私の学校には主人公がいる

檸檬桃緑茶

1-13.風野 貴斗(脚本)

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〇近未来の開発室
  俺の名前は風野 貴斗(かざの たかと)
  今年高校一年の男性だ。
  俺の親は覚醒者を取りまとめる対異界災害対策機構(通称:対災機構)の、
  総監の息子だ。
  つまり・・・
  会社で言えば、社長の息子ということだ・・・
  俺は、何不自由ない生活してきた。
  覚醒者としても、成功していると思う。
  だけど・・・
  
  一つ、気がかりなことがあった。
  王滝 冴夜(おうたき さや)。
  彼女は、俺の腹違いの姉だ。
  この事実は父から聞かされているが、
  冴夜や冴夜の母親は知らないといわれていた。
  冴夜の母親は、父とはとある酒場で出会い意気投合し、そのまま関係をもったらしい。
  その時すでに、俺の母親とは結婚していた・・・。
  つまり・・・父親の不倫である。
  それをしらなかった冴夜の母親は、
  俺の父の前から姿を消し、冴夜には父は死んだと伝えていた。
  父はこの事実を、俺の母親には言っていないが・・・
  俺に話したとき・・・冴夜の母親を今でも好きなんだと気づいてしまった。
  もともと俺の母親との結婚も政略結婚だ。
  愛は・・・なかったのかもしれない・・・
  だけど・・・
  
  誠実であってほしかった。
  だから、本当は・・・
  冴夜のことは・・・憎しみの対象、だったはずなのに・・・

〇教室
  俺は、竜也たちの指導のために転校することになった。
  
  冴夜のいる学校に・・・
  一緒にお昼休憩や授業などで関わるうちに、俺は冴夜を兄弟だと認めたくなった。
  そのくらい・・・
  彼女は素晴らしい女性だった。
  それなのに・・・
  幼馴染の竜也というやつは・・・
  
  彼女を何度も傷つけていた。
  それでも冴夜が大丈夫だというから、なにもしないでというから我慢した・・・
  だけど・・・
  冴夜が竜也を拒絶したとき・・・
  
  俺は、彼たちのそばにはいたくなくなった。

〇近未来の開発室
風野 貴斗「父上・・・ 俺は・・・冴夜を姉と・・・認めます」
風野父「・・・ そうか」
風野父「だが、彼女自身には伝えてないのだろう?」
風野 貴斗「・・・はい」
風野父「・・・だが、それと、 お前が指導を途中で放棄したのは別の話だ」
風野 貴斗「・・・いえ・・・」
風野 貴斗「もともと二か月の契約でした・・・」
風野父「・・・」
風野父「ふむ・・・ 彼らには見込みはなかったのか?」

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