読切(脚本)
〇一軒家
たけるは、彼女のはるかと付き合っていた。
だがしかし──
誰かがはるかを殺した事によって、
たけるは・・・
〇シックな玄関
宮島はるか「じゃあ、仕事行ってくるわね」
たける「うん、気を付けて行ってらっしゃい」
たける「俺もそろそろ家出ないと」
〇オフィスのフロア
たける「よしなんとか会社着いたぞ、 おはようございます!!」
上司「おぉ、たける。おはよう」
上司「最近彼女と上手くいってるか?」
たける「ちょっとやめてくださいよ」
上司「え?いいだろ? ちょっとくらい話聞かせろよ~」
上司「じゃあ、今日もよろしく頼むぞ」
たける「はい!!」
〇オフィスビル前の道
数時間後
〇オフィスのフロア
たける「じゃあ、お先失礼します」
上司「お、もう終わったのか。お疲れさん」
上司「今日一杯飲み行くか?俺が奢ってやるよ」
たける「え!!いいんですか、じゃあ行かせて頂きます!!」
〇大衆居酒屋
上司「さぁさぁ、じゃんじゃん飲め飲め!! で、どうなんだ?彼女と」
たける「またその話ですか?かなり順調ですよ」
上司「お!!そうかそうか。それは良かった、 彼女は何の仕事してるんだ?え?」
たける「コンビニで働いてるらしいです」
上司「そうか無理はさせないようにしろよ?」
たける「はい!!」
〇飲み屋街
数時間後
〇大衆居酒屋
たける「じゃあ、ご馳走様でした。 美味しかったです!!」
上司「良かった、また飲み行こうな」
〇一軒家
たける「はい、やっと帰れるー!! 愛しのはるかが待ってる、早く帰らなければ」
〇一軒家の玄関扉
たける「ってあれ?鍵が閉まってる、 はるか帰ってきてないのか?」
たける「まぁいいや、合鍵使って・・・」
〇シックなリビング
たける「よし、ただいまー」
たける「やっぱいないな、仕方ない。 今日は風呂入って寝るか」
〇本棚のある部屋
次の日
「ピピピッ」
たける「もうこんな時間か、」
〇シックなリビング
たける「はるか?あれ、まだ帰って来てないのか?」
たける「まぁいいや、ニュースでも見るか」
NEWS「速報です。昨夜、18時30分頃 女性の遺体が路地裏で発見されました」
NEWS「亡くなったのは『宮島はるか』さんです。 警察は未だ捜査を進めているそうです」
たける「・・・え?宮島・・・はるか・・・? な、亡くなった、のか?」
スマホ「プルルルルル」
たける「うわ!!も、もしもし」
「あ、もしもし田中たけるさんの電話で間違いないですかね」
たける「そうですけど・・・」
「良かったです!!至急、秋吉病院に来てください!!」
たける「え?話が追い付かないけど、分かりました!!」
〇大学病院
〇病院の廊下
たける「すみません、田中たけると申します!! はるかは?はるかは何処にいるんですか!?」
医者「落ち着いて下さい!!」
医者「・・・取り敢えず霊安室まで来てください」
〇警察署の霊安室
たける「はるか・・・こんな姿になって・・・」
たける「はるかは、何で死んだんですか?」
医者「何者かによって殺害されたそうです」
たける「殺害?そ、そんな・・・」
「そんなに悲し?」
たける「お前の仕業だったのか!?」
月鈴ルナ(元カノ)「フフそうだよ、私がアイツを殺したんだよ」
たける「な、何で?」
月鈴ルナ(元カノ)「だってお前アイツと付き合ったじゃん。 私はさ、たけるの事が好きだったんだよ」
月鈴ルナ(元カノ)「なのにアイツと付き合いやがって!! クソが、クソがクソが!!」
たける「もういい」
たけるは屋上へ走って行った
〇開けた景色の屋上
たける「くっそ、アイツ何で・・・」
月鈴ルナ(元カノ)「そんなにアイツと一緒がいい?」
たける「当たり前だろ!!」
たける「お前、なにしt・・・」
「うわ!!」
ルナは、たけるを突き落とした。
月鈴ルナ(元カノ)「フフ、あなたもアイツと一緒になれて 良かったね・・・」