『訪れる』シリーズ 同い年のれんちゃん 2

八野なな

先輩(同い年) 親戚 一緒にご飯(脚本)

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〇駅前ロータリー(駅名無し)
れん「ごめん!待った?」
先輩(同い年)「いや、全然。 今来たとこ」
れん「ありがとう! ごめんね、わざわざこっちまで来てもらって」
先輩(同い年)「いや、いいよ! 隣町に来るの久々で、何か嬉しいよ」
れん「本当!?良かった!」
先輩(同い年)「うん」
れん「じゃあ、行こっか!」
先輩(同い年)「そうだね」
れん「私の両親に挨拶に!」
先輩(同い年)「何で!?挨拶? というか、親戚だからお互い知ってるけど!」
れん「そうだったね。両親公認だったね!」
先輩(同い年)「それは知らんけど・・・・・・」
れん「えっ?」
先輩(同い年)「えっ?」
れん「あぁごめん、ごめん。 今日はご飯に行くんだったね」
先輩(同い年)「そ、そうだよ! 変な冗談言わないでよー」
れん「あん?冗談なんか言ってねーよ」
先輩(同い年)「うん?」
れん「ううん、何でもないよ!! じゃあ行こっか!」
先輩(同い年)「ご飯にだよね!?」

〇ファミリーレストランの店内
れん「う~ん、何食べようかな」
先輩(同い年)「迷うよね」
れん「パスタにしようかな~」
先輩(同い年)「いいね」
れん「ピザもいいな~」
先輩(同い年)「いいね」
れん「君とキスがいいかな」
先輩(同い年)「いいね」
れん「いいね!?いいんだな!? 言ったな今!?」
先輩(同い年)「え!?ごめんごめん!! ちゃんと聞いてなかった」
れん「は?」
先輩(同い年)「ごめん」
れん「ううん、大丈夫だよ」
れん「えーっと、私はボロネーゼにしようかな」
先輩(同い年)「そっか、じゃあ俺はピザにしようかな」
れん「ドリンクバーも付けない?」
先輩(同い年)「いいよ、付けようか!」
れん「じゃあ、注文しちゃうね!」
先輩(同い年)「うん、ありがとう」
れん「・・・・・・ 注文したし、飲み物取ってこようかな」
先輩(同い年)「それなら俺が取ってくるよ!」
れん「本当?ありがとう! じゃあ・・・・・・君と同じので」
先輩(同い年)「えっ?同じでいいの?」
れん「うん! グラスは1個でストローは2つね!」
先輩(同い年)「へっ?」
れん「えっ?」
先輩(同い年)「えーっと、何て?」
れん「君と同じので!」
先輩(同い年)「その後は?」
れん「その後?」
先輩(同い年)「グラスは?」
れん「え?そんなの2個だよ」
先輩(同い年)「だよね!!」
れん「えっ、1個のグラスで飲みたいの?」
先輩(同い年)「いや、そんな事はないけど・・・・・・」
れん「あるだろ!そんな事あるだろ!飲みたいだろ!!」
先輩(同い年)「・・・・・・」
れん「・・・・・・」
先輩(同い年)「取ってくるね」
れん「ありがとう!」
れん「・・・・・・ 私のが先に来たね」
先輩(同い年)「俺の事は気にしないで先に食べて!」
れん「ありがとう! じゃあ・・・・・・はい!あ~ん」
先輩(同い年)「うん?」
れん「はい、あ~ん!!」
先輩(同い年)「うん?」
れん「口開けろよ!」
先輩(同い年)「えぇ!?!?!?」
れん「何でもないよ! ・・・・・・あ~美味しい!」
先輩(同い年)「そ、そう。良かった」
れん「あっ、君のも来たね!」
先輩(同い年)「お!美味しそうだ」
れん「美味しそうだねー」
先輩(同い年)「うん」
れん「あーん」
先輩(同い年)「!?」
れん「あーん・・・・・・」
先輩(同い年)「うん??」
れん「一口くれよ!」
先輩(同い年)「え!?」
れん「え!?」
先輩(同い年)「・・・・・・一口食べる?」
れん「いいの?ありがとう!!」
先輩(同い年)「自分で取って食べてね・・・・・・」
れん「何だと!?」
先輩(同い年)「え!?」
れん「何でもないよ! じゃあ、貰うね!」
先輩(同い年)「(今日を無事に乗りきれるだろうか・・・・・・)」

コメント

  • れんちゃんファミレス編、想像以上に大胆でアクティブで😂
    グラスは1個でストローは2つ……絶妙なチョイスですね✨
    “先輩(同い年)” という力業な表記にジワってしまいましたꉂ🤣

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