イジワルな女子が停学になった話

わみと

読切(脚本)

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わみと

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〇教室
フユハ「ほ〜ら、ナツオ、 今日の昼食 持ってきたよ」
ナツオ「こ、これは虫じゃないか」
ナツオ「僕の弁当は・・・、 あれ?無いぞ?」
フユハ「あーごめん さっきうっかり 食べちゃった」
フユハ「だから代わりにこれを食べてね」
ナツオ「そ、そんなの無理だよ フユハさん」
フユハ「いいから食べなさい!!」
ナツオ「わ、分かったよ・・・」

〇まっすぐの廊下
  放課後・・・
ナツオ「い、痛いよ フユハさん」
フユハ「うるせー、私、今 非常にストレス溜まってるんだよ」
フユハ「今日はなんか ムシャクシャするんだよ」
フユハ「これくらいじゃ全然足りないから」
フユハ「もっと殴らせろ!!」
ナツオ「か、勘弁して〜」

〇体育館の中
  翌日
ナツオ「い、痛いよ、フユハさん」
ナツオ「もう辞めてよ、お願いだから」
フユハ「やだね、私、今 すんごいイライラしてるの」
ナツオ「僕でストレス発散しないで お願いだから」
フユハ「やなこった」
ナツオ「い、痛い、 僕にボールを ぶつけないで」
フユハ「ダメだ、今、すごく ストレスを感じてて めちゃくちゃムシャクシャしてるの」
ナツオ「もう、辞めてよ、 フユハさん」
フユハ「あー、まだまだこんなものじゃ スッキリしない」
ナツオ「僕はフユハさんの サンドバッグじゃないよ」
フユハ「黙れ!! いいから殴らせろ!!」
ナツオ「い、痛い、痛いよ、辞めてよ」

〇学校の廊下
フユハ「ひゃははは、 あんたって男のくせに 私より弱いのね」
ナツオ「もう、辞めてよ、 フユハさん」
フユハ「やだね、あんた いじめるの楽しいもん」
フユハ「もはや 私の趣味でもあるもん」
ナツオ「しゅ、趣味って 迷惑だよ」
ナツオ「僕は、フユハさんの ストレス発散用の サンドバッグじゃないよ」
優しい女子「こら、フユハちゃん!!」
フユハ「何よ!!」
優しい女子「ナツオくん、嫌がってるでしょ」
優しい女子「辞めたげなさいよ」
フユハ「ほっとけよ」
優しい女子「悪いけど、さっき 先生に報告したからね」
フユハ「う、嘘でしょ」
優しい女子「あなたが悪いでしょ」
ナツオ「あ、ありがとう」
優しい女子「いいえ、いいのよ」
先生「こら、フユハ!!」
フユハ「ひっ、せ、先生!!」
先生「いつもナツオをいじめて 遊んでたみたいだな」
フユハ「そ、それは」
先生「このことは校長先生にも 報告したからね」
フユハ「うっ、」

〇教室
  その後、フユハさんは
  一ヶ月の停学になった
  まぁ、因果応報だね

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