エピソード2(脚本)
〇タンスの置かれた部屋
私と希朱は家に帰り、夜を迎えた。
暇だったのでsnsを開く。
すると、チャットから通知が2件送られてきた。
花瀬魅華「もしかして・・・?」
花瀬魅華「・・・wやっぱり希空ちゃんだ・・・w」
チャット欄にはこのような表示された。
iro (希朱)一分前 「見てこれ、途中までだけど・・・」
そこに赤く塗られた絵が表示された。
凄くきれいに塗られていた絵で、とても感心してしまう。
褒め言葉を送ろう。
花瀬魅華「miya(私)「えっ、綺麗だしすごい上手だよ(^v^)」」
希空「ううん、私より絵上手い人いっぱいいると思うよ」
花瀬魅華「そう?私はiroちゃんの絵がとても好きだし、美味いと思うよ」
希空「褒めてくれてありがとう・・・」
希空「でも・・・」
花瀬魅華「・・・?」
希朱ちゃんはなぜか「・・・」と何かあったようなメッセージを送信した。
花瀬魅華「・・・iroちゃん、どうしたの?」
希空「いや・・・相談乗ってくれると嬉しい話だけど・・・」
花瀬魅華「ん?相談・・・?」
希空「うん相談。長文送るけど・・・ごめんね」
画面を触れずに、スマホを長く見続ける。
希空「私・・・時々自分の絵が下手だと思っちゃってさ・・・なんだかわからないけど、それが嫌で嫌で仕方なくて」
希空「miyaちゃんの褒め言葉は信じるけど、他の人が私の絵を褒めたら、全然信じる感じがしないの・・・」
希空「だって・・・この前y君に「希朱、絵下手」って耳元に囁かれて、私泣いちゃった。信じる心がなくなっちゃって・・・」
花瀬魅華「んん・・・」
キーボードを触って、メッセージを返信する。
花瀬魅華「そんな嫌われてる事ない気がする」
花瀬魅華「だって絵とか投稿するけど、大体iroちゃんの絵他の人からいいねつくし、iroちゃんの絵下手だったらいいねつくはずないよ」
花瀬魅華「みんなコメントから「上手!」とか「すごいね!」とか本当にすごいし、iroちゃんの絵を一生懸命描いてる姿私大好きだし」
花瀬魅華「クラスでもいっぱい金賞とってるじゃん」
花瀬魅華「それがiroちゃんの凄いところだよ」
花瀬魅華「それにバカにしてきたyていうやつも、もしかしたらその後で褒めてくれると思うし、自分に自信持ってほしいなー」
希空「わかった・・・!自身もってみるよ。miyaちゃんありがとう」
花瀬魅華「えへへ・・・w」
花瀬魅華「あっ・・・!!!!!!」
魅華ママ「魅華ー!ごはんもう作ったから早く食べなさいー!」
それと同時に希朱ちゃんも「ごめん、ご飯、きるね」と言い、きってしまった。
それからご飯も食べて、風呂に入って、寝て私は次の日を迎えた