シンフォビートの夏合宿その1(脚本)
〇近未来の会議室
高徳寺ふみ奈「ふう、一通り中を見てきたけどすごい所ねここ。何せ寝室や浴室はそうだけどトレーニングルームもあるからね」
高徳寺ふみ奈「しかし、バンド演奏とかする人いるのかしら?アンプやキーボード、ドラムセットのある部屋があるなんて・・・」
高徳寺ふみ奈(多分、文化祭の出し物とかでバンドやるから練習したいっていう人がいたからでしょうね。この戦隊にもいるのかしら?)
そこへ
沖浜日南「おはようございます」
鴨川黄奈美「高徳寺さん、お待たせしてごめんなさいね」
高徳寺ふみ奈「いえ、大丈夫です。お2人共暑かったのではないでしょうか」
高徳寺ふみ奈「あれ?2人共、ギターを持ってきていたんで文化祭の練習のためでしょうか?」
沖浜日南「あ、気づきました?そうなんです、文化祭の出し物でバンド演奏するので練習のために・・・」
鴨川黄奈美「私もよ」
高徳寺ふみ奈「やっぱりそうでしたか。実はお2人が来る前に一通りこの施設の中を見てきたのですが・・・」
ふみ奈は日南と黄奈美にバンド練習の部屋があったことを話した。
沖浜日南「そ、そんな部屋あったんですか!?もしかしてあーしと同じこと考えていた人が用意した部屋ってことですか?」
高徳寺ふみ奈「そうかもしれないわ。アンプとキーボード、ドラムセットもあったようだし」
鴨川黄奈美「ぜひ使って下さい、ということなのでしょうね。ありがたいわ」
色々と3人が計画を立てていた時、アゲハとことりが到着した。
二木アゲハ「ふ~、到着っと。お待たせ、3人共」
高徳寺ふみ奈「先輩、ことりさんお待ちしておりました」
籠原ことり「例のあのパソコンも用意しているよ。ほら、こちらに」
高徳寺ふみ奈「ありがとうございます」
二木アゲハ「ふぅ~、涼し~!」
二木アゲハ「って、なんかひななんときなみん先生の荷物・・・デカくない?」
沖浜日南「ええ、ギターありますからね」
鴨川黄奈美「同じく」
「文化祭の出し物の練習のために!」
「シンクロした!っていうかそんなことできる部屋ある!?」
高徳寺ふみ奈「ありましたよ?」
ふみ奈はこの施設の中を一通り見てきたこととどのような部屋があったかなどを話した。
〇近未来の会議室
5人は集合した後、合宿のスケジュール、並びに中身について共有した。
そして各々のトレーニングを始めた中、ことりは・・・
籠原ことり「ほうほう、これがこれでここがこうなっていて・・・」
籠原ことり(父さん、すごいな・・・ここまで細かく作っていたんだ。あ、確か簡略化されたものがあったような・・・あ、これだ!)
〇トレーニングルーム
ことりがプログラムの確認等を集合場所の部屋でしている裏でアゲハとふみ奈は
二木アゲハ「よいしょっと。お嬢、ありがとうね私の特訓に付き合ってくれて」
高徳寺ふみ奈「こちらこそありがとうございます。久しぶりにここまで体を動かすことができましたから」
二木アゲハ「いやいやそんな・・・にしてもお嬢、その服って・・・」
高徳寺ふみ奈「高校時代の体操服です。まだ着れて良かった・・・」
色々と会話していた時・・・
二木アゲハ「ちょいちょいちょい!きなみん先生とひななんかい?今のギター。こっちに音漏れてるけど!?」
高徳寺ふみ奈「黄奈美さんと沖浜さん、練習の際は入口のドア閉めておいてくださいね!」
「すいません!漏れてました?失礼!」
(やれやれ・・・)
〇音楽スタジオ
一方、こちらは黄奈美と日南が文化祭に向けての練習をしていた。
沖浜日南「ふう、まさか練習できるようなスペースがあるなんて・・・」
沖浜日南「まあ、こんなチャンスは滅多に来ないからな。ありがたく利用させていただきます!──っし!」
鴨川黄奈美(こんなところがあったとは・・・利用しない手はないわね!文化祭の出し物のための練習ができる場所をいただけたんだから!)
2人のかきならすギターの響きが胸おどるビートとなった。
(これだ!!)
こうして、それぞれの特訓、研究、練習をしながら自分の時間を過ごした。
〇基地の廊下
夕食と入浴を終え、寝室へと向かっていることり達
沖浜日南「ふは~、飯もお風呂も良かったな~」
籠原ことり「そうね。練習のほうはどう?沖浜さんと鴨川先生」
沖浜日南「おかげさまで調子いいですよ。ギター弾いていると気分が上がってくるんです」
籠原ことり「そうなんだ。鴨川先生はどうです?」
鴨川黄奈美「私も良い感じよ。ふう、高徳寺さんはよくここを押さえてくれたわね・・・」
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