いよいよ始まる!最後の戦い!(脚本)
〇シックなリビング
大掃除を終えた、その日の夜。
春野桃子「大掃除が終わると、間も無く卒業式ね。寂しくなるわ」
春野雫「元気出して。有終の美をしっかり飾って、中学生になる準備をしないと」
春野正幹「そうだよ。制服だって届くし、中学生になる準備はできてるよね?」
春野桃子「一応大丈夫よ」
メリー(そういえば卒業式の日、晴れるかしら?)
〇綺麗なリビング
大久保美来「喜んで、樹!制服が届いたわよ!」
大久保樹「すげぇな!」
大久保昭雄「部屋の整理とかは終わってるだろう?」
大久保樹「どうにか済ませた!」
スマイリー「すごいね」
〇女の子の一人部屋
夏木藍衣「一通りの掃除は終わったわ」
「入るよ」
夏木藍衣「いいわ」
夏木藍衣「兄さん!!」
夏木翼「掃除は終わったかい?」
夏木藍衣「一通り終わったわ。4月から中学生ですもの」
夏木翼「勉強も頑張らないとね」
夏木藍衣「そうね」
〇おしゃれな居間
秋月萌黄「今日は学校で大掃除があったの」
秋月雄二「ちゃんとできたか?」
秋月萌黄「もちろん!!」
秋月響「こっちは先日まで修学旅行だったの。韓国旅行、楽しかったわ」
秋月俊「ちゃんと問題なくできたようだね。どうだった?」
秋月響「最高の3日間だったわ」
秋月輝子「聞かせてちょうだい」
〇ホテルの部屋
ホテルでの出来事。
秋月響「今のテレビ番組での日本の歌謡曲特集、K-popでも人気だってね」
演劇部員「そうね」
演劇部員(響ちゃんと一緒に話せて良かったわ。同じ学年で、演劇部だもの)
響は、同じ演劇部員で同じクラスの前田夢以と一緒だった。響は彼女とは同じ中学だったのだ。
妹尾里佳子「私は、さっきのボーイズバンドが素敵だったわ」
秋月響「ガールズグループも素敵だったわね。私、ファンになりそう」
楽しいガールズトークで盛り上がったようだ。
〇おしゃれな居間
秋月響「という訳。観光地巡りもしたわ」
秋月俊「お土産もありがとうね」
秋月萌黄「次はみんなで韓国に行きたいわ」
秋月輝子「受験が終わってからにしましょう」
秋月俊「そういえば、萌黄はもうすぐ卒業式だけど、中学への準備は順調かい?」
秋月萌黄「順調よ。部屋の整理は終わったわ」
秋月俊「そうか。それなら良かった」
〇綺麗なダイニング
冬元あこ「お姉ちゃんと同じ学校へ行けなくなるのは寂しいわ・・・」
冬元茜音「泣かないで。途中まで通学路は一緒じゃない」
冬元紀彦「茜音、中学生になる準備は万端か?」
冬元茜音「もちろんよ」
冬元莉子「なら良かったわ」
〇教室
卒業式前日。
外では季節外れのみぞれが降っている。
今日、卒業式のリハーサルが行われることとなった。
春野桃子「いよいよ明日で小学校ともお別れね・・・・」
大久保樹「桃子、くよくよするなよ。思い出は俺らの中でずっと生きてるんだ」
三村泰「そうだよ。時々顔を出して近況報告するのも手だしね」
春野桃子「そうね」
夏木藍衣「でも、明日が卒業式だと思うと、寂しくなるのは一緒ね」
秋月萌黄「でも、笑顔でありがとうって言わないとね」
冬元茜音「そうよ。私も、去年の3月に北海道を離れるときもちゃんと笑顔で挨拶したわ」
榎木麻衣「それでは、体育館に移動しますよ」
メンバーは移動した。
〇体育館の中
そしてここは体育館。
榎木麻衣「それではこれより卒業式のリハーサルを行います」
メンバーは、最後の手順を確認しながら進めていった。
春野桃子(もう、私たちがここに来るのも明日で終わりなのね・・)
面々は、滞りなく練習を進めた。
三村泰「桜が、満開に咲き誇っていた、6年前の春」
大久保樹「4月8日、あこがれの小学校の入学式」
春野桃子「初めてランドセルを背負って、ドキドキしながらくぐった門」
やがて、リハーサルも大詰めとなった。
これをもちまして卒業式を終了いたします。卒業生が、退場します。拍手で、お見送りください。
桃子たちが退場しようとした、その時だった!
テリブル「寂しさこそこの俺にふさわしいのだ!」
春野桃子「あっちへ行ってよ!」
夏木藍衣「卒業式のリハーサルを邪魔しないで!」
秋月萌黄「そうよ! 卒業式は大切なのよ!」
冬元茜音「わかったなら帰ってよ!」
大久保樹「そうだぞ!」
テリブル「黙れ!出て来い、ディザスター!」
ディザスター「ディザスター!」
テリブル「今日の獲物はこいつだ!」
ディザスターがとりついたのは、机の上の花だった!体育館の中は、大パニックに!
春野桃子「変身するわよ!」
大久保樹「ああ!」
「そうこなくっちゃ!」
〇キラキラ
「ミラクルマジカルチェーンジ!」
「ミラクルマジカルチェーンジ!」
チアフルスマイル「チアフルスマイル、可愛く登場!」
チアフルシック「チアフルシック、可憐に登場!」
チアフルポップ「チアフルポップ、元気に登場!」
チアフルエレガント「チアフルエレガント、美しく登場!」
チアフルナイト「チアフルナイト、勇敢に登場!」
「私たち、ミラクルマジカルガール!」
「みんなの笑顔と幸せ、守ってみせる!」
〇体育館の中
テリブル「お、おでましか。やっちまいな!」
スーパーディザスター「ディザスター!」
チアフルスマイル「行くわよ!」
チアフルナイト「ああ!」
「オッケー!」
チアフルエレガント「行くわよ!」
チアフルエレガント「それっ!」
スーパーディザスター「ディザスター!」
チアフルポップ「行くわよー!」
チアフルポップ「それっ!」
テリブル「うぐっ!やりやがったな!」
チアフルシック「行くわよ!」
チアフルシック「えいっ!」
スーパーディザスター「ディザスター!」
チアフルナイト「行くぞ!」
チアフルナイト「それっ!」
スーパーディザスター「ディザスター!」
チアフルスマイル「行くわよー!」
チアフルスマイル「それっ!」
スーパーディザスター「ディザスター!」
テリブル「やってくれるじゃねぇか!」
チアフルスマイル「とどめを刺すわよ!」
チアフルナイト「ああ!」
「オッケー!」
〇カラフル
チアフルスマイル「チアフルスマイルハート!」
チアフルシック「チアフルシックハート!」
チアフルポップ「チアフルポップハート!」
チアフルエレガント「チアフルエレガントハート!」
チアフルスマイル「ナイト、お願い!」
チアフルナイト「ああ!」
メンバーは四つ葉のクローバーを作り上げた。
「ミラクルマジカルハートライト、オン!」
「ミラクルマジカルハートライト、オン!」
クローバーからあふれ出る無数のハート!
「ミラクルマジカルクローバーアターック!」
「ミラクルマジカルクローバーアターック!」
「ミンナハッピー・・」
テリブル「チクショー!」
テリブルは爆死した。
「みんな明るく、」
「笑顔♪」
〇体育館の中
チアフルスマイル「うまくいったわね」
チアフルナイト「だな!」
「喜ぶのはまだ早いぞ!」
「あれって!?」
「もしかして!」
クライ「よくここまでこれたな。誉めてやろう!だがその喜びもここまでだ!」
チアフルナイト「帰れよ!」
チアフルスマイル「あなたには関係ないわ!」
クライ「うるせえ!所詮俺には勝てないのだ!」
部下を倒され怒り心頭のクライ!
チアフルスマイル「みんな、行くよ!」
チアフルナイト「ああ!」
「オッケー!」
ついに始まった最終決戦!ミラクルマジカルガールは、クライに勝てるのだろうか?次回へ続く!