エピソード31 物を知らないのも限度があるようです(脚本)
〇個別オフィス
部下ちゃん「いやー昨日は まいったにゃー」
守信寺さん「どうしたの 部下ちゃん?」
部下ちゃん「連休だったから 兜小路さんと お出かけしたんだけど」
守信寺さん「え? あの資産家の?」
とある豪邸のリサーチで
部下ちゃんは兜小路さんと
知り合いになったのです
※詳細はエピソード15
『部下ちゃんは旧家の呪いを解くようです』
を参照してください
部下ちゃん「お嬢様って あんなに物を知らないとはねえ」
〇大きいデパート
ご令嬢「もうお昼ですね 軽くお寿司でもいかが?」
部下ちゃん「了解! 実はお腹ペコペコでした」
ご令嬢「三越のそばですから 歩いてすぐですよ」
〇高級料亭
銀座某所
高級寿司店
板長さん「いらっしゃいませ!」
ご令嬢「こんにちは」
板長さん「お嬢様 お久しぶりです」
ご令嬢「お任せで二人分 お願いしますね」
板長さん「ありがとうございます!」
ご令嬢「行きつけのお店でして お口にあうか」
先付けが二人の前に
おかれた
しばらくして
お造りと蒸し物
続いて
握り寿司が運ばれてきた
部下ちゃん「何これ?」
ご令嬢「お口に合いませんでしたか?」
部下ちゃん「全然ダメ まるでなってないよ!」
板長さん「何か粗相がありましたか?」
部下ちゃん「まず寿司が廻ってない!」
ご令嬢「寿司が回る?」
部下ちゃん「おまけに ビッく〇ポン! まで無い!」
ご令嬢「ビッく〇ポン! とは?」
部下ちゃん
それは「く〇寿司」さんです
部下ちゃん「こんなの寿司屋じゃないよ あり得ない! あたし帰るね!」
部下ちゃんは
腹を立てて店を飛び出して
しまいました
ご令嬢「板長さん」
板長さん「はい」
ご令嬢「友人の好みに合わせて ビッく〇ポン!と 回る寿司をお願いできますか?」
板長さん「お嬢様 それは勘弁してください」
ご令嬢「あら?」
〇個別オフィス
部下ちゃん「ったくもう」
守信寺さん「あのね部下ちゃん お寿司というのは・・・」
部下ちゃん「守信寺さん あたし本当は分かってるよ」
守信寺さん「え?」
部下ちゃん「変なもの食べさせられても 怒っちゃダメだよね」
守信寺さん「いや、だから」
部下ちゃん「「ゴメンねメール」 送らないと」
守信寺さんは思いました
「物を知らないのも限度がある」と
部下ちゃん、まさかのビッく〇ポン!😂
斯く言う私はビッ〇らポン!未経験ではありますが💦
最新の回転寿司事情を全く知らない私も守信寺さんに物知らずと言われそうです😭
それにしても、銀座の高級寿司店の逸品を「変なもの」呼ばわりの部下ちゃん、スケールが常人とはかけ離れていらっしゃることで😇