月ノ神

翡翠。

カミサマへノミチ(脚本)

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〇怪しげな祭祀場
ルカ「月ノ瀬光君」
ルナ「君、神様にならないかい?」
光「は、はぁっ?!」
光「い、今なんて、」
ルナ「何回でも言います。月ノ瀬光君、君、神様にならないかい?」
光「い、いや俺が神様なんて、天と地の差ですって、」
ルナ「何言ってるんだい?神さまの言うとおりは絶対だよ。ヒカリ君」
光「え、か、神様?」
ルカ「神様だよ?」
光「は、はぁぁっ?!」
キド「ルカ様!ルナ様!今知らぬ男の声が!」
ルナ「キド?!」
光「お、狼ぃ!?」
キド「誰だお前!ルカ様たちに近づくな!!」
光「っつーか狼が喋ってる!?」
キド「なんだこの間抜け面は」
光「だーれが間抜け面だって?」
ルカ「こら二人共、喧嘩はおよしなさい」
キド「すいません...」
ルカ「ヒカリ君、もう一度聞きます。神様になる気はないですか?」
光「いや、そんな何度も誘われても俺、神様に値しませんし、たとえ神様が俺を選んだとしても自分がそう思ってなかったり」
光「なりたいって思ってなきゃなれるもんじゃないしそんな気軽に神様になんて慣れませんよ」
ルカ「そうですか...」
光「そもそもなんで俺が神様にならなきゃなんだ?神様は二人もいるじゃないか」
ルナ「それが、こう見えてここ、『月ノ国』は神不足なんだよ」
ルナ「それでもって神不足なために月ノ国は滅亡寸前。以前の輝きを失っているんだ」
ルカ「そう、わたくしと妹のルナ、二人だけじゃどうあがいても足りないんです」
光「...」
ルカ「...どうですか、少しはなる気になられましたか」
光「...はぁ、しゃあねーな。こんな綺麗なお姉さん二人の頼みなんだ。紳士な男として受け入れるしかないよな」
ルカ「...!ありがとうございます!」
ルナ「僕も、姉さんの妹として感謝するよ」
光「っつーか、神様ってそんな簡単になれるもんなのか?」
ルカ「いいえ、簡単には慣れません、ヒカリ君には試練を受けてもらいます」
光「誘っといて試練とやらは受けさせるんだな...」
光「で、その試練とやらはなんなんだ?」
ルカ「まずヒカリ君のレベルを拝見しますね」
光(レベル...!!なんか異世界っぽい...!)
ルカ「聖なる月の光よ汝のレベルを映し出せ...」
ルカ「こっ、これは...!?」
ルナ「姉さん、これ...」
ルナ、ルカ「レベルが10...?!」

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