エピソード2、フラグ立ちすぎ注意報、発動(脚本)
〇ファンタジーの教室
一方私が途方に暮れていた時、別室では...。
ルーク=アルファード「最近面白い子が入ってきたらしいな...。 ふーん、フィアナ=ツベリー。ねぇ〜...」
ルークに目をつけられ、(ボヤいているところをアイリスが聞き教えてくれた)
〇英国風の図書館
セシル=ウォーカ「あの人、転生者かも、」
転生者を予想され、(これもアイリスから聞き)
〇ファンタジーの教室
アイリス=ヴィルディー「...。フィアナは、誰にも渡さない」
変なライバル心が芽生え、(これは私自身が聞く)
〇貴族の応接間
シエラ・アークライト「ソフィア=ツベリー...。最近兄様が目をつけてるらしいね、」
シエラ・アークライト「...。ふふ、精々とられないように頑張りなよ。"兄様"」
腹黒系王子にも目をつけられ...。(たまたまお城に遊びに行ったルカが教えてくれた)
〇名門校の校門(看板の文字無し)
...。と今週のフラグを振り返り、校門でフラグ回避作戦を考え、頭を抱えていた。
月曜日:ソフィア様の甘やかし耐性
火曜日:セシルの監視避け
水曜日:自習(願望)
木曜日:シエルの開眼催眠術耐性
金曜日:アリシアの独占欲慣れ
フィアナ=ツベリー「はぁぁぁ...。絶望的すぎるよ...」
フィアナ=ツベリー(っていうか1日でフラグ立ちすぎ!!!)
フィアナ=ツベリー「もう...。どうしろっていうのよ...」
フィアナ=ツベリー(お願い...。今日はなんも起きません様に...)
しかし、その私の願望は儚く散った。
ルーク=アルファード「フィアナ=ツベリー。おれと模擬戦をしろ」
フィアナ=ツベリー「は、は、はぁっ?!」
フィアナ=ツベリー「...。断ったら?」
ルーク=アルファード「...無理にでも連れて行こう」
フィアナ=ツベリー(いやこっわ...)
〇闘技場
フィアナ=ツベリー「...。で、なんで私模擬戦やらされてるのかなぁ...」
ルーク=アルファード「"やらされてる"じゃなくて"やらせてもらってる"だろ」
フィアナ=ツベリー「は、はぁ...」
私はルークの攻撃をギリギリで交わしていた。
フィアナ=ツベリー「むりむりむりむりっっ!!!!無理に決まってるよ!!!」
ルーク=アルファード「ほぅ...。俺の攻撃を交わすとは...。普通じゃないだろ」
きっと、私が攻撃を交わせてたのは生前で自衛のため習ってた空手と気合だろう。
フィアナ=ツベリー「いやいやいやっ!!!普通じゃないのはルーク...。様の方でしょ!!!」
〇闘技場
フィアナ=ツベリー「あれ...雨?」
フィアナ=ツベリー「わぁっ?!」
ルーク=アルファード「ふー...ん。よそ見とは良い度胸だね」
フィアナ=ツベリー「ひぃぃっ...。不意打ち無理無理!!」
ルーク=アルファード「フィアナ。君がよそ見するからだよ」
フィアナ=ツベリー「っ...」
ルーク=アルファード「果たして、君に睨む余裕が...あるのかなっ!」
フィアナ=ツベリー(え、魔法...?!)
フィアナ=ツベリー(今...とっさに見を守ろうとしたら魔法が発動した...?)
ルーク=アルファード「ふー...ん。防御魔法か...」
フィアナ=ツベリー「ルーク...様。魔法禁止とはおっしゃっていませんよね?」
ルーク=アルファード「ほぅ...。まぁいいだろう」
フィアナ=ツベリー(やった...!やっと解放される...)
ルーク=アルファード「ふんっ、実に興味深い。次は魔法で勝負だ」
フィアナ=ツベリー「はぁぁぁっっっ?!?!?!」
〇古書店
その頃アイリスは党の書庫室で私達を見ていた。
アイリス=ヴィルディー「フィアナ...。ソフィア様に愛されるだけじゃ、足りないの...?」
彼女の呟きは誰の耳にも届く事無く儚く散った。