継がれし光は、世界に堕ちて

檸檬桃緑茶

編入編:第一章 -堕ちた光、学び舎に舞い降りて-(脚本)

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〇名門校の校門(看板の文字無し)
  大都市ルメリア王国の新首都──
  煌びやかな街並みの中心にある、国際的名門校「アルセリオス学院」には、新たな転入生の噂が広まっていた。
  その日、校門前に一人の少女が立っていた。
  白銀の長い髪を緩やかに結い、透き通るような青緑の瞳。
  その身に纏うのは、異世界の貴族のような洗練された装い。
  彼女の名は、ネネフィア──。
  異世界の名を帯びたその少女は、地球での記憶を抱えつつも、ここでの自分の役割をまだ受け止めずにいた。
ネネフィア(地球から、あの場所に落ちてから・・・ まさか、私がまた学校に通うことになるなんて・・・)
ネネフィア「ここで・・・ 何かが変わるのかな・・・?」
  この世界に来た事実と、ネネフィアに与えられた運命・・・
  それは、まだ影のように彼女を包み込んでいた。

〇お嬢様学校
  学院の門をくぐると、広場には多国籍の生徒たちが集い、活気に満ちている。
  その中には、既に彼女が編入してくることを知る者もいた。
学生A「ほら、あの子が編入性のネネフィアさん、らしいわ」
学生B「うわ・・・・・・ 可愛いな・・・・ めっちゃ好みかも・・・」
学生A「・・・は?」
学生B「あ、いや・・・・・ すごく独特、だよね~」
学生A「・・・」
ネネフィア「・・・」
ネネフィア(あれ? 私のこと、みんな・・・知ってる?)

〇役所のオフィス
ネネフィア「あの・・・・ 私・・・・」
教官A「おや?」
ネネフィア「っわ、私・・・ ネネフィアといます!!」
教官A「・・・ああ、君が・・・・・・」
教官A「ネネフィアさん、わたしがクラスの担任です。 B級水属性所属のクラスです!! アルセリオス学院へようこそ」
ネネフィア「はい・・・・・・よろしくお願いします」
  これから始まる、新しい学びの日々。
  彼女の人生を揺るがす運命の序章は、ここから幕を開けた。

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