狐の愛情

hana2025

第一話 狐!?(脚本)

狐の愛情

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鐘(かね)「ちょっと!!!!!」
喜仁(きに)「鐘(かね)〜!!!!」
鐘(かね)「そんなの無理に決まってる!!!!!!」
「なんで・・・・・・こんな事に・・・・・・」

〇教室
「それは、学校おわり・・・」
教師「今日はここまでだ!!!!」
教師「テストを配る!!」
鐘(かね)「はーい」
教師「今日はテスト良かったぞ、かね!!」
鐘(かね)「ありがとうございます」
教師「はい次!!!!!────────」
「配り終わり・・・」
教師「じゃあなまた明日」
鐘(かね)「さようなら」

〇古びた神社
「そして神社に来た」
鐘(かね)「久し振りだな・・・」
「ここは、5歳の頃に行った神社・・・」
鐘(かね)「・・・・・・・・・・・・・・・」
「じーっと見てると・・・」
喜仁(きに)「恥ずかしいなぁ」
鐘(かね)「わっ!!だれ!?」
喜仁(きに)「狐だよ?」
鐘(かね)「それは分かるけど・・・」
喜仁(きに)「私は喜仁(きに)!!」
鐘(かね)「はあ・・・」
喜仁(きに)「それよりも、何じーっと見てるの?」
鐘(かね)「いや、久し振りだから・・・」
喜仁(きに)「私が好きだから?」
鐘(かね)「いや・・・ちが・・・」
喜仁(きに)「大好きだぞ・・・」
  かねに飛びかかる
鐘(かね)「ちょっと!!!!!!」
喜仁(きに)「待て〜〜〜〜〜〜〜〜」

〇開けた交差点
「で、今の状況がこれ・・・」
喜仁(きに)「待て〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!」
鐘(かね)「勘違いだって!!!!!!!」
鐘(かね)「ちょっと待ってストップ!!!!」
喜仁(きに)「なんだ?」
鐘(かね)「あの、別に好きじゃないんだけど・・・」
喜仁(きに)「そうだったのか・・・」
喜仁(きに)「ごめんな、騒がせて・・・」
喜仁(きに)「でも・・・」
喜仁(きに)「貴方の名前は?」
鐘(かね)「鐘(かね)です」
喜仁(きに)「かねか〜〜!!!!」
喜仁(きに)「わかった帰っていいぞ!!」
鐘(かね)「ありがとう・・・」
喜仁(きに)「またいつかな会おうな、かね・・・」

〇本棚のある部屋
「数週間後・・・」
鐘(かね)「ふう〜学校終わった・・・」
鐘(かね)「本でも・・・」
鐘(かね)「ん?誰だろ?」
鐘(かね)「はい!!!!!」

〇シックな玄関
鐘(かね)「いま行きま〜す!!!」
喜仁(きに)「久し振りだな!!」
喜仁(きに)「かね!!!!」
鐘(かね)「いや、なんでいるの!?」
喜仁(きに)「なんでって、住所がわかったんだ!」
鐘(かね)「なにで!?」
喜仁(きに)「名前だ!!!!」
鐘(かね)「名前で?」
喜仁(きに)「そうだぞ?」
喜仁(きに)「ちょっと、道に迷ったけど・・・」
鐘(かね)「困るから、帰って!!!」
喜仁(きに)「なんでだ!?せっかく来たというのに・・・」
かねのお母さん「あらお友達?」
鐘(かね)「いやちが・・・」
かねのお母さん「もしかして、彼女?」
鐘(かね)「違うよね?」
喜仁(きに)「うっううぅ・・・」
かねのお母さん「彼女泣かせたらダメよ?〜」
鐘(かね)「だから違うって!!!!!」
鐘(かね)「もう〜泣き止んでね?」
喜仁(きに)「はい・・・」
かねのお母さん「仲直り!!!!!ね?」
鐘(かね)「・・・分かった」
鐘(かね)「とにかく!!!上がって部屋に行こう?」
喜仁(きに)「ありがとう!!!!!」

〇本棚のある部屋
喜仁(きに)「か〜ね?」
鐘(かね)「はい?」
喜仁(きに)「寝ようよ〜」
鐘(かね)「なっ・・・・・・!!」
鐘(かね)「やだ・・・」
喜仁(きに)「はい?何か?」
鐘(かね)「なんでもないです寝ますねます」
喜仁(きに)「ありがとう!」
鐘(かね)「寝る事になったけど」
鐘(かね)「寝れない!!!!」
喜仁(きに)「クー──」
鐘(かね)「寝たかな?」
鐘(かね)「そーっと・・・」
喜仁(きに)「一緒に寝たくないのか?」
鐘(かね)「いやあのその〜・・・」
喜仁(きに)「寝ないか?〜」
鐘(かね)(結構、怖い・・・)
喜仁(きに)「プシュ〜ーーーーー」
鐘(かね)「え?」
鐘(かね)「大丈夫!?」
鐘(かね)「いますぐ手当てしないと・・・」
鐘(かね)「なんで倒れたんだろ?」
鐘(かね)「お〜い!!!」
鐘(かね)「早くしないと!!!!!」
鐘(かね)「手当て・・・」
鐘(かね)「そーっと・・・」
  喜仁(きに)の口に薬が近ずく
喜仁(きに)「ん?」
鐘(かね)「え?」
喜仁(きに)「え、ちょ、薬いらない!!」
鐘(かね)「・・・・・・・・・・・・・・・」
喜仁(きに)「・・・・・・・・・・・・・・・」
鐘(かね)(気まずい)
鐘(かね)「ちょっと、下行くね?」
喜仁(きに)「う、うん?・・・」

〇豪華なリビングダイニング
鐘(かね)「気まずかった・・・」
かねのお母さん「どう?仲良くしてる?」
鐘(かね)「う、うんま、まあ・・・」
かねのお母さん「どうしたの?具合でも悪いの?」
鐘(かね)「な、何でもないです・・・」
かねのお母さん「そう・・・」
鐘(かね)「・・・・・・・・」
鐘(かね)「ばぁか・・・」
  本当はツンデレなのである
かねのお母さん「あの子と一緒にお菓子どう?」
鐘(かね)「わかった、僕が持ってくよ・・・」
かねのお母さん「ありがとう!!」

〇本棚のある部屋
「その間、キニは・・・」
喜仁(きに)「もおぉおおおおぉおおおおおぉお!!!!」
喜仁(きに)「なんで、倒れた!」
喜仁(きに)「変なことされたじゃああぁん!!!!」
鐘(かね)「ロールケーキ食べる?」
喜仁(きに)「あ、う、うん食べる・・・」
鐘(かね)「もぐ・・・」
喜仁(きに)「もぐ・・・」
鐘(かね)(またまた気まずい・・・)
喜仁(きに)(気まずい)
かねのお母さん「お邪魔します!!!!」
鐘(かね)「わっ!!」
鐘(かね)「ママ!!」
かねのお母さん「どう仲良くしてる?」
鐘(かね)「う、うん・・・」
かねのお母さん「また顔真っ青よ?」
鐘(かね)「い、いや何でもない・・・」
かねのお母さん「あの子は・・・」
喜仁(きに)「スー──」
かねのお母さん「寝ちゃったみたいね・・・」
鐘(かね)「うん・・・」
かねのお母さん「一緒に寝てあげたら?」
鐘(かね)「そ、そんなの無理!!」
鐘(かね)「彼女じゃないんだし・・・」
かねのお母さん「あら、二人共カップルとしてお似合いよ?」
鐘(かね)「そ、そう?」
鐘(かね)「な、ならま、まあいいよ?」
かねのお母さん「じゃあ、お休み」
鐘(かね)「・・・・・・!!」
鐘(かね)(よし寝よう・・・)
鐘(かね)(でも、恥ずかしい・・・・・・)
鐘(かね)(え〜い!!!!もうどうにでもなれ!!!)
鐘(かね)(気持ちいい・・・)
「・・・コロコロ・・・」
  かねがどんどんキニに近ずく・・・
「そして数時間後・・・」
鐘(かね)「・・・ん・・・」
鐘(かね)「よく寝た・・・」
鐘(かね)「って・・・」
鐘(かね)「僕こんなところで寝てたっけ?」
鐘(かね)「起きて!!」
喜仁(きに)「ん?なんだ?」
喜仁(きに)「ん・・・・カネ?」
鐘(かね)「いや、早く起きて!!」
喜仁(きに)「ちょっと待て・・・」
鐘(かね)「うん・・・」
鐘(かね)「とにかく起き〜て!!」
喜仁(きに)「うん・・・」
鐘(かね)「『うん』しか言わなくなっちゃった・・・」
喜仁(きに)「はあ、はあ・・・」
鐘(かね)「どうしたの?」
喜仁(きに)「・・・・・・暑い・・・・・・」
喜仁(きに)「苦しくて・・・」
喜仁(きに)「もう、無理ぃ・・・」
鐘(かね)「大丈夫だよ!!!!」
  キニを抱いて走る

〇開けた交差点
喜仁(きに)「はあ、はあ・・・」
喜仁(きに)「んはぁはぁ・・・」
喜仁(きに)「ん・・・」
鐘(かね)「大丈夫!!!待ってて!!」
喜仁(きに)「か・・・・ね・・・」
「ふっ作戦成功だ・・・」

〇田舎の病院の病室
「病院に着き・・・」
鐘(かね)「どうなんですか大丈夫ですか?」
看護師「まだ、起きません・・・」
看護師「様子見ですね・・・」
鐘(かね)「はい・・・分かりました」

〇水玉2
「キニの頭の中では・・・」
喜仁(きに)「・・・・・・──────!!!!────・・・・・・────」
喜仁(きに)「はぁ・・・」
喜仁(きに)「苦しい」
喜仁(きに)「カネ・・・カッコよかったな」
喜仁(きに)「ん・・・」
鐘(かね)「大丈夫・・・あともうちょっと・・・」
喜仁(きに)「かっこよかったな・・・」
「・・・ニ・・」
「キ・・・・・・・ニ」
「キニ!!!!!」

〇田舎の病院の病室
鐘(かね)「キニ!!!!」
喜仁(きに)「はあ、はあ!!」
喜仁(きに)「カネ、カッコいい・・・」
鐘(かね)「起きた・・・」
喜仁(きに)「カネ?・・・」
鐘(かね)「ん?なんか言った?」
喜仁(きに)「かね・・・」
鐘(かね)(まだ、寝ぼけてる・・・)
喜仁(きに)「うん・・・」
鐘(かね)「もう!!!起きて!!!!!」
喜仁(きに)「ん?ここは?」
鐘(かね)「病院だよ・・・」
鐘(かね)「大丈夫?」
喜仁(きに)「ん・・・」
喜仁(きに)「またなんか、苦しい・・・・・・」
喜仁(きに)「はあはあぁはぁ・・・」
喜仁(きに)「んはぁ・・・・・・」
鐘(かね)「大丈夫!?」
鐘(かね)「はい・・・」
鐘(かね)「はい、冷たい飲み物」
喜仁(きに)「マシになってきた・・・」
鐘(かね)「なんで、苦しくなったんだろう?」

〇未来の店
「あの狐を捕まえろ!!!」
「王様、狐を倒すことに成功しました・・・」
「なにでだ!!!」
「この薬でございます」
「よく、飲ませた!!」
「ですが、変な男の子と一緒にいます・・・」
「今すぐ倒せ!!!!!!」
「ハッ承知しました」

〇田舎の病院の病室
鐘(かね)「明日退院か・・・」
鐘(かね)「キニ大丈夫か・・・・・・・な」
喜仁(きに)「ありがとうな一週間、付き合ってくれて・・・」
鐘(かね)「うん・・・キニ元気になって良かった・・・」
喜仁(きに)「どうした?顔色が悪いが・・・」
鐘(かね)「いや大丈夫・・・」
喜仁(きに)「じゃあ、私は寝るぞ・・・」
鐘(かね)「う・・・んわかった・・・」
医者「薬を、飲ませといてください・・・」
鐘(かね)「はい・・・」
鐘(かね)「あの人怪しいな、一日五個薬を飲ませてる・・・」
鐘(かね)「全部僕が預・・・かっておこう」
鐘(かね)「ちょっと、外へ・・・」
鐘(かね)「わあ!!!!」
鐘(かね)「痛った・・・・・・」
鐘(かね)「わあ!!!」
  薬が五個全部カネの口に入る
鐘(かね)「はあ・・・」
鐘(かね)「あっ、医者にくれた、薬全部飲んじゃった・・・」
鐘(かね)「ヒック!?」
喜仁(きに)「ん?なんだ?」
喜仁(きに)「かね!?どうしたんだ?」
鐘(かね)「ぶくぶくぶく・・・」
喜仁(きに)「口から、泡が!!!」
看護師「これは、どうしましょう!?」
鐘(かね)「ひゃぁ・・・・・・」
喜仁(きに)「カネ!!!!!!」
看護師「こんな、病気見たことないわ・・・」
鐘(かね)「キニ・・・・・・」
鐘(かね)「大丈夫?・・・・・・」
鐘(かね)「グア!!!!!!・・・・・・」
看護師「ちょっと、待ってて!!!!!」
「今だ!!!!!」
鐘(かね)「危・・・な・・・い・・・」
喜仁(きに)「カネ!!!!!!」
  カネが、倒れた体を支える
喜仁(きに)「カネ・・・・・・・・・」
「クソッ・・・男の子が邪魔だな・・・・・・・・・」
喜仁(きに)「許さない・・・・・・!!!!」
喜仁(きに)「はあぁ!!!!!!」
「クソッあいつらどこ行きやがった?・・・」

〇戦線のテント
喜仁(きに)「うっううぅうう・・・・・・カネ・・・」
喜仁(きに)「眼鏡が濡れてる・・・拭いてあげよう」
喜仁(きに)「い、イケメン・・・・・・」
喜仁(きに)「陰キャだと思ったのに・・・」
喜仁(きに)「イケメン・・・・・・」
喜仁(きに)「あれ、なんか心臓が・・・」
喜仁(きに)「目つぶってるから大丈夫だよね・・・」
喜仁(きに)「だ〜い~好き・・・」
  顔に近ずく
喜仁(きに)「なななな、なに〜〜〜〜!??」
喜仁(きに)「まあ、いいか・・・」
「おっ見つけた・・・」
「いまのうちに狐を・・・」
喜仁(きに)「ん・・・・・・」
「あれ?」
「打ったところに傷がつかない?」
「全然、効かない!?だと!?」
喜仁(きに)「ん?」
喜仁(きに)「キャアァアア!!!!」
「どうしたんだ?」
喜仁(きに)「服が穴だらけ〜〜!!!!!!」
鐘(かね)(眼鏡無し)「ん?」
喜仁(きに)「見ないで!!!!!!もぅっ!!!!」
鐘(かね)(眼鏡無し)「眼鏡がない・・・」
喜仁(きに)「良かった」
鐘(かね)(眼鏡無し)「あっ!!!」
鐘(かね)(眼鏡無し)「あった・・・」
喜仁(きに)「あっ・・・・・・」
鐘(かね)「ん?」
喜仁(きに)「きゃああああぁっぁああ!!!!!」
鐘(かね)「何で、穴だらけなんだよ・・・」
喜仁(きに)「知らないよ・・・」
喜仁(きに)「・・・・・・──!!」
喜仁(きに)「よいしょ」
喜仁(きに)「直したよ」
鐘(かね)「わかった・・・」
鐘(かね)「ねえ?」
喜仁(きに)「なに?」
鐘(かね)「幽霊なの?」
喜仁(きに)「うん・・・」
鐘(かね)「攻撃も受けないの?」
喜仁(きに)「うん」
喜仁(きに)「あとさ・・・」
喜仁(きに)「質問!!!」
鐘(かね)「何?」
喜仁(きに)「眼鏡外して見て・・・」
鐘(かね)「うん・・・」
鐘(かね)(眼鏡無し)「これでいい?」
喜仁(きに)「はあ〜〜・・・」
鐘(かね)(眼鏡無し)「どうしたの?」
鐘(かね)(眼鏡無し)「何も見えないんだけど・・・」
喜仁(きに)「いや何でもない・・・」
喜仁(きに)「・・・!!!!」
喜仁(きに)「カネッてさ〜」
鐘(かね)(眼鏡無し)「うん・・・」
喜仁(きに)「眼鏡外すとイケメンだね・・・」
鐘(かね)(眼鏡無し)「そんなことない・・・」
鐘(かね)(眼鏡無し)「だって、イジメられてるもん・・・」
喜仁(きに)「学校行った時眼鏡外せば?」
鐘(かね)(眼鏡無し)「う、うん分かった」

〇教室
「そして、学校・・・」
鐘(かね)「おは・・・」
鐘(かね)「・・・・・・・・・──」
クラスメート(女の子)「あはははあ!!!!」
クラスメート(女の子)「ビチョビチョだー!!!!!」
鐘(かね)「はあ・・・」
鐘(かね)(眼鏡無し)「本当にビチャビチャ、タオルで拭かないと・・・・・」
クラスメート(女の子)「え?」
クラスメート(女の子)「イケメン・・・」
クラスメート(女の子)「カッコイイ・・・」
鐘(かね)(眼鏡無し)「ふー」
クラスメート(女の子)「ねえねえ、付き合わな〜い?」
鐘(かね)「やです・・・」
教師「今日は転校生を紹介する!!!!!」
教師「入って」
喜仁(きに)「キニですよろしくお願いします」
教師「みんなも仲良くするように・・・」
クラスメート(男の子)「ねえねえ、一緒に遊ぼう?」
喜仁(きに)「いいです」
クラスメート(男の子)「何か用事?〜」
喜仁(きに)「う、うん」
クラスメート(男の子)「彼氏とかな〜」
クラスメート(男の子)「こんな、狐の子に彼氏なんていないよね・・・」
喜仁(きに)「そ、そんな訳ない・・・」
クラスメート(男の子)「え〜?じゃあ、誰?」
喜仁(きに)(どうしよう・・・そうだ!!)
喜仁(きに)「この子なんだ!!」
鐘(かね)「え?僕!?」
喜仁(きに)「ごめん悔しいから、今だけ彼氏っていうことにさせて・・・」
鐘(かね)「分かった・・・」
クラスメート(男の子)「あの、陰キャが?〜」
喜仁(きに)「何言ってんだ?・・・」
喜仁(きに)「かね・・・人気だぞ?」
クラスメート(男の子)「え?」
喜仁(きに)「えいっ!!!」
鐘(かね)「あっ!!ちょっと!!!!」
鐘(かね)(眼鏡無し)「しょうがないな〜・・・」
クラスメート(男の子)「え?イケメンだな・・・」
喜仁(きに)「ほらな?」
クラスメート(男の子)「彼氏なんでしょ?〜」
喜仁(きに)「うん」
クラスメート(男の子)「キスして〜?」
喜仁(きに)「っ!!!!!」
喜仁(きに)「かね?」
鐘(かね)(眼鏡無し)「何?」
喜仁(きに)「『キスして』だって!!」
鐘(かね)(眼鏡無し)「えっ!?それは無理!!!」
喜仁(きに)「ごめん・・・」
クラスメート(男の子)「早くしろ!!!」
喜仁(きに)「う、うん・・・」
喜仁(きに)「い、いくよ・・・」
鐘(かね)(眼鏡無し)(どうしよう!!!!)
喜仁(きに)「良かった・・・」
鐘(かね)(眼鏡無し)「チャイムに助けられた・・・」
鐘(かね)(眼鏡無し)「よいしょ・・・」
鐘(かね)「よし」
教師「授業始めるぞ!」
喜仁(きに)「はい!!!!!」
教師「────・・・────・・・・・・────!!!!!!〜〜?」
喜仁(きに)「!!!!!!・・・・・・──!!!!!!!」
教師「⭕️!!!!!」
喜仁(きに)「!!!!」

〇教室
「学校が終わり・・・」
喜仁(きに)「カネ!!一緒に・・・・・・」
喜仁(きに)「うわっ!!!」
クラスメート(女の子)「ねえ、カネ〜一緒に帰ろ〜」
クラスメート(女の子)「いや、私と帰ろ〜?」
鐘(かね)「わっ!!」
鐘(かね)「ちょっ!!・・・・」
クラスメート(女の子)「ねえぇ?〜」
鐘(かね)「あの・・・・」
鐘(かね)「どいて・・・」
鐘(かね)「怪我はない?」
喜仁(きに)「あ、うんありがとう・・・」
クラスメート(女の子)「キー!!!!あの狐が・・・!!!!!!」
鐘(かね)「はあ?」
喜仁(きに)「わあ!!」
鐘(かね)「お前、俺をイジメてたんだぞ?」
鐘(かね)「それで、『イケメンだ付き合って!!』って言ってる訳だけど・・・」
鐘(かね)「どんな気持ちで、いたと思う!?」
鐘(かね)「俺の辛い思いも、知らないで・・・」
鐘(かね)「また、付き合ってイジメられるのかなぁ〜?」
クラスメート(女の子)「そ、そんな訳ないじゃない・・・」
クラスメート(女の子)「だって、イケメンを傷つけ・・・」
鐘(かね)「いつもイケメンイケメン!!!イケメンだったらいいの?悪い事もいいの?」
鐘(かね)「そんな、人と付き合いたくない!!」
鐘(かね)「さっ行こう?」
喜仁(きに)「うん!!」

〇繁華な通り
喜仁(きに)「何で、私を選んだの?」
鐘(かね)「だだだだだ、だって・・・」
鐘(かね)「一番尊敬出来そうだから・・・」
喜仁(きに)「ふふっふ・・・」
喜仁(きに)「何それ!!」
鐘(かね)(笑った!!良かった)
クラスメート(男の子)「あっ!!」
クラスメート(男の子)「よっ!!イケメン!!」
鐘(かね)「何そのあだ名?」
喜仁(きに)(いいなぁ〜かねと隣・・・でも、カネの友達だからねそりゃぁ、話したいよね)
クラスメート(男の子)「狐ちゃ〜ん!!」
喜仁(きに)「わっ!!!」
喜仁(きに)「何〜びっくりしたでしょ〜」
クラスメート(男の子)「なっ!!」
クラスメート(男の子)「カネ、意外とキニって可愛いなぁ・・・」
鐘(かね)「まぁねぇ・・・」
喜仁(きに)「何の話?」
クラスメート(男の子)「うおぉぉおおお!!!!!!元気が出てきた〜!!!!!」
喜仁(きに)「良かった〜!!」
鐘(かね)「行っちゃった・・・」
喜仁(きに)「まあ、いいんじゃない?」
鐘(かね)「キニは、どこに帰るの?」
喜仁(きに)「カネのお家〜」
鐘(かね)「居候!?」
喜仁(きに)「うん!!!!」
喜仁(きに)「ダメなのか?」
鐘(かね)「う、うんまあいいんだけど・・・」

〇本棚のある部屋
鐘(かね)「お家で、魔法使わないで!?」
喜仁(きに)「ん?何だ?」
鐘(かね)「あ〜あ、部屋グチャグチャになっちゃった・・・」
喜仁(きに)「練習するの!!!」
鐘(かね)「ダメ!!」
喜仁(きに)「ヤダ!!するもん!!」
鐘(かね)「子供になったな・・・」
喜仁(きに)「んぁ?」
鐘(かね)「どうしたの?」
喜仁(きに)「なんか・・・・・・」
喜仁(きに)「はあはあはああ・・・」
喜仁(きに)「苦しい・・・」
鐘(かね)「大丈夫!?」
喜仁(きに)「はあはあ・・・」
鐘(かね)「キニ!!!」
鐘(かね)「っ〜〜・・・・・・──!!!!!!!!!!」
喜仁(きに)「苦しい・・・」
喜仁(きに)「頭がいたい」
喜仁(きに)「はあはあ・・・」
鐘(かね)「ちょうど良かった!!」
鐘(かね)「ちょっと待ってて!!!」

〇シックな玄関
鐘(かね)「助けて!!」
クラスメート(男の子)「よっ遊ぼうぜ!!」
クラスメート(男の子)「どうした?」
鐘(かね)「ちょっと、はあはあ助けて・・・」
鐘(かね)「かくかくしがじか・・・」
クラスメート(男の子)「分かった任せて!!」

〇本棚のある部屋
喜仁(きに)「んはぁ・・・・・・」
クラスメート(男の子)「大丈夫!?」
喜仁(きに)「はあはあ・・・」
喜仁(きに)「・・・はあはあぁ・・・」
喜仁(きに)「うっ・・・」
クラスメート(男の子)「よし・・・」
喜仁(きに)「ありがとう・・・」
喜仁(きに)「助かった」
喜仁(きに)「っ・・・・・・」
喜仁(きに)「・・・・・・・・・!!──」
鐘(かね)「どうした?」
喜仁(きに)「なんでだろ・・・」
喜仁(きに)「何かに見られてる感じが」
鐘(かね)「誰だ!!!」
喜仁(きに)「ん?なんだ?何か音がする・・・」
喜仁(きに)「誰だ出てこい!!!」
クラスメート(男の子)「銃を撃つ音?」
喜仁(きに)「うん・・・そうみたい・・・」
鐘(かね)「もしかして、銃を撃って苦しませてるのか?」
クラスメート(男の子)「わあ!!!!」
戦士「おらぁ!!」
喜仁(きに)「へおあう?!」
鐘(かね)「大丈夫か?」
  キニが床に座り込む
クラスメート(男の子)「ちょっと!!どうしちゃったの!?」
喜仁(きに)「・・・・・・苦しい」
鐘(かね)「やっぱそうか・・・」
クラスメート(男の子)「あっ!!」
クラスメート(男の子)「なんか書いてある」
クラスメート(男の子)「あれ?紙が消えた?」
鐘(かね)「キニ?大丈夫?」
喜仁(きに)「・・・・・・──」
鐘(かね)「何も言わない!」
鐘(かね)「どうしよう・・・・・・」
鐘(かね)「・・・・・・・・・」
クラスメート(男の子)「何か言ってよ!!」
鐘(かね)「えっと・・・キ・・・ニ?・・・」
鐘(かね)「あれ?何か言いそう!!」
クラスメート(男の子)「待ってみよう!!」
喜仁(きに)「あ・・・あ・・・助・・・・け・・・・て」
クラスメート(男の子)「大丈夫?苦しい?」
喜仁(きに)「う・・・・・・・ん・・・・・・」
鐘(かね)「治るまでは看病だな学校は休みだね・・・」
鐘(かね)「うん、看病は僕がやるよ学校行っといて」
クラスメート(男の子)「分かった・・・お大事に・・・」
喜仁(きに)「はあ・・・・・」
喜仁(きに)「スーハー」
喜仁(きに)「ちょっと落ち着いた・・・」
鐘(かね)「言葉もちゃんと言えるね・・・」
鐘(かね)「大丈夫だよ僕、キニが治るまで一緒にいるからね!!」
喜仁(きに)「ありがとう・・・」
鐘(かね)「ちょっと待ってて、食べ物持ってくる」
喜仁(きに)「ありがとう・・・」

〇豪華なリビングダイニング
鐘(かね)「ママ、おかゆとか無い?」
かねのお母さん「どうしたの急に・・・」
鐘(かね)「無い?」
かねのお母さん「無いよ・・・」
鐘(かね)「じゃあ、ご飯は?ある?」
かねのお母さん「ちょっと待ってて・・・」
かねのお母さん「ごめん、なかったわ・・・」
鐘(かね)「そっか・・・」

〇コンビニの店内
「いらっしゃいませー」
鐘(かね)「えっと・・・・」
鐘(かね)「わっ!!」
鐘(かね)「痛っ!!!」
羅科(らか)「あっ!!かねく〜ん!!じゃ〜ん!!」
鐘(かね)「ああ、羅科(らか)先輩・・・」
羅科(らか)「何してるの〜?」
鐘(かね)「友達が何かの病気か何んかにかかったらしくて・・・」
鐘(かね)「食べられる何かを買ってあげようと思いまして・・・」
羅科(らか)(優しいなぁ・・・・・・)
鐘(かね)「先輩?」
羅科(らか)「あ、あの・・・・・・つ、付き合って・・・」
「まった!!」
喜仁(きに)「はあはあぁ・・・」
鐘(かね)「キニ!!まだ、治ってないんでしょ!?」
鐘(かね)「もう、帰ってね?」
喜仁(きに)「カネは渡さない・・・」
羅科(らか)「この子は?・・・」
鐘(かね)「キニって言う狐の女の子だよ・・・」
羅科(らか)「何言ってるの?」
喜仁(きに)「カネは渡さない・・・」
鐘(かね)「ちょ、引っ張らないで!!・・・」
羅科(らか)「カネ・・・・・・」
喜仁(きに)「かぁ〜ね・・・・・・」
鐘(かね)「もう、病気の人は帰って!!」
喜仁(きに)「一緒には?」
鐘(かね)「後で行くから!!」
喜仁(きに)「むぅ〜」
鐘(かね)「分かった・・・」
羅科(らか)「あっ待って!!」
羅科(らか)「カネ、明日の夕方に〇〇公園に来て!!」
鐘(かね)「先輩?・・・無理です!!!!」
喜仁(きに)「うっ・・・」
鐘(かね)「大丈夫?」
鐘(かね)「僕が、おんぶしてあげる」
羅科(らか)「・・・・・・・・・──」
羅科(らか)「──いいなぁ・・・」
羅科(らか)「年下って可愛いんだな・・・」

〇本棚のある部屋
喜仁(きに)「・・・気持ち悪い」
鐘(かね)「無理するからだよ・・・」
鐘(かね)「誰か来た、もう動かないでね・・・」
喜仁(きに)「うん・・・」

〇シックな玄関
鐘(かね)「今行きま〜す」
鐘(かね)「先輩!?」
羅科(らか)「ねえ、一緒にどっか、行かない?」
鐘(かね)「キニの看病をしなきゃいけないので・・・」
羅科(らか)「キニなんて、おいてけばいいでしょ?」
鐘(かね)「そうゆう訳には・・・」
「うっ・・・・」
鐘(かね)「くるしそうですよ?」
羅科(らか)「ねえぇ・・・・」
鐘(かね)「あんまり、くっつかないで下さい・・・」
鐘(かね)「早くしないと・・・・キニが、安心しません」
羅科(らか)「いいじゃぁ〜ん?」
鐘(かね)「いい訳ありません!!」
かねのお母さん「友達?」
かねのお母さん「お家にゆっくりして行って?」
羅科(らか)「ありがとうございます」
鐘(かね)「じゃあ、僕は・・・」
羅科(らか)「一緒に行こう?」
鐘(かね)「もう、しょうがないですね・・・」

〇豪華なリビングダイニング
鐘(かね)「看病しているので、ちょっとだけですよ」
羅科(らか)「は〜い・・・」
羅科(らか)「えいっ!!!」
鐘(かね)「わっ!?」
鐘(かね)(眼鏡無し)「先輩、何するんですか〜・・・」
羅科(らか)(噂どうりだったんだ・・・)
鐘(かね)(眼鏡無し)「眼鏡返して下さい!!」
羅科(らか)「はい!!」
鐘(かね)「もう、はやく一緒に終わらせちゃいますよ!!」
羅科(らか)「うん・・・」

〇豪華なリビングダイニング
羅科(らか)(どうにか、付き合わないと・・・)
羅科(らか)(あの、キニって言う狐よりも先に!!)
羅科(らか)「あの、カネ・・・」
鐘(かね)「何ですか先輩?」
羅科(らか)「す、好き・・・・」
鐘(かね)「す、き!?」
羅科(らか)「付き合って下さい!!」
鐘(かね)「っ・・・・・・──!!」
喜仁(きに)「カネ・・・」
鐘(かね)「キニ!?動かないでって行ったでしょ?」
喜仁(きに)「私も、カネが好きだったんだ!!」
喜仁(きに)「付き合ってくれ・・・」
鐘(かね)「へ?え?」
鐘(かね)「二人は無理!!」
喜仁(きに)「誰が・・・」
羅科(らか)「一番好き?」
鐘(かね)「え?〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!? ?!?!?!??!」

〇豪華なリビングダイニング
「今は、最大の問題に追われている」
「それは・・・・・・」
鐘(かね)「先輩か、キニがどっちが好きか・・・選ばなきゃならないのだ!!!!」
喜仁(きに)「かぁ〜ね?」
羅科(らか)「かね?」
鐘(かね)「もう!!まだその時じゃ無い!!!」
羅科(らか)「小声に誰か言って?」
鐘(かね)「なら・・・」
鐘(かね)「キニ・・・・・・」
喜仁(きに)(・・・・・・──!!!!・・・良かった)
喜仁(きに)「うっ・・・」
鐘(かね)「大丈夫?」
羅科(らか)「あ〜!!!!!!もうっ!!!!!」
鐘(かね)「先輩!?」
羅科(らか)「キニ!!戦おう!!」
羅科(らか)「はっ!!!」
喜仁(きに)「あがっ・・・」
鐘(かね)「ちょっと、やめて下さい!!先輩!!」
鐘(かね)「魔法部だからって、戦わないで下さい!!」
羅科(らか)「カネ〜・・・」
鐘(かね)「ちょっと先輩!!」
羅科(らか)「早く、!!!」
鐘(かね)「先輩と?」
喜仁(きに)(ダメ!!!行かないで!!)
鐘(かね)「あっ!!ちょっと!!」
羅科(らか)「ねえ?」
鐘(かね)「はい?」
羅科(らか)「明日魔法部に来て、待ってるね?」
鐘(かね)「分かりました先輩」
羅科(らか)「じゃっ!!私は帰るよ」
鐘(かね)「分かりました・・・」
鐘(かね)「キニは、寝室に行って?」
喜仁(きに)「あ、うん・・・」

〇学校の廊下
「学校にて・・・」
羅科(らか)「カネと一緒に夕方学校か・・・」
クラスメート(男の子)「あの人スタイル良くね?」
クラスメート(男の子)「・・・可愛い子・・・」
羅科(らか)「あっ!!」
羅科(らか)「ハンカチ落ちましたよ?」
クラスメート(男の子)「グハッ・・・」
羅科(らか)「え〜〜!!!大丈夫ですか!?」
鐘(かね)「ラカ先輩?〜」
羅科(らか)「カネ・・・」
鐘(かね)「もう〜探しましたよ・・・」
クラスメート(男の子)「なんか、あいつに惚れてね?」
クラスメート(男の子)「もしかして彼氏か?」
クラスメート(男の子)「いや弟だろ!!」
クラスメート(男の子)「でも、彼氏だったら羨ましい・・・なぁ」
羅科(らか)「ねえ?」
鐘(かね)「何ですか先輩?」
羅科(らか)「また後でね?〜」
鐘(かね)「そんな、ことで呼ばないで下さい」
羅科(らか)「じゃあね」
鐘(かね)「はいまた後で・・・」

コメント

  • 神社にて偶然出会った狐の喜仁に惚れられてしまった鐘。
    喜仁は何やら謎の組織に狙われている様子。

    さらには学校の先輩も絡んできて大変な事になりそうですね。
    続き待ってます。

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