赤【REMIXver】

純連宮華

一話 (脚本)

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純連宮華

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〇女の子の一人部屋
魅華「あぁああ....部活疲れたし 外は暑いし...まじで疲れた...」
  私の名前は魅華。
  今休日の長い部活が終わって、学校から帰って家についたところだ。
魅華「はあちょっと制服から着替えるのは後にして...」
魅華「そういえば今日は希朱ちゃんがSNSで新しい絵を投稿してたらしいからちょっと見てみよう」
  希朱ちゃんというのは、私の中の親友で
  とっても絵が上手。
  そして学校では同じ美術部部員でもあり
  私が最近始めたSNSにもいる親友だ。

〇SNSの画面
希朱(iro)「題名「君のそばで」 部活の時にかいた絵です!」
SNS民「これはスゴイ...! なんと綺麗な絵でしょう!」
SNS民「私もこんな感じで絵描きたいなー!」
魅華「Iro(希朱)ちゃんすごいよ.... 天才...」
  希朱ちゃんはIroという名前で活動していて、フォロワー数630人。
  まじで多い。
魅華「...私もいつかこんな絵うまくなりたいな...」
  そう思いながら私は夜を過ごした。

〇女の子の一人部屋
  月曜日、次の日。
魅華「はぁ...もう朝か...」

〇大教室
  一時間目の美術の授業
  私はシャーペンで隣の席にいる希朱の机を小さく叩いた
希朱「ん?どうしたの魅華?」
魅華「希朱ちゃん、希朱ちゃん、昨日の絵すごく感動したよ!すっごく上手!」
希朱「ふふふふ、ありがとう。褒めてくれて感謝だよ」
  その容姿はまるで美しい光が満ちたような美しさだった。
  ...でも。
美術の先生「こら、声聞こえてんぞ。 静かにしろ」
魅華「ご、ごめんなさい...」
希朱「も、申し訳ございませんでした...」
  どうやら喋り声で先生が怒ってしまったようだ。

〇学校の廊下
  すぐ教室に近くに展示されてる絵。
魅華(はぁ...スゴイな。希朱ちゃんは...)
  そこに「最優秀賞」の紙が貼られてある
  希朱の絵。
  いつ見ても本当に上手い。
  まるで今にも動きそうな自然。
  今にも何かが飛び出そうな雰囲気。
  私は希朱ちゃんの描く絵が本当に大好きだ。
魅華(...額縁飾りたいぐらい)
希朱「そんな私の絵をまじまじと見て なにか感じるの?」
魅華「わ、希朱ちゃん...」
魅華「...希朱ちゃんの描く絵、本当に上手いなあって。おもった」
希朱「あらありがとう」
先生「おい廊下にいる人ー、そろそろチャイムなるぞー?」
魅華「あ、もうそろそろチャイムなるって! いこっ!」
希朱「うん」

〇教室
  二時間目の社会の授業
日直「起立、気をつけ、礼」
「おねがいしまーす」
日直「着席」

〇教室
魅華(あぁ...社会の授業めんどぉおおお...)
魅華(明治とかの偉人の名前とか単語とかよくわかんないし....公民とかなにそれ...)
魅華(...あ、)
よし子「...!」
よし子「...うざ、こっちみんなって...」
  よし子。私ばっかり気に入らないらしく、
  授業中よく睨んでくる。
  そして今さっきノートで私の方向に向けて、顔を隠した
魅華(嫌いならこっち見ないでよ...)
希朱「魅華?魅華?」
魅華「?」
希朱「名前呼ばれてるよ?この問題の答えのこと」
魅華「ぇええ?!まってまじでわかんないところなんだけどおお!?」
希朱「...教えてあげるからちょっとまってて...」
魅華「...わかった」

〇田舎の学校
  放課後、部活初め

〇美術室
  美術室
魅華「はぁ...外は暑いねー....」
魅華「希朱ちゃん、ジャージで暑くない?大丈夫?」
希朱「大丈夫。慣れてるから...」
魅華「す、スゴイね...、」
希朱「ふふ」
魅華「さてと、テキパキ進んでいきますかー!」
希朱「、私も髪結んで...」
希朱「いきますか」

〇美術室
魅華「うぅ...にしても、授業中なんかきまずいんだよね...」
希朱「...?なにかあったの?」
魅華「いやーさ、よし子の事」
魅華「なんかいつも目あって睨まれるんだよね...」
希朱「なんなのかしらね本当に」
魅華「ねー、嫌いだったら無視すればいいのに!」
  と、その途端。
魅華「て、わぁ...?!青の絵の具落としちゃった!」
希朱「...」

〇大きな木のある校舎
  部活終わり

〇学校沿いの道
魅華「んじゃ、またネットで会おう! とりまばいばい!」
希朱「ばいばい」
  私と希朱は帰り道が違うため、別れて帰る。

〇学校脇の道
魅華「はぁ...にしても暑すぎる... 車迎えのほうが良かったのに...」
  顔から出た汗が肩についたその時。
魅華「...あ、」
  目の前に...
魅華「...あ、よし子...」
  よし子がいた。
魅華「...うぅ...」
魅華(...あの時、なんで睨んだの?って言おうかな...でも...)
魅華(ちょっと他の女子とかいるから気まずいんだよな...)
魅華(しかたない...今日はちょっと近道で帰るか...)

〇学校脇の道

コメント

  • 本格的ですごい
    引き込まれちゃう

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