交響戦隊シンフォビート

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鴨川黄奈美、三人目の戦士(脚本)

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〇研究施設の玄関前
鴨川黄奈美「ここが籠原さんが言っていた拠点ね」
鴨川黄奈美「確かここの地下に来てほしいって届いた荷物にはあったわね。行ってみましょう」
  黄奈美がことりに悩みを打ち明けてから数日後、黄奈美は自分宛てに届いたブレスレットと地図を手にこの施設を訪れた。

〇研究所の中
鴨川黄奈美「これはすごい・・・あ、この本は・・・」
鴨川黄奈美「悪人や怪人がいなくてもできる戦隊、ねぇ・・・籠原博士もすごいこと考えるものだわ」
鴨川黄奈美(そういえば、私の勤めている高校で特別講義をしてくれた籠原ことりさん、あの方は籠原博士の娘さんだったわね・・・)
  そこへ
AINA「来ましたか、鴨川黄奈美さん。お待ちしておりました」
鴨川黄奈美「ひっ!って、あなたは確か籠原博士が作ったロボット、AINA(あいな)だっけ?」
AINA「いかにも。私はAINA、籠原博士の考えている戦隊になってくれる方を探しています。来ていただきありがとうございます」
鴨川黄奈美「いえいえ・・・そうだ、いただいたブレスレットはこちらに」
鴨川黄奈美「ぜひここで変身してみたいのですが、どうやって・・・」
  AINAは籠原博士が書き記した本の変身のページを見せた。
鴨川黄奈美「なるほど、このようなやり方ですね・・・分かりました、では」
鴨川黄奈美「交響転身!鴨川黄奈美、ビートアップ!」

〇キラキラ

〇研究所の中
ビートフルーティア「成熟せし果実の響き、ビートフルーティア!」
ビートフルーティア「って、嘘!?私、本当に変身しちゃった!」
ビートフルーティア「しかも、『成熟せし果実の響き』って、なんかのCMみたいでめちゃくちゃ恥ずかしいんだけど!?」
ビートフルーティア「でも、コスチュームは私の理想ね。籠原博士の著書を見たけど、コスチュームがバラバラでも戦隊はやれるって言っていたわね」
ビートフルーティア「もしかしたら籠原さんのコスチュームはこれと別なのかしら。ちょっと見てみたいかも!」
  と、そこへことりとアゲハが入ってきた。
AINA「あ、ことりとアゲハが来ましたね」
二木アゲハ「ちーっす、AINA。お待たせ~♪」
籠原ことり「3人目、見つかったという話が来たんだけど、本当?」
AINA「はい、こちらに。もうすでに変身していますが・・・」
籠原ことり「あ~!皇上高校の鴨川先生!変身できたんですね!」
ビートフルーティア「はい!私、鴨川黄奈美はビートフルーティアとして戦隊に加入させていただきます!」
二木アゲハ「それは願ってもないですな~、歓迎しますよ!」
籠原ことり「ビートフルーティア・・・なかなか可愛い名前ですね」
二木アゲハ「しかし、変身後のコスチュームが私とピヨっちとは別なんですね」
籠原ことり「アゲハちゃん、そこを言うのはめっ、だよ」
籠原ことり「というか、鴨川先生も読んでいたんですね、私の父さんが書いた本を」
ビートフルーティア「ええ、コスチュームがバラバラでも戦隊はやれると書いてましたからね」
二木アゲハ「なるほどなるほど、これは失礼」
二木アゲハ「あ、そういえば自己紹介がまだでしたな。ツバメ運輸配達員、二木アゲハです。以後よろしく」
ビートフルーティア「改めてよろしくお願いします」
ビートフルーティア「実は私、ずっと生徒たちや他の先生たちには言わなかったのですが戦隊ものに興味があったんです」
ビートフルーティア「まさか自分が戦隊ヒロインになるなんて思いませんでした。そして、見たいんです・・・お二人の変身した姿を!」
籠原ことり「それであれば・・・ぜひ!アゲハちゃん!」
二木アゲハ「そうこなくっちゃ!」
籠原ことり「行くよ!」
二木アゲハ「OK!」

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