取り込み魔(脚本)
〇宮殿の部屋
チャペット(人)「ブライア....」
ブライア「チャペット...」
チャペット(人)「そのちゃおちゅ◯る早くよこせ💢」
ブライア「チャペットはキャットフードがお似合いよ」
チャペット(人)「じゃあお前はドックフードだな」
ブライア「だーれが犬ですってこの駄目猫」
チャペット(人)「誰が駄目猫だ。駄目犬」
ブライア「駄目猫」
チャペット(人)「駄目犬」
ルカ「お嬢様、失礼します。朝食の時間です」
ブライア「ルカ!今行くわ!」
ルカ(お嬢様、可愛い)
チャペット(人)「おいまt...」
ルカ「お嬢様にタメ口を使ったら次はぼっこぼこにしますよ」
チャペット(人)「ひっ」
チャペット(人)「怒らせたら駄目なタイプだ...」
〇城の会議室
ブライア「んー!おいひー! (んー!おいしー!)」
ルカ「お嬢様、よく噛んで食べてください」
ブライア「えぇ、分かってるわ!」
ルカ(はしゃいでるお嬢様可愛い)
ブライア(そういえばこの前は色々ありすぎて結局市民と触れ合えなかった。今日こそ市民と...)
「うわぁぁぁぁ!!!」
ブライア「こ、この声はチャペット!?」
〇宮殿の部屋
ブライア「チャペッ...」
ブライア「ト?!」
ブライア「え、ちゃ、チャペット...戻ってる!?」
チャペット「なんか、戻れた...」
ブライア「ど、どうやって...」
〇宮殿の部屋
「それが、ブライアが食事してる時、暇だったんだ」
チャペット(人)「はぁー暇だ」
「それで、ブライアが昨日発動しようとしてた魔法、試してみたんだよ」
チャペット(人)「変異魔法!発動!」
チャペット(人)「わっ!」
チャペット「戻ったぁぁ!?」
〇宮殿の部屋
ブライア「なるほど...」
ブライア「でも、良かったじゃない!戻れて」
チャペット「...」
チャペット「本を正せばお前のせいだろぉぉ!」
ブライア「てへっ」
ブライア「そうだチャペット、姿形も戻ったことですし、一緒に街に出ない?」
チャペット「わぁ、街?行く行く!!」
チャペット「あっ、べっ、別に楽しみってわけじゃないからな!ブライアが心配なだけだ!」
ブライア「あっそう、じゃあいかなくてもいいのよ?」
チャペット「い、いや行く!!」
ブライア「ったくもう...」
〇西洋の街並み
ブライア「さっっっっっっむ...?!」
チャペット「そりゃここは国で一番寒いと言われる地区、コール地区。普段は3°くらいだからな」
ブライア「さささささ3°?!」
チャペット「この地区では普通だよ。っつーかそんな薄手だったらそりゃ寒いだろ」
ブライア「普通...。この地区の人達どうやって過ごしているのよ...」
チャペット「それを聞き込みすれば触れ合えるんじゃないか?」
ブライア「そうね!」
チャペット「ったくブライアの笑顔は反則だなぁ...」
お気づきだろうか。
ここでいらない恋愛フラグが立っている。
〇西洋の市場
リリ「ふんふんふーん♪」
リリ「っ...!!」
リリ「うふふっ...」
ブライア「お嬢さん、ちょっと良いかしら?」
リリ「なぁに?お姉さん」
ブライア「ここはすごい寒いのだけれど、普段どうやって過ごしているのかしら?」
リリ「普段?普段はねぇ...」
リリ「人を食べてるんだぁ!」
ブライア「ひっ...!」
チャペット「ブライア!危ない!!」
リリ「お姉さん、すごい美味しそう」
ブライア「ごめんなさい。貴方が思ってるほど私はとろくないのよ」
ブライア「アル・ルクラネ!」
ブライア「よっと...」
ブライア「この子、、、さっきと髪色が違うわ」
チャペット「これは...」
ブライア「チャペット?」
チャペット「こいつ、取り憑かれていたんだよ」
ブライア「取り憑かれてた?!」
チャペット「あぁ。これ見て」
ブライア「これ、は?」
チャペット「これは人魚の鱗。人魚は姿形はない代わり魂を他の人間や動物に取り込むことができるんだ」
チャペット「通称、”取り込み魔”とか呼ばれているよ」
ブライア「取り込み魔、、ね、」
ブライア「チャペット、取り込まれているか取り込まれていないか確かめる方法はなにかあるの?」
チャペット「方法か、、、こいつみたいに体のいつ部が変わったりするな。もしくは全く変わらないこともあるから気づかず一緒にいる事も」
ブライア「なるほど、、今日は早めに帰って図書館で調べるわ」
チャペット「あぁ。分かった」