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イグニス

CODE1:運命の時(脚本)

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〇電脳空間
  西暦1982年
  世界で初めてとあるプログラムが誕生した
  その名は・・・
  Elk Cloner(エルク クローナー)

〇数字
  これは1人の高校生によるいたずらで作られたものだが
  後に世間を騒がすコンピューターウィルスの誕生にまで繋がったという説がある

〇keep out
  そして、100年が経った現在
  西暦2082年
  コンピューターウィルスが実体化するようになった
  それは、人々に感染することができ
  感染者は体内がボロボロになり、やがて死んでしまう
  だがその数年後には、別の事象が発生した
  どうやら感染者は、化け物に変わって人々を襲うこともあるらしい
  では、誰がこの方法を実現したのか?
  それは・・・

〇渋谷スクランブルスクエア
  ネオ・カオス・コンピューター
  略してNCC
  NCCは表向きIT企業だが
  秘密結社としても活動している
  世界の裏で秘密裏に動いており
  この技術によって、人類を混沌の渦へ沈めようとしている
  そう、これはデジタルハザードでもあり
  バイオハザードでもある
  新たな災害の幕開けとも言われている
  私たちは、どのようにしてこの驚異に立ち向かうべきなのか?
  今、壮絶な戦いが始まろうとしている──

〇古いアパート
  西暦2089年
  舞川陽太のアパートにて

〇古いアパートの一室
舞川 陽太(まいかわ ようた)「はいよっと」
舞川 陽太(まいかわ ようた)「はあ~」
舞川 陽太(まいかわ ようた)「とうとうこの日が来たか・・・」
舞川 陽太(まいかわ ようた)「よしっ!!」
舞川 陽太(まいかわ ようた)(俺は、舞川陽太)
舞川 陽太(まいかわ ようた)(今日で、20歳だ)
舞川 陽太(まいかわ ようた)(特別いいことがあるわけじゃないけど・・・)
舞川 陽太(まいかわ ようた)(何かすごいことが起きないかなって期待しちゃうんだ)
舞川 陽太(まいかわ ようた)(今日も1日楽しむぞ~)

〇大学
  東京都
  西京大学(せいきょうだいがく)にて

〇学園内のベンチ
杉田 健介(すぎた けんすけ)「よっ、陽太~」
舞川 陽太(まいかわ ようた)「おっ、健介」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「今日呼んだのはな」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「お前に見せたいものがあってよ」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「見て驚けよ~」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「じゃじゃ~ん!! 俺の発明品のスマートメイトだぜ~!!」
舞川 陽太(まいかわ ようた)「スマートメイト!! それはすごいな!!」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「そんで、こいつのことは、スマッチって呼んでくれよな~!!」
舞川 陽太(まいかわ ようた)「お、おう・・・」
スマッチ「ケンスケ~、何をすればよいカ?」
舞川 陽太(まいかわ ようた)「すげぇ!? しゃべるんだな~!?」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「ふふん、驚くのはまだ早いぜ」
舞川 陽太(まいかわ ようた)「このラムネで何をするんだ?」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「まあ、見てなって」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「スマッチ~、ラムネの瓶を割ってくれ」
スマッチ「了解」
舞川 陽太(まいかわ ようた)「わ、割った!?」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「どうよ?」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「これが、スマッチの防犯機能なんだ」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「最近、新型コンピューターウィルス絡みの事件が多いだろ?」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「軽めだが、力のない人の助けになるようにプログラムを開発したんだ」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「これなら、コンピューターウィルスの化け物に対抗できそうじゃん?」
舞川 陽太(まいかわ ようた)「その機能いいと思うんだけど・・・」
舞川 陽太(まいかわ ようた)「コンピューターウィルスの方が強そうじゃない?」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「だったら、俺のスマッチを最強のメイトに育成するだけさ~」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「はっはっはっは~!!」
舞川 陽太(まいかわ ようた)「さ、さいですか・・・」
舞川 陽太(まいかわ ようた)(だけど、やっぱり健介の発明はすごいな~)
舞川 陽太(まいかわ ようた)(ユニークなアイデアをよく思いつくな~)
  こんな平凡な日々を楽しんでいる陽太たちだが・・・
  この後、悲劇が起きることを彼らは知らなかったのだ

〇高い屋上
  大学の屋上にて
???「ふふふ・・・」
???「ついにこの時が来たぞ」
???「さあ・・・」
???「我々の計画を開始する!!」
???「フハハハハハハ~!!!!」

〇川に架かる橋の下
  3時間後
舞川 陽太(まいかわ ようた)「この後、どうしよっか?」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「う~ん・・・」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「何も決まらんww」
舞川 陽太(まいかわ ようた)「何だよそれww」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「いや~、何も思いつかなくてなww」
舞川 陽太(まいかわ ようた)「笑ってんじゃないよww」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「えへへ~、すまんな~」
スマッチ「ケンスケ~、スマッチが検索するカ?」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「おっ、いいのか??」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「そしたら・・・」
サラリーマン「んん??」
  WARNING!!
  
  Your device is Infected!!
サラリーマン「ウィルス感染!? どういうこ・・・!?」

〇サイバー空間

〇川に架かる橋の下
サラリーマン「うわぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!!」
舞川 陽太(まいかわ ようた)「えっ??」
???「・・・」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「な、何だあれ!?」
舞川 陽太(まいかわ ようた)「人が・・・化物に変わった・・・」
???「──!!」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「ひ、ひぃっ!?」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「こっちに来る!?」
舞川 陽太(まいかわ ようた)「あれが噂の・・・コンピューターウィルスの化け物・・・」
スマッチ「ここは、通さなイ!!」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「スマッチ??」
スマッチ「敵を倒ス!!」
???「──!!」
スマッチ「──!!!!」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「スマッチ!!」
???「・・・」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「やめろぉぉぉぉぉぉおおおおおおおお!!!!」
舞川 陽太(まいかわ ようた)「健介!!」
???「・・・」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「うっ・・・ぐぅっ・・・」
舞川 陽太(まいかわ ようた)「健介!!」
???「・・・」
舞川 陽太(まいかわ ようた)「!?」
???「──!!」
舞川 陽太(まいかわ ようた)「がっ!?」
舞川 陽太(まいかわ ようた)「ぐっ・・・はぁっ・・・がぁっ・・・」
舞川 陽太(まいかわ ようた)(俺・・・死ぬのか・・・)
舞川 陽太(まいかわ ようた)(何だか・・・気持ち悪い・・・)
舞川 陽太(まいかわ ようた)(俺も・・・体が・・・変になりそうだ・・・)
杉田 健介(すぎた けんすけ)「うっ・・・うぅ・・・」
杉田 健介(すぎた けんすけ)「助けて・・・くれ・・・」
舞川 陽太(まいかわ ようた)「け・・・健介・・・」
舞川 陽太(まいかわ ようた)(嫌だ・・・)
舞川 陽太(まいかわ ようた)(誰も救えずに・・・死ぬなんて・・・)
舞川 陽太(まいかわ ようた)(嫌だ・・・!!)
舞川 陽太(まいかわ ようた)「??」
  WARNING!!
  
  Boot-up Vaccine Program
舞川 陽太(まいかわ ようた)「ワクチン・・・プログラム・・・?」

〇黒
  Anti-Virus Program
  
  Access Granted
  Searching the Code
  
  ・・・
  Transcode
  A N O S

〇川に架かる橋の下
舞川 陽太(まいかわ ようた)(なんだ・・・これ・・・?)
???「──!?」
???「あれ・・・? さっきまで倒れていたのに・・・?」
???「──!?」
???「・・・」
  To be continued・・・

次のエピソード:CODE2:プログラム起動

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