ロード族の少女ら

ここらん

まだ幸せな日々 2(脚本)

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〇豪華なリビングダイニング
グラス「帰ってきたけれど、まだあの子たちは起きてこないのか?」
ルエル「ぼ、僕とルナサのこと、かな?」
  ルエル・レン・アクアロード
  ルナサと双子の姉妹で妹の方。
  影と汚染水を操れる竜の子。まだ10歳ほどで気弱
グラス「ルエル、お前の姉どこいった? 井戸の水切れてたよ」
ルエル「ルナサなら、まだ寝てると思うよ・・・ 僕、部屋に戻っていいかな・・・」
グラス「何をそんなに怯えてるんだ?」
ルエル「だって、人間の声が外から聞こえてきたから・・・僕、人間怖いし」
グラス「また幻聴に悩まされてるんだね 後でライラスに薬貰いな」
ルエル「薬もらったって・・・一時的だよ? もう嫌なのに」
グラス「ないよりはマシでしょ、ほら行ってきな。 ルナサの方は私が起こす」
ルエル「うう・・・う」
グラス「めんどくさくなってきた・・・ ライラス持ってってくれない?」
ライラス「わかった! じゃ、ルエルこっち来ようね!」
ルエル「うん・・・」
グラス「なんだかんだいって精神は削れるものだな」
グラス「まぁ、さっさとルナサを起こしに行くか」
  ルナサの部屋へ向かう

〇簡素な部屋
  ルナサの部屋にて
グラス「相変わらず物のない部屋だな・・・」
ルナサ「人の部屋に入って早々悪口なんて 随分いい性格になったね」
  ルナサ・レン・アクアロード
  ルエルとは双子の姉妹で姉
  家庭環境のこともあり少しひねくれている
  水を操れる
グラス「別に、事実を言っただけだけど。 物増やしたりしないの?」
ルナサ「物増やしたって死ぬ時の遺品が増えるだけだから無意味だよ」
ルナサ「私らはどうせ殺されるか老衰するかのどれかしかないんだ」
グラス「また夢も希望もないこといってるし・・・ ほんとに10歳なわけ?」
ルナサ「ルエルと違って私はお気楽な空想主義じゃないんでね」
ルナサ「それに幻覚で常に死体が見えるご身分で 夢なんて持てるわけないでしょ?」
グラス「ほんとにお前ら双子はどっちも面倒なことになってるな・・・」
ルナサ「それで?わざわざ私を呼びに来たってことは食事か問題が起きたってことでしょ?」
ルナサ「さっさと言って私の部屋から出てくれるかな?」
グラス「ほんとその口調どうにかならないのか?」
ルナサ「家にいた時からずっとこうだよ私は」
グラス「まぁ食事の準備手伝って欲しいのと 井戸の水が切れてたから補充して」
ルナサ「まぁやっとくよ」
ルナサ「あ、そうだ。 これいらないからあげとく」
グラス「物を渡す時は地面に置くなっての」
グラス「てかこれなに? 分厚い・・・本?」
ルナサ「実家からパクってきたやつ。 必要になったら勝手に開くってさ」
グラス「必要な、時?」
ルナサ「なんか、悪い意味で重大なことがあと少しで起きるって時に開くらしい」
グラス「えぇ・・・なんでそんなものを」
ルナサ「まぁ、不幸くらい先に予測しときたいし」
ルナサ「今はまだ、辛うじて平和だけど いつ壊れるかなんてわかったもんじゃないからね。 心の準備も兼ねてってやつ」
グラス「ちなみに最後に開いたのはいつだ?」
ルナサ「割と最近 大体10何年とかだとか言ってた」
グラス(10数年前っていうと・・・ この竜族が街から追い出された時期と一致する可能性あるな・・・)
グラス「まぁ貰っとくよ 回避はできないんでしょ、どうせ」
ルナサ「出来たらこうなってない」
グラス「はは、そうだね。 じゃ、先行くね」
ルナサ「・・・」
ルナサ「多分、もう一度開く時は近いかもしれないね」

〇怪しい部屋
  ルエルの部屋にて
グラス「相変わらずルエルの部屋暗いな・・・てか寝る場所無いし」
ライラス「おっ来たね! お見舞い?」
グラス「お見舞いじゃない。 単純に確認に来ただけだ」
ライラス「そっかー! ルエルの状態とか言った方がいい?」
グラス「頼んだ」
ライラス「簡単に言うとねー 扉の向こうから人間のざわめきとか銃声が聞こえるみたい」
ライラス「なんだか、投薬したけど緩和するだけで治ることは無いみたいだし」
グラス「もういっそ耳栓させて生活させるか?」
ライラス「それも、辛さを和らげるためにはありかもしれないけど、私幻聴がどんなものかよく分からないし、効かないかもね」
グラス「全く、なんでこんなめんどくさいものを患ったんだか」
ライラス「まだルエルは2桁にも及ばない年齢の時に抗争に巻き込まれたからね」

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