はじまり(脚本)
〇名門校の校門(看板の文字無し)
──桜藤学園。
ここは“ある人”しか入学できない特殊な学校で、幼、小、中、高一貫の学校でもある。
“ある人”とは、特殊能力を持った人だ。例えば、透視、遠距離で操作ができるなどだ。
今日、私はこの学校に通うことになった。・・・・・・というか、通えるように努力した。
私は小篠 純夏。中学三年生。
〇白
私は幼稚園生の時から、この学校に通いたいと思っていた。だけど、特殊能力は無く、入学できなかった。
それから私は、本気で練習した。私が欲しかったのは“透視”だ。
だけど、練習は水の泡。私は諦めたが、両親は落ち込んでいる私を見て、ネックレスを私にくれた。
「これで入学できるよ」
小篠 純夏「ありがとう!」
だから私は通えるんだ。
〇大教室
小篠 純夏「翠嶺中学校から来ました。小篠純夏です」
クラスメイト「翠嶺中?」
クラスメイト「マジか」
クラスメイト「頭いいところだよ」
すると
白旗 佑夏「はい!」
先生「白旗」
白旗 佑夏「能力は何ですか?」
小篠 純夏「えっと、透視です」
白旗という人は私が話終わっても私を見つめていた。
白旗 佑夏「あ、私、白旗佑夏っていうの! よろしくね!」
小篠 純夏「よろしく」
〇大教室
昼休み、白旗さんが話しかけてきた。
白旗 佑夏「今思ったんだけどさ、二人の名前って“夏”という漢字が含まれてない?」
小篠 純夏「確かに」
白旗 佑夏「ペア名さ、夏の二乗でよくない?」
純夏×佑夏=純+佑+夏²
略して夏の二乗
白旗 佑夏「あ、ちなみに私の能力は人の心を読むこと!」
小篠 純夏((やばい。読まれちゃう・・・・・・))
白旗 佑夏「さっき、読まれちゃう、って思ったでしょ? 大丈夫だよ! そんな読まないから! 読むとしたらテストの時くらいかな?」
本当に読まれていた。いや、本当に桜藤学園に入学できたんだ。
白旗 佑夏「だけど、大体呼び出し喰らうんだけどね」
小篠 純夏(そういえば、行事とかはどうなんだろう)
公式サイトで見たけれど、沢山あって忘れてしまった。
白旗 佑夏「行事はね、沢山あるけど・・・・・・唯一盛り上がるのが、体育祭!」
白旗 佑夏「普通の学校と違って私たち、特殊じゃん。その能力を使ってゲームをするって感じだから面白いの!」
小篠 純夏(読まれた・・・・・・!)
長柄 むつこ「なあ。何話してんの? 混ぜて」
見た目は意地悪げな人がいて、横にはスマホを持ってにやにやしている人がいた。
白旗 佑夏「大丈夫だよ。見た目は・・・・・・まあ、そうだけど、中身は意外といいよ」
白旗 佑夏「この意地悪げな人が長柄 むつこ。能力は遠距離操作。それで、そのスマホ依存症な人が板本 万里佳。能力は暗記、記憶」
長柄 むつこ「何変なこと教えてんだよ!」
板本 万里佳「そうだよ! 依存症じゃないし!」
長柄 むつこ「あ、変な人じゃないから」
小篠 純夏「よろしくね! 白旗さん、長柄さん、板本さん!」
小篠 純夏「あれ?」
長柄 むつこ「なあ、下の名前で呼ぼう。友達だろ?」
小篠 純夏「改めてよろしくね! 佑夏ちゃん、むつこちゃん、万里佳ちゃん!」
小篠 純夏「あれれ?」
板本 万里佳「呼び捨てで呼ぼうよ」
小篠 純夏「またまたよろしくね! 佑夏、むつこ、万里佳!」
〇空
──始まる。新しい私の学校生活(スクールライフ)が。
ネックレスの力で桜藤学園に入学できた純夏。📿
クラスメイトともすぐに仲良くなれたようですが、果たして彼女は充実した学園生活を送れるのでしょうか。
続き待ってます。
追記
表紙は生成AIでしょうか?
もし生成AIにTapNovelで使える素材(自由に着せ替えできる立ち絵等)を学習させた場合、規約違反になりますのでご注意を。
素材を学習せずに生成AIに描かせたのなら問題ありませんが。