交響戦隊シンフォビート

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あーし、参上!!(脚本)

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〇研究所の中
  AINAは今、バッテリー充電中である。
鴨川黄奈美「あら?AINAさん充電中だったかしら?」
沖浜日南「失礼しま~す・・・こんなロボまであったんだ・・・って充電中か。下手に手を出さないようにしよう・・・」
AINA「充電完了。起動します」
鴨川黄奈美「あ、起きたみたいね。大丈夫?AINAさんごめんなさいね充電中にいきなり・・・新メンバー探しはどう?」
AINA「問題ありません。新メンバー探しのほうはしてはいるものの、いい人物は見つかっていません。そちらはいかがですか?」
鴨川黄奈美「いいメンバー、見つけて来たわ!紹介しようと思って来たのだけど・・・いらっしゃい、こっちよ」
沖浜日南「ど、どうも・・・沖浜日南です。よ、よろしくどうぞ・・・」
AINA「──なるほど、なかなかいい人材ですね。ありがとうございます、黄奈美」
鴨川黄奈美「ふふっ、変身ブレスレット、あるわよね?」
AINA「はい、こちらに。どうぞ」
沖浜日南「では、失礼します・・・」
沖浜日南(!?何、これ・・・何かが沸き上がってくる!これは変身!?これであーしも戦隊ヒロインになれるってこと!?)
沖浜日南「──変身の方法、なんとなくわかったような気がしてきた。行けるかも!」
AINA「どうやらなんとなくイメージはできているようですね」
沖浜日南「変身するあーし、見ていてください!行くぜ!」
沖浜日南「交響転身!沖浜日南、ビートアップ!」

〇キラキラ

〇研究所の中
ビートウィンディ「闇が吹き飛ぶ旋風の響き、ビートウィンディ!」
ビートウィンディ「うっひょ~!ついにあーし、戦隊ヒロインに変身しちゃったぜ!!」
AINA「変身した姿、見てみます?」
  ルンルン気分でAINAに促されるまま自分の姿を鏡で見た日南だったが、その反応はというと・・・
ビートウィンディ「さ~てと、ビートウィンディのあーしはどうなってるのやら、ふひひっ」
ビートウィンディ「見せていただきま~す・・・って!」

〇空
  鏡に映った姿を見て、日南は絶叫した。
「ぎにゃあああああ!ぴ、ぴぴぴ、ピンク~~~~!?」

〇研究所の中
ビートウィンディ「うぇぇぇ~、あーしがピンクかよ~!幼稚園以来だぜ~・・・」
  と、日南の絶叫を耳にして誰かが急ぎ足で拠点に来た。
高徳寺ふみ奈「な、何事ですか!?今のは」
高徳寺ふみ奈「あ、あなたでしたか・・・って、あら?」
ビートウィンディ「うわわっ、こ、高徳寺先輩!?」
高徳寺ふみ奈「久しぶりですね、沖浜さん。あなたも戦隊ヒロインに変身できていたなんて思わなかったわ。すごいわね!」
ビートウィンディ「すごい、じゃないですよ~!変身したはいいですがあーしがピンクなんて似合わないっすよ~~!」
鴨川黄奈美「ふみ奈さん、沖浜さんのこと、知っているの?」
高徳寺ふみ奈「はい。実は私、私立青城女学院高校から私立明星学園大学に進学しまして、沖浜さんは私の後輩なんです」
ビートウィンディ「うぇぇぇ~、見ないでくださいよ~、先輩~・・・」
鴨川黄奈美「何言ってんのよ、あんなにノリノリだったくせに!」
ビートウィンディ「そ、そりゃあ、そうですけど・・・」
高徳寺ふみ奈「それなら、私たちの変身した姿を見せてあげましょうか?」
ビートウィンディ「ま、マジですか!?ぜひお願いします!って、先輩と黄奈美先生・・・まさか!」
高徳寺ふみ奈「ふふっ、そのまさかよ!鴨川先生、変身しましょう!」
鴨川黄奈美「ええ!」
「交響転身!!」
高徳寺ふみ奈「高徳寺ふみ奈!」
鴨川黄奈美「鴨川黄奈美!」
「ビートアップ!!」

〇キラキラ

〇研究所の中
ビートハーブ「安らぎが香りし響き、ビートハーブ!」
ビートフルーティア「成熟せし果実の響き、ビートフルーティア!」
ビートウィンディ(──す、すげえ・・・鴨川先生と高徳寺先輩も戦隊ヒロインになっていたなんて・・・決めた!もうグダグダ言わない!)
ビートウィンディ(頼れる人たちがここにいるんだし!)
AINA「ここまで馴染むとは・・・しかし、あれだけの反応で拒否するのではと思いきや黄奈美とふみ奈がフォローして決心させるとは」
二木アゲハ「ぶわあ~~!急げぇ~!」
ビートハーブ「すごい勢いで来ましたねアゲハ先輩・・・」
二木アゲハ「ごめんごめん。って、おおっと新メンバー!?その子」
AINA「そうです。ふみ奈の高校時代の後輩で・・・」
ビートフルーティア「私が説得して仲間にしたの!まさか高徳寺さんの母校の高校の子だったとは思わなかったわ」
二木アゲハ「なんですと!?お、お嬢これマジなの!?」
ビートハーブ「はい!間違いありません!」
籠原ことり「ふう、お疲れ様です。お、みんなお揃いね。ん?どうしたのアゲハ」
二木アゲハ「ピヨっち〜!新メンバーをきなみん先生が見つけてきたよ!しかもふみ奈お嬢の高校時代の後輩で・・・」
籠原ことり「本当!?すごいのが入ってくれたわね!」
ビートウィンディ「ちょっと、先輩、誰すか?あの二人・・・」
ビートハーブ「あの二人がリーダー格なの。先ほど入ってきたのは二木アゲハさん。私のバイト先の上司よ」
ビートハーブ「そして今入ってきたのが、籠原博士の娘さんの籠原ことりさんよ」
ビートウィンディ「ふぇ~、そ、そうなんですね・・・」
  実は日南も籠原博士の著書を読んだことがあるのだ。そして、その時日南は戦隊ヒロインとしての決意を固めた。
ビートウィンディ(──やってやる・・・あーしは今、戦隊ヒロインなんだ。籠原博士の思いを叶えるんだ、この手で!)
籠原ことり「あれ?もしかしてその子が新メンバー?」
ビートハーブ「はい、私立青城女学院高校工学部2年の沖浜日南さんです」
ビートウィンディ「ど、どうも、よろしくお願いします」
籠原ことり「籠原ことりです。よろしくね」
  その時アゲハが日南に飛びついた。
二木アゲハ「うにゃ~!可愛い~!」
ビートウィンディ「うぇっ、な、何すかいきなり!?」

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