【一方その頃、珊瑚城では】(脚本)
〇城
ガシャーン!!!!!!!!!!!!
〇武骨な扉
女帝の家来「またヒスってるなシンジュ様」
女帝の家来「うん...」
女帝の家来「昔は穏やかな優しい姫だったのに」
女帝の家来「無駄遣いざんまい、浮気ざんまいの元王様が」
女帝の家来「悪いんはわかってるんだけどね」
女帝の家来「元王様に愛想尽かしたシンジュ様の兄妹は」
女帝の家来「噂によるとナメリウオヅの水族館に逃げたらしいし」
女帝の家来「国政も国民の支持率も上がった」
女帝の家来「でも...ストレスを部下にぶつけるの勘弁」
女帝の家来「あ...料理に海人参が入ってた件か」
女帝の家来「まあ、気にすんな。俺は背中に穴空いてるけど元気出せ!!」
女帝の家来「背中に穴!?」
女帝の家来「俺、リュウグウノツカイの一族だから」
女帝の家来「あーだから穴空いても生きてるわけね」
女帝の家来「薬もらったし1週間で完治」
女帝の家来「やっぱり心配」
ワニタロウ 「貴様ら邪魔だ!!」
ワニタロウ 「悪いが資料室を通させていただく」
女帝の家来「あービックリした...」
女帝の家来「鮫の魚人、急に出世したよね...」
女帝の家来「...」
女帝の家来「どうした?」
女帝の家来「アイツと似た奴どっかで見た気がする」
女帝の家来「いきなりどうした?」
女帝の家来「やー、300年前に見たんだよ」
女帝の家来「アイツに顔が似た奴。でもソイツは死んだ」
女帝の家来「え...」
女帝の家来「で、最近になってアイツ出世したじゃん」
女帝の家来「アイツ、多分シンジュ様のお気にだよ」
女帝の家来「えー!!」
女帝の家来「いや、嘘つけって」
女帝の家来「アイツは100回以上振られてるって新聞に書いてあっただろ」
女帝の家来「100回以上振ってる奴をまだ家臣にしてる」
女帝の家来「なんでだろうな」