Xヒーロー

語り部

第113話 ワールドインパクト(脚本)

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〇荒廃したセンター街
  2021年 イリノイ州 マディソン郡 イースト・セントルイス
  荒廃した街の一際大きい建物の前に立ち、斎王達は顔を上げた
斎王幽羅「あのマークって···」
鸞「ワールドインパクトのギルドマーク···見ろ、異能集会禁止法の前の許可証だ」
キング「Xヒーローと同じ『闇ギルド』って事だな···」
斎王幽羅「ひとまず入ってみよう」

〇怪しげな酒場
  ワールドインパクト ギルド内
  斎王達がギルド内に足を踏み入れると、メンバー達は特に変化なく
  ガハハ!と笑いながら酒を飲むだけであった。
  しかし困惑している斎王達をよそに、エンチャントは1人の男の横に座る
エンチャント魔導法士「アンちゃん、ワシに1番安い酒をくれ」
ブッチャー「あ?テメェ何座ってんだ、俺は今一人で飲みてェ気分なんだよ!」
エンチャント魔導法士「なーに、ひとつ教えてくれればすぐどっか行くから答えてくれ」
  メンバーである男は意に返さず殴りかかろうとしたその瞬間
  まるで銃弾のような音と共にメンバーの頭が揺らぎ、下を見ると
  粉々のナッツが散乱していた
  端の席からスナイパーライフルの整備をしながらナッツを食べていた女が警告する
ライオネル・トンプソン「私闘禁止って···言わなかったっけ?どうなのブッチャー」
ブッチャー「す、すいません···しかしこいつが···というか知らん奴が勝手に!」
ライオネル・トンプソン「あら、斎王くん達じゃん!ブッチャー、皆もだけど斎王くん達傷でもつけてみなさい?」
ライオネル・トンプソン「ここにいる全員『氷漬け』にされて殺されるから。丁重にね?」
  そう言うとメンバー達は『最高だなおい!』と笑いながら飲むペースを進めていった
  斎王達はライオネルに案内されるがまま椅子に着き、街のことについて聞き始めた
斎王幽羅「ライオネルさん、街が荒れ放題だけどどうして直さないんですか?」
ライオネル・トンプソン「あれはミズーリからの州兵を見つけやすいようにああしてるの」
ライオネル・トンプソン「この場所はグレート・セントルイスっていう大きい市の1部なんだけど」
ライオネル・トンプソン「グレート・セントルイスは『ミズーリの所有』なのよ」
斎王幽羅「え?じゃあつまり···ここはミズーリ州のものだったんですか?」
ライオネル・トンプソン「不正解かな。正解は『ミズーリとイリノイの共有地』なの」
ライオネル・トンプソン「割合でいえば8:2でイリノイの所有なんだけどね」
ライオネル・トンプソン「ほとんどがイリノイだけどミズーリに繋がる交通、インフラだけミズーリ持ちなの」
エンチャント魔導法士「道路を壊せない。という事か···間にある川は共有財産だろうし、確かに難しいな」
ライオネル・トンプソン「そゆこと。他に聞きたいことはある?」
エンチャント魔導法士「役割は今でも同じか?『魔弾のライオネル』」
ライオネル・トンプソン「そうよ?ゲリラ仕掛けて、金もらって、死体集めて」
ライオネル・トンプソン「『死体を消す』。それが私ら···いや、今のワールドインパクトの役割よ」
  エンチャントはその発言に眉をひそめ、次の発言にその場が凍った
エンチャント魔導法士「『いるんだな?』腐食姫、刑部常夜が」
  先程までの騒ぎが嘘のように鎮まり、聞こえる音はジュークボックスのジャズだけだった
  そしてある事に気づき鸞は言葉を漏らす
鸞「匂いがあるな···この匂いは···『死臭』だな」
ライオネル・トンプソン「会ってみる?そこの扉入って地下に降りれば居るわよ、姫は」
  To Be Continued··· ··· ···

次のエピソード:第114話 花形同人サークル

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