【番外⑥】気が付いたら謎のままだったアレと……終わりっ?(脚本)
〇海沿いの街
〇英国風の部屋
ギン「平和って いいねぇ‥‥‥」
マモ「ほっこりしているところ、 申し訳ないのだが」
マモ「いい加減にしろよ、貴様」
ギン「な、なななな何が???」
マモ「『防水魔法』を作った理由、 教えてもらってないままなんだが?」
ギン「そんな事で、そんな怖い言い方しなくても‥‥‥」
ギン「── なら、話そう」
ギン「あれは 俺が小学生の時‥‥‥」
ギン「薪を切っていた親父が、腰やったぁ!!!!」
ギン「大丈夫か、親父ぃいい!!!!」
マモ「もう、この流れ やめろよぉ!」
〇海沿いの街
あれは、俺が小学生の時‥‥‥
(※戻ってきたギン)
〇英国風の部屋
幼少ギン((『こどもアニマル物語コンテスト』 がんばるぞぃっ))
キン・ユルシャ「おぉ、頑張ってるなぁ」
キン・ユルシャ「ジュース 置いとくな」
幼少ギン「お‥‥‥」
幼少ギン「親父! 何してんだよ!」
キン・ユルシャ「えっ、えっ?」
幼少ギン「そんな 氷たっぷりの 結露ビチャビチャなモン、 紙だらけのココに置くなよ!」
キン・ユルシャ「ごごごゴメン‥‥‥」
ぷんすかギン「ほらぁ! 原稿用紙が結露で濡れたぁ!」
ぷんすかギン「ちょっと考えれば、わかるでしょ?! こんなん置いたら 危ないって!」
キン・ユルシャ「すま‥‥‥」
幼少ギン「無神経に! おバカッ!!」
キン・ユルシャ「‥‥‥‥」
〇田舎の公園
幼少ギン((言いすぎたなぁ‥‥‥))
※秒で頭が冷える、文系と体育会系の
ハイブリッド ギン君
幼少ギン((頭が悪いんだから 仕方なかったのに))
幼少ギン((親切心でやってくれたのに‥‥‥))
幼少ギン「── そうだ」
幼少ギン「俺自身で なんとかすりゃいいだけの話よ!」
〇海沿いの街
〇英国風の部屋
幼少ギン「ただいまァ!!!!!」
キン・ユルシャ「おわぁ、おかえり ギン‥‥‥」
キン・ユルシャ「さっきは、結露ビシャビシャとゴメンな‥‥‥」
幼少ギン「その『結露ビシャビシャドリンク』を 持ってこぉい!!」
キン・ユルシャ「?!」
〇英国風の部屋
キン・ユルシャ「持ってきたぞ‥‥‥?」
幼少ギン「『Αδιάβροχη μαγεία』!」
キン・ユルシャ「‥‥‥!」
キン・ユルシャ「結露が固まって、コップが イボイボでキモいことに‥‥‥!」
幼少ギン「コップを逆さまに してごらん‥‥‥?」
キン・ユルシャ「こぼれ‥‥‥ない?」
幼少ギン「コップに薄く伸ばした魔力をかぶせて、 水がこぼれないようにしてるんだ‥‥‥」
幼少ギン「‥‥‥周りの結露を拭いてから魔法を かけないと、ツブツブがキモい事になるな」
幼少ギン「ふむ、次から気をつけよう」
キン・ユルシャ((夕方までの間に、新魔法を作ったのか?))
キン・ユルシャ「ん?」
キン・ユルシャ「こぼれない、という事は つまり 『飲めない』のだが‥‥‥」
幼少ギン「『解除』!」
幼少ギン「これで 飲めるやろがぃ‥‥‥!」
キン・ユルシャ「逆に、原稿用紙には コレかけないのか?」
幼少ギン「‥‥‥ペンのインク はじいちゃって 何も書けないだろ」
キン・ユルシャ「なぁる‥‥‥」
〇英国風の部屋
ギン「‥‥‥‥と」
ギン「いうわけでした‥‥‥」
マモ((しょうもねぇ‥‥‥))
〇空
※漫画で描きたかったプチネタ
〇テーブル席
ギン「親父、俺さ‥‥‥」
ギン「『反抗期』に入るぜ‥‥‥!」
キン・ユルシャ「お、おぉ‥‥‥」
ギン「物書きたるもの、一度は反抗期を 通らなきゃと思って‥‥‥!」
キン・ユルシャ「で、具体的には何をするんだ?」
ギン「『親の作る料理を食べない』とか?」
キン・ユルシャ「食べてくれないのか?」
ギン「そんな事ねぇよ! 超食べるよ!」
ギン「‥‥‥じゃあ、何か『くちごたえ』するとか」
キン・ユルシャ「あ〜‥‥‥ 文句あるなら、ぜひ言ってくれ‥‥‥」
ギン「ん〜‥‥‥ 「もうちょっとちゃんと掃除やって」は いつも言ってるしなぁ」
※それは『くちごたえ』ではない
キン・ユルシャ「『反抗期のプロ』っぽい人に訊いてみる のはどうだ?」
ギン「プ、プロ?」
キン・ユルシャ「よぉし、プロに会いに行くかぁ!」
ギン「あぁ、はぁ‥‥‥」
ギン「荷物 持つぜ」
キン・ユルシャ「おぉ、ありがと‥‥‥」
※この時点でもう、反抗期ではない
〇裏通りの階段
キン・ユルシャ「お。丁度いい!」
キン・ユルシャ「なぁ、息子が反抗期に入りたいそうなんだが コツとかって あるか?」
ギン「ほら、メチャクチャ反抗期してそうじゃん?」
ギン「ニコさんって」
町人A(禁煙中)「お前ら、俺をなんだと‥‥‥」
ギン「校舎の窓を割り回ってそう‥‥‥」
ギン「でも俺、そんな酷い事したくないから‥‥‥ マイルドな反抗期をさ」
町人A(禁煙中)「俺もそんな事したことねぇよ‥‥‥」
キン・ユルシャ「俺は、自分がどんな反抗してたか 覚えてないしでさぁ」
町人A(禁煙中)((ナキュ先生時は、結構 反抗期だったなぁ‥‥))
町人A(禁煙中)((なついな‥‥‥))
町人A(禁煙中)「とりあえず、ギン君‥‥‥ 荷物を持ってあげるのやめたら?」
ギン「若くて元気な奴が 荷物持つのは 当然のことでしょお!」
町人A(禁煙中)「反抗期、諦めたほうがいいんじゃないかな‥‥」
〇海沿いの街
〇ヨーロッパの街並み
ギン「‥‥‥‥で」
ギン「皆さんって‥‥‥」
ギン「親父が”エルム・ナキュ”に 戻ってほしいとは思ってないのですか?」
町長「たまぁに、そう思うが‥‥‥」
町人A(禁煙中)「今更なぁ‥‥‥っていう」
町人B(本好き)「精神的な? 脳のアレ? を 外部から どうかしていいものか わからないし」
町長「それに、今の姿でナキュ先生に 戻られても‥‥‥」
〇幻想2
キン・ユルシャ「わぁ! このお菓子、超おいしい〜🌼」
キン・ユルシャ「あのお洋服、可愛いぃ〜♥」
キン・ユルシャ「ゴキブリ コワイよヤダよキモい〜〜💦」
〇ヨーロッパの街並み
町長「ワシ、魔法ぶっ放す自信があるぞ」
町人A(禁煙中)「俺も、ぶん殴る自信がある」
町人B(本好き)「そんなキンさんも イイと思う‥‥‥💘」
ギン「た、確かに‥‥‥そんな“混じった状態”は ちょっとなぁ‥‥‥」
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防水魔法の謎がやっとWWW(そういえば謎のままだった!)
「俺、邪魔だからどっか行ってようか?」的な言い草のギン君ちょっと待って……泣く😭
『いらなくなったら、また捨てられるかな?』と思ってのアレですかやべぇ泣く……
もうwwww最後の最後に親父さん絡みの可愛いのばかりでありがとうございます🤦♀️カワイ~
続編?!絵師編?!?!?!
わぁん仲良し父子尊い😭反抗期なんて必要ないない!!
そして腰痛の悲鳴が激しく同意www
私もナキュ先生はその内滲み出てくると…ていうかお酒飲めば確率が上がる(笑)
ラスト挿絵カワイイ最高…でも…最後かぁ😭
コミカライズ超絶楽しみに続きお待ちしたります!!
先生が滲み出てる親父さんがキモ可愛いwwwwww
これじゃ反抗期なんて無理じゃないですかギン君www
というかちょっと待って下さい、最後の最後がだいぶファザコン祭〜〜〜うぅ……尊い……とか思っていたら、す、すごく気になる新作……?えっ、絵師編……?!
いろいろ漫画などお疲れ様です!😭完結有り難うございます!
いろいろ更新されて……うわぁ、ちまちま見ていきたいです〜!