『なほちゃん』シリーズ りこちゃん、やってくる5

八野なな

先輩 後輩 妹の方 学食行く途中(脚本)

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〇学校の廊下
りこ「先輩どうしたんですか?そんなこの世の終わりみたいな顔して」
先輩「してないけどね!? いつもの顔だよ!」
りこ「はいはい、分かりました。 それでどうしたんですか?」
先輩「あぁ、今日は学食で食べようと思ってね。行く途中なんだ」
りこ「1人でですか?」
先輩「・・・・・・そうだけど」
りこ「先輩のその強メンタルを見習いたいです」
先輩「茶化してるね!? 身に付けたくてそうなった訳じゃないんだよ」
りこ「そう・・・・・・ですか」
先輩「引かないでもらえるかな!? そもそもそっちが振って来たのに」
りこ「冗談ですよ。 それにしても残念です」
先輩「えっ? どうしたの?」
りこ「一緒したいんですが、今日は約束があって・・・・・・」
先輩「そうなんだ。気にしなくて良いよ!」
りこ「そんな泣かないでください」
先輩「そんなも何も泣いてないよ」
りこ「1人で大丈夫ですか・・・・・・って、大丈夫ですね。いつも1人ですもんね!」
先輩「俺で遊ぶのやめてくれるかな!?」
りこ「まぁまぁ。 じゃあ、お昼は私を想いながらうどんを食べてください」
先輩「何で?」
りこ「何で??」
先輩「いや、俺が聞いてるの!!」
りこ「先輩はうどん顔なので」
先輩「どんな顔よ!?」
りこ「かけうどん顔ですね!」
先輩「はい?」
りこ「肉やかき揚げなんて見映えが良い物は乗っていませんね」
先輩「はっきりと言った!?」
りこ「言いました」
先輩「・・・・・・」
りこ「・・・・・・」
先輩「今日はうどん食べない!! カツカレー食べてやる!!!」
りこ「せ、先輩!? ・・・・・・ちょっと泣いてたな」

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