしていれば・・・」
高崎浩一「いえ、暗森先生は悪くありません・・・あいつらがあんな事さえしなければ・・・」
高崎浩一「しかしまぁ、どうしてこう馬鹿な真似をする奴が増えたんだ?」
高崎浩一「そこの所は親にも確りして欲しいんだが・・・」
暗森敬一「・・・幾度と無く繰り返された教育改定の結果なのかも知れません・・・」
暗森敬一「誰もが、遊星や吸血鬼の子見たいに行ってくれれば良かったのですが・・・」
高崎浩一「・・・誰もがあの子ら見たいには行かないって事ですね・・・」
高崎浩一「とにかく、一刻も早く事態を収めましょう・・・このままにして置く訳には・・・」
暗森敬一「勿論です・・・高崎先生・・・」

次のエピソード:12 良くある話その7(後編)

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